温泉天国・九州で訪れるべき人気温泉地12選
九州は日本全国の源泉のうち、約35%を有する温泉天国だ。
九州各地に温泉地が点在しているため、九州を観光するなら、ぜひ温泉地に宿泊してほしい。
地域や温泉地によって全く異なる特色があるため、九州の県をまたいで旅行するなら、各県の温泉地を泊まり比べてみるのもお勧めだ。
この記事では、九州で人気・有名な温泉地と温泉地の楽しみ方をご紹介。
記事を参考にすれば、九州観光の宿泊先が見つかるはずだ。
九州観光の宿泊先に選ぶべき有名・人気の温泉地12選
九州に数多くある温泉地の中でも、有名・人気の温泉地を厳選して紹介しよう。
どの県にも有名・人気の温泉地があるため、泊まりたくなる魅力的な温泉地が必ず見つかるはずだ。
温泉地には日帰り入浴できる温泉施設も多く、宿泊しなくともその土地の温泉を楽しめる。
宿泊しなくても、紹介する温泉地には立ち寄ってほしい。
1. 【大分】日本一の湯量・源泉数を誇る別府温泉
別府温泉は、大分県別府市内各地にある温泉の総称。
源泉数2,847、一日の湧出量約13万キロリットルと、日本一の規模。
別府温泉は8エリアに分かれるので、別府八湯や、別府温泉郷とも呼ばれる。泉質や湯の色などもそれぞれ違うので、湯めぐりを楽しむのもお勧めだ。
2. 【熊本】日本の原風景の中に佇む黒川温泉
阿蘇の北の山間を流れる田の原川沿いに位置する温泉郷。
山里の立地を活かし、ひとつひとつの旅館が「離れ部屋」で通りは「渡り廊下」、温泉街全体をひとつの旅館とする「黒川温泉一旅館」をコンセプトに、自然な温泉街の雰囲気作りに成功している。
3. 【鹿児島】珍しい砂むし温泉が体験できる指宿温泉
鹿児島県薩摩半島の南端にある街「指宿(いぶすき)」は、火山の噴火が生んだ独特の地形で、市内には1,000以上もの源泉があると言われる湯量豊富な温泉地。
お湯につかる普通の温泉だけでなく、世界的にも珍しい「砂むし温泉」が楽しめるのが大きな特徴だ。
4. 【佐賀】日本三大美肌の湯のひとつ、嬉野温泉
「肥前風土記」で、「東の辺に湯の泉ありて能く、人の病を癒す」と記される“いで湯”の町。
江戸時代には長崎街道の宿場町としてにぎわい、現在は島根県の斐乃上温泉、栃木県の喜連川温泉と並び“日本三大美肌の湯”のひとつに数えられている。
ぬめりのあるナトリウムを多く含む重曹泉は、皮脂や分泌物を乳化して洗い流し、一皮むけたようなツルツルの肌になれると評判だ。
5. 【大分】田園風景と静かな時の流れに癒される由布院温泉(湯布院温泉)
由布院温泉は、大分県のほぼ中央に位置する由布岳の麓に佇む温泉郷。
大型ホテルはなくしっとりとした雰囲気の旅館が多い、女性に人気がある温泉郷だ。
湯量は全国第2位とされ、また源泉の数も多いことから温泉旅館が密集せずに点在し、全体にゆったりとした雰囲気の温泉地となっている。
6. 【鹿児島】湯煙立ち上がる独特の景観が魅力の霧島温泉郷
霧島連山の南西部、標高600m~850mの地点に点在する温泉の総称で、温泉ごとに異なる泉質や効能を楽しめる霧島温泉郷。
霧島温泉郷の中心地的な存在となるのは大型のホテルや旅館が建ち並ぶ丸尾温泉。
街のあちこちから湯けむりがもくもくと立ち上る様子はいかにも温泉地といった雰囲気。
温泉街が発展し、霧島神宮や高千穂牧場といった霧島観光の拠点としても人気のエリアだ。
7. 【長崎】地獄を散策できる?豊かな自然に囲まれた雲仙温泉
19世紀に外国人の避暑地として開発された「雲仙温泉」は、長崎県南部の島原半島の中心に位置している。
自然豊かな国立公園内にある珍しい温泉街で、標高700mの山あいにいくつものホテル・旅館が立ち並ぶ。
