【川越氷川神社の観光ガイド】縁結びの名所で日本の風情を感じよう
縁結びのパワースポットとして有名な「川越氷川神社」。
自然豊かな境内では四季折々の景観と日本ならではの風情を感じられるだけでなく、ユニークなお守りやおみくじなど、様々な体験ができる。
この記事では見どころ満載の「川越氷川神社」の魅力と絶対に外せない見どころ、周辺の観光スポットまで詳しくご紹介。
「川越氷川神社」を満喫するために、ぜひ熟読してほしい。
川越氷川神社ってどんなところ?
埼玉県川越市にある「川越氷川神社」は、約1500年前に創建されたと伝えられる、長い歴史を持つ神社だ。
「川越氷川神社」には主祭神である素盞鳴尊(すさのおのみこと)、その妻である奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)と子供である大己貴命(おおなむちのみこと)、奇稲田姫命の父と母である、脚摩乳命(あしなづちのみこと)と手摩乳命(てなづちのみこと)の5柱の神々が祀られている。
5柱の家族と縁結びの神様である大己貴命が祀られていることから、家族円満・夫婦円満・縁結びのご利益があるとされている。
縁結びのご利益が特に有名で、お守りやイベントなどは縁結びに関するものが多い。
絵馬や風鈴に囲まれた日本らしい空間やかわいらしいお守りは、「川越氷川神社」の大きな魅力だろう。
その中でも絵馬がトンネル状に奉納されている「絵馬トンネル」は必見だ。
ユニークな「鯛みくじ」も人気を博している。
川越氷川神社の成り立ち
「川越氷川神社」は、541年に創建されたと言われている。
1457年に川越城が築城されてからは、城下の守護神・藩領の総鎮守(守り神)として歴代城主によって敬われ、江戸時代(1603〜1868年)になっても、歴代の川越の領主に敬われていた。
城下の人々からは「お氷川様」の愛称で親しまれていたそうだ。
川越氷川神社へのアクセス
川越観光の移動拠点である川越駅から「川越氷川神社」には、バスでアクセスできる。
「川越駅」東口から「東武バス」へ乗車し、「川越氷川神社」で下車。
所要時間はたったの15分程度とアクセスも抜群だ。
川越氷川神社の参拝可能時間と入場料
川越氷川神社の参拝可能時間と入場料は、下記の表の通りだ。
境内の見どころを楽しむためには30分〜1時間程度かかるので、所要時間を計算して観光しよう。
- 参拝可能時間
- 8:00〜18:00
- 入場料
- 無料
川越氷川神社のお勧め観光シーズンは?
「川越氷川神社」を観光するなら、夏がお勧め。
例年7月から9月には、「縁むすび風鈴」が開催されるからだ。
この時期の境内には、約2,000個の色鮮やかな風鈴が飾られる。
たくさんの風鈴が飾られた「風鈴回廊」や風鈴が奏でる涼しげな音色から、日本の風情を感じられるはずだ。
ユニークな体験ができる!川越氷川神社の見どころ5選
「川越氷川神社」は縁結びのパワースポットということもあり、縁結びに関わるお守りやおみくじなどが人気だ。
それだけでなく、美しい建造物や神秘的な空間も楽しめる。
ここからは、数ある「川越氷川神社」の見どころの中でも、外せない見どころを厳選して紹介しよう。
1. 良縁に恵まれる1日20個限定のお守り「縁結び玉」
「川越氷川神社」には、境内の小石を持ち帰って大切にすると、良縁に恵まれるという言い伝えがある。
「縁結び玉」はこの言い伝えを元にしたお守りで、巫女が本殿前の小石をひとつひとつ拾い集め、麻の網に包んだ後、毎朝神職がお祓いをしてお守りにしている。
1日20個限定で無料配布、境内で午前6時から整理券が配られるので、頑張って早起きしよう。
縁結びのお守りは、人の目に触れにくい場所に入れて持ち歩くと良いとされている。
もらった「縁結び玉」は、財布やポーチの中に入れて大切にしよう。
2. 恋占いもできるユニークな「鯛みくじ」
「川越氷川神社」のおみくじと言えば、鯛の形をした「鯛みくじ」。
「鯛みくじ」は手で引くのではなく、専用の釣り竿を使って釣りあげる。
鯛の色は赤とピンクの2種類で、色によって占える内容が異なる。
赤い鯛の名前は「一年安泰」をかけた「一年安鯛みくじ」で、運勢の吉凶を占うもの。
ピンク色の鯛の名前は「会いたい」をかけた「あい鯛みくじ」で、恋運を占うものとなっている。
季節によって限定色が追加されるので、赤とピンク以外の色を見つけたら、限定色を釣ってみてはいかがだろうか。
「鯛みくじ」は持ち帰ってお守り代わりにすると、素敵なご縁に恵まれると言われている。
