古き良き日本の魅力と雪景色を堪能!会津若松の人気観光スポット12選
自然に囲まれ、城下町として栄えた時代に育まれた伝統文化や建造物が残る街「会津若松」。
自然景観はもちろん、歴史情緒漂うスポットや伝統工芸、郷土料理など、古き良き日本の魅力が詰まっている。
この記事では「会津若松」の魅力と人気観光スポットを軸に、お勧めの宿泊施設などを紹介していく。
「会津若松」の魅力を余すことなく満喫したい方は、記事を参考に観光してみよう。
会津若松ってどんなところ?
「会津若松市」は福島県の西部に位置し、険しい山々に囲まれた盆地で、年間や昼夜で寒暖差が激しい豪雪地帯としても有名。
「会津若松」の美しい雪景色は、桜や紅葉の季節に広がる絶景にも負けない魅力を持つ。
古くから日本海側、東北地方の交通要衝として城を中心とした街が形成され、栄えてきた。
そのため、様々な文化が生まれ発展し、今でもその伝統文化と歴史的建造物は脈々と受け継がれている。
魔除けの意味がある定番の赤べこをはじめ、上品で美しい絵が特徴的な会津漆器や会津木綿(木綿を平織りしたもの)など、豊富な伝統工芸がその筆頭だ。
こづゆ(会津若松の郷土料理で、ホタテで出汁を取ったスープに様々な具材を加えて煮込んだ汁物)や田楽(大根などの様々な食材に味噌のたれを付けて焼いたもの)などの名物グルメも多く、親しみやすい味わいが特徴。
会津若松のおすすめの観光シーズンは?
会津若松の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月): 軽めのジャケットおよび薄手のセーター
- 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
- 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
- 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット
会津若松への移動方法は?
東京から「会津若松」を訪れるなら、まずは「郡山」まで新幹線で向かい、そこから在来線や高速バスを利用しよう。
どのルートでも、2時間30分から3時間ほどの所要時間になるはずだ。
会津若松観光の主要交通手段
「会津若松」の観光スポットを巡るなら、主に利用するのは公共バスになるだろう。
本数はあるため、時間さえ気を付ければ不便には感じないはず。
レトロな街並みがひとつの魅力である「会津若松」は、レンタカーを借りてドライブするのもお勧め。
時間を気にすることなく、小回りの利いた移動ができる。
古き良き日本の魅力に出会える!会津若松の人気観光スポット7選
豊かな自然が織りなす美しい風景・レトロな街並み。歴史的建造物と、古き良き日本の魅力や歴史、伝統文化を感じられるスポットの多い「会津若松」。
「会津若松」の魅力を感じられる温泉郷があるのも、嬉しいポイントだ。
そんな「会津若松」を観光するなら、外せないスポットを紹介しよう。
1. 会津さざえ堂(円通三匝堂)
さざえ堂は、白虎隊自刃の地として知られる飯盛山の山腹にある観音堂で、正式名称は円通三匝堂という。
1796年建立の三層六角形の観音堂で、高さは約16.5m。当時この地にあった正宗寺の僧、郁堂が建立した。
このお堂は外観もかなり風変りだが、内部はさらに奇想天外で、中に入るとさざえ堂と名付けられた理由もよくわかる。
2. 鶴ヶ城
桜の名所としても知られ、会津若松市のシンボルとなっている城。
正式名称は若松城で、会津城または会津若松城と呼ばれることもある。
日本で唯一、赤瓦でふかれた天守閣は、藩政時代の美しい城の姿を今に伝えている。
天守内部は「若松城天守閣郷土博物館」となっており、地域の歴史に関する資料が展示されている。
3. 七日町通り・野口英世青春通り
七日町通りと野口英世青春通りは、会津若松市の中心部に位置するレトロな観光ストリート。
明治から大正、昭和初期の建築が軒を連ね、通りを歩けば古きよき時代にタイムスリップしたかのような雰囲気を楽しめる。
七日町通りは城下の西の玄関として、会津一の繁華街としてにぎわった通り。
4. 会津武家屋敷
東山温泉近くに位置する、会津藩家老の西郷頼母の屋敷を復元し、周囲に移築復元された伝統建築や資料館などを配した大規模な歴史ミュージアムパーク。
西郷頼母の家老屋敷は、木造畳敷きの壮大な武家屋敷で、藩主を接待した「御成の間」や家老の寝室「奥一の間」など38もの部屋がある。
5. 會津藩校 日新館
日新館は、藩の人材育成を目的に1803年に開校された會津藩校。