街の中心には「地獄」と呼ばれる高温の源泉が密集している地帯があり、整備された道に沿って散策することもできる。強い硫黄臭と噴き出す白い湯煙に包まれた一帯の風景は、まさに恐ろしい地獄そのもの。
8. 【長崎】海と夕日を望む絶景を堪能できる小浜温泉
東に雲仙岳、西に橘湾に囲まれたロケーションを誇り、昔ながらの情緒あふれる温泉街を形成している「小浜温泉」。
エリア内には30カ所の源泉が点在していて、1日に15,000トンもの豊富な湯が湧き出している。
しかもこの源泉の温度は105℃と非常に高温なうえ、熱量は日本一を誇っているのが特徴。
9. 【熊本】むし風呂も体験できる歴史ある杖立温泉
九州の奥座敷、熊本県阿蘇郡を流れる杖立川周辺に広がる温泉街。
始まりは1800年前、のちに応神天皇となる赤子の産湯として使われたという伝承までさかのぼる。
泉質は弱アルカリ性単純温泉と塩化物泉。さらに、温泉の働きを助ける「メタケイ酸」を多く含むため、肌なじみが良く湯上り後はしっとりと肌が潤うと評判。
10. 【福岡】温泉だけじゃない!様々な体験ができる原鶴温泉
福岡と大分の県境にあたる朝倉市の筑後川沿いにあり「博多の奥座敷」と呼ばれ親しまれる温泉郷。
自慢の温泉は弱アルカリ性の単純温泉と硫黄泉の二つが混ざったトロトロのお湯。
九州でも屈指の名泉と名高く、古い角質を落としてくれるという絶大な美肌効果を期待して訪れる人も多い。
11. 【佐賀】長く深い歴史と文化を感じられる武雄温泉
奈良時代に編纂された「肥前国風土記」にも、名が記された1300年の由緒ある温泉地。
かつて神功皇后が朝鮮出兵から帰る際に、矛の柄で突いて温泉を湧出させたことが起源と伝わる。
宿や立ち寄り湯が点在する温泉地のシンボルは、竜宮城を思わせる朱塗りの「武雄温泉楼門」だ。
大正4(1915)年に建てられたもので、東京駅を設計した佐賀・唐津市出身の辰野金吾が手がけている。
12. 【宮崎】青島温泉
パワースポットや見どころの多い、周囲1.5㎞ほどの「青島」。その対岸、九州本土側の日南海岸にある「青島温泉」。
江戸時代に宮崎県を治めていた殿様が入湯した由緒ある温泉で、地元の人々には「殿湯」と呼ばれている。
「青島温泉」の泉質は炭酸水素塩泉・塩化物泉。
しっとりとした肌触りと美肌効果の高さが特徴で、神経痛や関節痛、冷え性などにも効果があるとされる。
開放感のある大海原と「青島」を眺められる、露天風呂が魅力のひとつだ。
温泉地に宿泊するなら温泉街の散策も楽しもう
せっかく温泉地に訪れるなら、温泉旅館に宿泊するだけではもったいない。
飲食店やお土産屋が軒を連ねる温泉街も散策してみよう。
温泉街ならではの風情を感じつつ、ご当地グルメを味わい、お土産を購入して楽しんでほしい。
日本情緒をより強く感じられるように、浴衣に着替えて散策に出かけよう。
日帰り入浴可能な温泉施設が複数点在していることも多く、様々な温泉を入り比べるのもお勧めだ。
温泉地によって温泉街の雰囲気や見どころが異なるため、温泉地の多い九州で温泉地巡りをしてみるのも良い体験になるだろう。
九州の温泉に関するよくある質問
Q
九州に温泉が多い理由は?
活火山の多さと、豊富な雨量が生み出す地下水が主な理由です。
Q
九州の温泉に多い泉質は?
単純温泉や硫黄泉が多いです。
まとめ
この記事では、九州で人気・有名な温泉地を厳選して紹介してきた。
温泉と露天風呂からの眺め、温泉街の風情と見どころを満喫しよう。
九州を観光するなら、各地域の温泉地を拠点にして、美しい自然景観も楽しんでほしい。
以下の記事では、九州の人気絶景スポットを厳選して紹介しているので、観光スポット選びの参考にしてほしい。