3. 願いが集まる神秘的な空間「絵馬のトンネル」
絵馬がトンネル状に奉納されている絵馬のトンネルは、「川越氷川神社」を参拝するなら外せないスポットだ。
「絵馬」とは、何かを祈願するときや、願いが叶ったお礼をするときに神社へ奉納するもので、多くは絵が描かれた木の板となっている。
絵馬のトンネルは、祈りの集結を目に見える形にするために作られた。
このトンネルは本殿の隣にあり、奉納されている絵馬の数は約3万枚。
トンネルの中はたくさんの絵馬の隙間から光が差し込む神秘的な空間となっており、風が吹くと吊るされた絵馬が軽やかな音を立てる。
4. 国内最大級の木造鳥居「大鳥居」
境内の入口にある「大鳥居」は日本最大級の木製鳥居で、その高さはなんと15m。
大鳥居は1990年に建てられたもので、扁額(門・鳥居などの高い位置に掲げられる額や看板)の社号文字は勝海舟(かつかいしゅう)の直筆によるものだ。
5. 心身の穢れを祓える「人形流し」
境内にある「浄化の小川」では、人形(ひとがた)と呼ばれる和紙を流して心身の穢れを祓う「人形流し」を行える。
「人形流し」を行うときは、初穂料を納めて人形に3度息を吹きかけ、穢れを移すために人形を身体に撫でつける。
そのあとは「祓いたまえ、清めたまえ」と唱えながら、人形を小川に浮かべよう。
この「人形流し」では、無意識のうちに犯した罪や、心身の穢れを取り除けると伝わる。
日本の歴史や文化を満喫!川越氷川神社の周辺観光スポット4選
川崎には、日本の歴史や文化を味わえる観光スポットが数多く存在している。
「川越氷川神社」を満喫したら、合わせて訪れて欲しい観光スポットを紹介しよう。
1. 時の鐘
都心から約1時間という近さにも関わらず、趣のある街並みを楽しめる川越。この街を代表する観光名所のひとつが時の鐘だ。
昔ながらの蔵造りが並ぶ通りの中で、ひときわ存在感を放つランドマークとなっている。
木造3層のやぐらで、高さは約16メートル。6時、正午、15時、18時の1日4回、鐘が鳴り時を告げる。
2. 川越まつり会館
川越まつり会館は、毎年10月に行われる埼玉三大祭りの一つである「川越まつり」の歴史や魅力を伝える施設。
建物の中は2階建てになっており、1階はまつりを準備する様子や携わる人たちの想いに触れられる。
ここでは日曜・祝日にお囃子の実演が行われている。
13:30と14:30の1日2回、まつりならではのリズムと音色を味わうことができるので、タイミングが合えば楽しんでいこう。2階では、まつりやお囃子の歴史を紹介。
貴重な映像や資料を見られる。
3. 喜多院
慈覚大師が830年に創建した天台宗の名刹。
江戸時代初期(1603-1700頃)、名僧天海大僧正が住職をつとめたとして知られている寺だ。
江戸城から移築された三代将軍徳川家光・春日局ゆかりの建物など多くの文化財を所蔵している。
広い境内に立つ山門、鐘楼門、慈眼堂なども国の重要文化財に指定されており、今もなお当時の面影を色濃く残している。
4. 小江戸川越一番街商店街
江戸まで流れる「新河岸川」を利用して、米や野菜などの食料を運ぶ重要な要所として栄えた「川越」。
今も蔵造りの情緒ある建物が並び、当時の面影を色濃く残したスポットが点在することから、現代の小江戸と呼ばれ親しまれている。
そんな川越のメインストリートである「小江戸川越一番街商店街」には、老舗から最新ショップまで個性豊かな100店舗以上のお店が軒を連ねる。
川越ならではのお芋を使ったスイーツやウナギ料理店から、クラフトビール店や雑貨店まで多彩な魅力が集結。テイクアウトにぴったりなスイーツやグルメも充実している。
川越氷川神社に関するよくある質問
Q
川越氷川神社で桜は見られる?
川越氷川神社ではなく、裏手にある「新河岸川」が桜の名所として有名です。
Q
川越氷川神社のご利益は?
縁結びや夫婦円満、家族円満などのご利益があるとされています。
Q
縁結び風鈴はいつ開催される?
例年7月から9月に開催されます。
まとめ
「川越氷川神社」では、恋愛成就や良縁成就を願うだけでなく、ユニークなおみくじを引いたり、風鈴や絵馬で日本情緒を感じたりと、様々な楽しみ方ができる。
「縁結び」の「縁」は、異性との縁だけでなく、仕事や友達など全ての縁を指すため、人間関係に悩んでいる方にもお勧めだ。
この記事で紹介した観光スポット以外にも、埼玉には多彩な魅力を持つスポットが多いので、ぜひこちらの記事も参考にして欲しい。