新宿から約25分!府中市で体験する本格寿司作り&日本酒飲み比べツアー
7世紀頃には武蔵国(東京都・埼玉県のほぼ全域と神奈川県の一部)の国府(役所のある都市)が置かれ、江戸時代には宿場町として栄えた東京都府中市。そんな歴史深い府中市で開催されているのが、寿司作り体験と日本酒の飲み比べ、そして「大國魂神社」へ参拝する、日本の歴史や文化、食を体験することができる盛りだくさんなツアーです。英語が堪能なガイドの付き添いのもと、熟練の寿司職人から寿司作りを教わり、地元の酒造店で日本酒を味わうという特別な体験を提供しています。新宿駅から電車で約25分とアクセスも抜群な府中市で、日本伝統の食とお酒、そして文化を体験してみませんか。
府中市って?
東京都の中心部に位置する府中市。古くには国府が置かれた地であり、江戸時代には宿場町として栄えた歴史ある土地です。
そんな府中市には国府が置かれていた頃の遺跡「武蔵国府跡」をはじめ、「大國魂神社」や創建年代不詳の古刹「善明寺」などの史跡や神社、仏閣が多数点在。また、アミューズメント施設としても人気の「東京競馬場」など多彩な観光スポットがあります。
京王線府中駅の横には国内で唯一、国の天然記念物に指定されているケヤキ並木が広がるなど緑豊かな場所でもあり、東京近郊をはじめ国内外から観光やレジャーに訪れる人が多いエリアでもあります。
府中市へのアクセス
新宿から約22kmの場所に位置する府中市。
市の中心部へは京王線府中駅、またはJR府中本町駅が便利です。
- 京王線府中駅:新宿駅からは京王線特急で約25分、高尾山口駅からも約30分で到着します。
- JR府中本町駅:新宿駅からJR中央線と武蔵野線で約35分、東京駅からも新宿駅経由で約50分で到着します。
京王線府中駅から出発!まずはミーティングポイントの府中市観光情報センターへ
今回の体験ツアーが行われる府中駅までは、京王線新宿駅から特急に揺られて約25分。府中市の中心部にある府中駅は、ショッピングセンターや飲食店が集まる賑やかなエリアです。寿司作り体験&食事は15時頃スタートなので、ツアー参加前に駅周辺を散策しつつ、飲食店で小腹を満たしておくのがおすすめ。ただし、あまり満腹にならないように注意しておきましょう。
府中駅からはまず、今回のツアーの待ち合わせ場所である「府中市観光情報センター」を目指しましょう。観光情報センターまでは府中駅南口から徒歩約5分。約120本のケヤキが植えられた、約500メートル続く気持ちのいいケヤキ並木を通り抜けます。こちらは「馬場大門ケヤキ並木」と呼ばれ、ケヤキ並木としては日本で唯一の国の天然記念物に指定されています。広々とした道を歩いていくと、左側に観光情報センターが見えてきます。この観光情報センター前でガイドと待ち合わせします。
英語が堪能で、府中市の歴史にも詳しいガイドと合流して、まずは、「大國魂神社」へ!
厄除けや縁結びのご利益がある大國魂神社へ参拝
ツアーは「大國魂神社」への参拝からスタート。大國魂神社は1900年以上の歴史を持つ由緒ある神社で、武蔵国の守護神である大國魂大神を祀っています。樹齢約400年のケヤキは大國魂神社の大鳥居脇、拝殿に向かって右側に立っているので、こちらも注目です。また、本殿の裏手には、樹齢1,000年を超える御神木の大イチョウがあります。ほかにも境内には複数の摂末社がありそれぞれにご利益がありますが、とくに厄除けと縁結びのご利益でよく知られています。
境内は広大でどこから見てまわればよいか迷ってしまいますが、ガイドが見どころを解説してくれるのでご安心を!大國魂神社の歴史や由緒のほか、神社とお寺の違いや、二拝二拍手一拝で拝礼する参拝の作法なども丁寧に解説してくれるので、日本の文化や信仰についてより深く知ることができます。厳かな雰囲気の大國魂神社をゆっくり歩きながら、神聖な空気を感じましょう。
より深く大國魂神社の信仰に触れるなら、「おみくじ」と「人形(ひとがた)流し」に挑戦してみてはいかが。くじを引いて吉凶の運勢を占う「おみくじ」は、内容は日本語で書かれていますが、ガイドがその意味を翻訳して教えてくれますよ。「吉」や「凶」が書かれた「おみくじ」を見る際のドキドキ感は、旅の思い出になること間違いなしです。
また、「人形流し」は自らの厄や穢れを紙製の人形に移して水に流すことでそれらを取り除くという儀式。大國魂神社では摂社の「水神社」からつながった小川に人形を流します。
※おみくじ、人形流しともに初穂料100円が必要
ここでクイズ!大國魂神社の摂社のひとつで演芸の神様、安産の神様として崇敬される天鈿女命(あめのうづめのみこと)を祀る「宮乃咩神社(みやのめじんじゃ)」で安産を祈願して奉納するこの柄杓は、なぜ底が抜けているのでしょうか?答えはツアーに参加してガイドから直接聞いてみてくださいね。実際のツアーでもクイズなどを交えながら、神社の豆知識を楽しく解説してくれます。
日本料理店「三松本店」で、職人気分を味わいながら寿司作り体験!