上級藩士の子弟は10歳になると日新館に入学し、論語など古典の素読のほか、弓術、砲術、水練(鎧を着けたまま泳ぐ練習)また医学、天文学なども学んだ。
日新館校内には、孔子を祀る大成殿や上級学問所であった大学、素読所、武道場、日本で初となる水泳プール(水練水馬池)などがあるが、実はすべてが残された資料をもとに1987年にこの場所に復元されたもの。
6. 会津東山温泉
「会津の奥座敷」として知られる東山温泉は、約1300年前に行基上人が三本の足のカラスに導かれて発見したと伝わる由緒ある温泉郷。
会津若松市街から車で約15分という近場にありながら豊かな自然に囲まれ、都会の喧騒を忘れられる閑静な温泉地として人気がある。
質はおもに無色透明の硫酸塩泉。きりきず、神経痛、皮膚病などに効能があるとされる。
7. 飯盛山
会津盆地の東端、年間200万人もの観光客が訪れる会津若松市屈指の観光地。
標高314mの小高い山の頂上へは、徒歩で登れるのはもちろん、有料のエスカレータを利用して気軽にアクセスすることもできる。
旅情と絶景を堪能!会津若松のお勧め交通機関2選
「会津若松」を巡るなら、これから紹介する交通機関を利用してみてほしい。
四季折々で姿を変える自然景観を車窓から楽しめるほか、特別感のある内装で旅情をより深く味わえるだろう。
1. JR只見線
JR只見線は、福島県の会津若松駅と新潟県の小出駅を結ぶ約135.2㎞の路線。山深い只見川の渓谷を縫うように走り、春の桜、夏の緑、秋の紅葉、冬の雪と四季折々の風景を車窓から楽しめる。
単線でほとんどが無人駅のローカル線だが、人気投票で常に上位にランキングされる誰もが認める絶景路線である。
2. SLばんえつ物語
JR東日本・磐越西線の新津駅(新潟県)~会津若松駅(福島県)を運行している観光用の快速列車。
機関車はC57-180号機。その気品のある姿から「貴婦人」との異名をもつ。
運行日は4~11月の土日祝を中心に1日1往復。
乗車券のほか指定席券が必要となる。白煙を上げて走る機関車は、阿賀野川に沿いながら緑の山々を抜けていく。
極上の癒しを体験できる!会津若松でお勧めの旅館3選
「会津若松」の魅力が詰まった温泉郷「東山温泉」・「芦ノ牧温泉」にある、お勧めの旅館をご紹介。
美しい自然やレトロな雰囲気を楽しみつつ、温泉に癒されてみよう。
「会津若松」の食材を活かした料理も味わえるので、紹介する旅館にぜひ宿泊してほしい。
1. 向瀧
会津若松の奥座敷、東山温泉を代表する老舗の温泉旅館。
江戸時代に会津藩指定保養所として利用されていた「きつね湯」を譲り受け、温泉宿として、1873年に開業した。
大浴場は、会津藩士たちの体も癒やした「きつね湯」と、窓から自然の景色を楽しめる「さるの湯」があり、どちらも男湯、女湯がある。貸し切りの家族風呂もあり、いずれも加水、加温なしの源泉100%かけ流し。
日帰り入浴は受け入れていないが、そのぶん、宿泊客は名湯をゆっくりと楽しめる。
2. 会津芦ノ牧温泉 大川荘
急流が造り上げた奇岩や絶壁が続く大川渓谷沿いに位置し、約1200年前に開湯したと伝わる芦ノ牧温泉。
阿賀川に面した「大川荘」は、客室や露天風呂からも渓谷美を堪能できる温泉旅館だ。
宿に足を踏み入れると目に飛び込んでくるのが、地下から1階部分を階段でつなぐ吹き抜けのロビー。
イベントなどに使われる階段途中の「浮き舞台」と、複雑に入り組んだ和風のたたずまいがアニメ化もされた人気コミック「鬼滅の刃」に登場する鬼の本拠地「無限城」にそっくり。
3. 会津芦ノ牧温泉 丸峰 渓谷美の宿 川音
会津の奥座敷、芦ノ牧の渓流沿いに佇む老舗宿。
渓谷美が楽しめる絶景和室やコンパクトなサイズのツインルームなど、さまざまな客室がそろうなかでも、源泉かけ流しの露天風呂が付いた贅沢な客室が宿の代名詞。
かけ流しの天然温泉が楽しめる大浴場では、直径2m余りの古代檜を使用した大きな浴槽が印象的。
会津若松観光に関するよくある質問
Q
会津若松の名物グルメは?
田楽やこづゆ、蕎麦に日本酒なども有名です。
Q
会津若松で美しい雪景色を見るなら、どこがお勧め?
白銀の雪景色に赤い瓦が映える、鶴ヶ城がお勧めです。
まとめ
この記事では「会津若松」の魅力や人気の観光スポット、お勧めの宿泊施設などを紹介してきた。
豊かな歴史に育まれてきた、レトロな街並みや貴重な歴史遺産、伝統文化。険しくも美しい自然景観が「会津若松」の魅力だ。
紹介してきた観光スポットを巡れば、古き良き日本の魅力に出会えるはずだ。
「会津若松」を満喫したら、以下の記事を参考に、福島のその他の観光地も巡ってみよう。