「大國魂神社」に参拝したあとは2分ほど歩いて、地元客に人気の日本料理店「三松本店」に向かいます。こちらでは寿司作りを体験。実際に板前が寿司を握るカウンターに入り、熟練の寿司職人から寿司作りを教わります。職人が着用する作務衣を羽織って、気分は寿司職人!
体験中はガイドが職人とのコミュニケーションを通訳してくれるほか、寿司作り中の写真をたくさん撮ってくれるのもうれしいポイント。雰囲気たっぷりのカウンターで職人と並んで寿司を握るという体験は、日本らしい最高の思い出になること間違いなしです。
作務衣を羽織って手を洗ったら、早速寿司作りに挑戦!寿司に使うシャリと呼ばれる酢飯を握り、刺身などのネタとワサビをのせて形を整える寿司作りは一見簡単そうですが、シャリの量や力の入れ加減で味や見栄えに大きな差が出ます。そんな寿司職人の熟練の技を間近で見て、コツを聞きながら寿司を握ってみましょう。
握るのはベーシックな握りのほか、難易度が高い海苔を使った軍艦巻きや細巻きにもチャレンジ!ネタはマグロやエビ、イクラなど、その時期の旬な魚介が用意されています。そして寿司作り体験後は、自分で握った寿司を実食!苦労して握った寿司は、おいしさもひとしおです。
老舗酒造店「酒座 中久本店」で日本酒の飲み比べ!
ツアーの最後には、三松本店から徒歩5分ほどの場所にある、地元の酒造店で日本酒の飲み比べ体験を。1860年から府中で地酒を造る老舗酒造店「酒座 中久本店」にて、日本酒3種の飲み比べをします。日本酒は全国各地で造られていますが、その味わいは地域や酒蔵によってさまざま。すっきり辛口なものから芳醇で香り豊かなものまで個性あふれる日本酒を飲み比べして、好みの味を見つけてみましょう。
飲み比べで提供される日本酒は全国各地から取り寄せたもので時期によって銘柄は異なりますが、味の特徴や違いがわかりやすいものが3種用意されています。試飲の前にはスタッフがそれぞれの産地や味わいの特徴を説明してくれるほか、ガイドによる「そもそも日本酒とは?」といったレクチャーも。日本酒についてよく知った上で試飲すれば、より日本酒の味わい深く感じられるはず。
試飲で気に入ったお酒が見つかれば、もちろんその場で購入することも可能。「酒座 中久本店」では、日本全国から厳選した日本酒のほか、焼酎やワイン、ウイスキーなどが揃っています。とくに府中の地酒として愛されている日本酒「國府鶴」は、府中のお土産にぴったりです。
体験情報データ
- 体験名称
- Sushi-making class taught by a professional master sushi chef and sake-tasting tour
- 住所
- 待ち合わせ場所:府中市観光情報センター(東京都府中市宮町3-1)
- 営業時間・実施時間
- 13:00集合、計3時間
- 料金
- 1人US$92
- 支払い方法
- クレジットカード、PayPal
- 受け入れ可能な人数(グループ)
-
最小参加人数1名、最大参加人数3名
※20歳以上のみ参加可能 - 多言語サポート
- 英語
- 公式サイト
- 公式サイト
まとめ
今回ご紹介した「本格寿司作り&日本酒飲み比べ」体験ツアーはいかがでしたか?
古の時代より、長年この地で信仰を集めてきた「大國魂神社」でその土地に深く根ざした日本の神道についてはもちろん、府中市の歴史や文化について触れることができます。また、熟練の寿司職人直々に、寿司作りを教えてもらうスペシャルな時間を過ごし、さらには日本酒の飲み比べも! 寿司を自分で握ったり、日本酒の味の違いを、説明を聞きながら味わってみたりと、充実したひと時を過ごすことができます。
大國魂神社を中心に、歴史ある府中市ならではの特別な体験が楽しむことができるのは、こちらのツアーならでは。また、英語ガイドによる歴史や日本文化の紹介で、より深い体験が可能になります。都心からのアクセスも便利なので、ぜひ今回のツアーに参加してみませんか?
府中市には、ほかにもショッピングや食事が楽しめる「大東京綜合卸売センター」やお土産探しにぴったりの「郷土の森観光物産館」など多彩なスポットが盛りだくさん。今回のツアーと併せて旅を組み立ててみるのもおすすめですよ。