多様な春の絶景を堪能!東京の人気お花見スポット16選

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

日本の首都であり、人気観光地でもある「東京」。高層ビルが立ち並び、最先端の流行に出会える大都会だ。
自然景観が美しい場所というイメージはないかもしれないが、実は花見スポットも多く、多様な景色を楽しめる。
交通機関が充実しており、スポット間の距離も近いので、複数の花見スポットを巡りやすいのも嬉しい。
この記事では数多くある花見スポットの中から、特にお勧めの場所を特徴別にご紹介。
記事を参考にすれば、春の東京を満喫できること間違いなしだ。

目次

東京の桜開花予想

東京の桜の見頃は、以下の表を参考にしてほしい。
平年の開花日と満開日であるため、ある程度前後すると考えておこう。
また、花見スポットによっても見頃は変わるため、詳しくはこれから紹介する各スポットの例年の見頃を参考にしてほしい。

開花日
3月24日
満開日
3月31日

【2024年】東京の桜開花予想

2024年4月4日に気象情報会社が「ウェザーマップ」で発表した、2024年の開花・満開予想日は以下の通り。
見頃は4月4日〜4月11日ごろ。

開花日
3月29日
満開日
4月5日
見頃
4月4日〜4月11日
東京都多摩市を流れる乞田川の満開の桜並木
東京都多摩市を流れる乞田川の満開の桜並木

豊かな自然の中で花見を楽しめる東京の観光スポット8選

「東京」には意外にも自然に囲まれた公園が多いので、豊かな自然の中で花見を楽しめるスポットも盛りだくさん。
それでいてアクセスも良好な点は、「東京」ならではだ。
ここからは、豊富な自然の中で花見ができる公園を紹介するので、ぜひ足を運んでほしい。

1. 上野恩賜公園(上野公園)

東京都台東区にある上野公園で、正式名称は「上野恩賜公園」。
東京都建設局の管轄にある公園で、敷地面積は53万平方メートルで、広大な面積を誇り、歴史もある公園だ。
春には桜の名所として国内外から観光客が訪れるなど、東京を代表する観光スポットの一つ。
上野の山と不忍池からなり、多様な種類の緑や水辺景観が形成されており、都会のオアシスとなっている。
「上野恩賜公園」には1,200本ほどの桜があり、ソメイヨシノやヤマザクラが頭上に広がる美しい景色を堪能できる。
柔らかな光に照らされるライトアップもあるので、幻想的な夜桜も併せて楽しんでほしい。
桜の開花状況に合わせて「うえの桜まつり」も開催され、多くの花見客で賑わいをみせる。

桜の見頃(例年)
3月下旬
春の匂いを感じながら、不忍池の桜並木を散策してみよう
春の匂いを感じながら、不忍池の桜並木を散策してみよう

2. 台東区立隅田公園

隅田川の西岸に沿って広がる台東区の公園。一方、東岸に沿って広がる公園は墨田区立の隅田公園。
10ha超の敷地を誇る公園内には「サクラの広場」を中心に多くの桜が植えられている。
ソメイヨシノやオオシマザクラのほか、福島県田村郡三春町にある推定樹齢1000年超のシダレザクラ「三春滝桜」の子孫木もシンボルツリーとして育てられており、お花見シーズンともなると地元だけでなく他県からも大勢の見物客が訪れる桜の名所だ。

桜の見頃(例年)
3月下旬〜4月上旬
夜桜とスカイツリーの共演も見事だ
写真提供:台東区 夜桜とスカイツリーの共演も見事だ

3. 井の頭恩賜公園

東京・武蔵野市と三鷹市にまたがる井の頭恩賜公園は、1917年に日本で最初の恩賜公園として開園し、2017年に100周年を迎えた歴史ある公園だ。
面積は約38万平方メートル、東京ドーム約9個分の広大な園内は「井の頭池辺」、「御殿山」、「西園」、「第二公園」の4区域に分かれる。
野球場や野外ステージ、ボート場をはじめ、三鷹の森ジブリ美術館もあり、イベントや観光に多くの人が足を運ぶスポットだ。
「井の頭恩賜公園」の全体では400本、「井の頭池」の周辺には200本ほどの桜が咲き誇る。
ボートに乗って桜を見られるので、自分だけの空間で桜を楽しめるのが魅力。
ライトアップで池の水面に反射した桜も、格別の美しさだ。

桜の見頃(例年)
3月下旬
ボートの上で花見するのもお勧め
ボートの上で花見するのもお勧め
昼間とは異なる趣を感じられる夜桜も美しい
昼間とは異なる趣を感じられる夜桜も美しい

4. 国営昭和記念公園

東京ドーム約40個分の敷地に、芝生の広場や噴水、スポーツコート、四季折々の草花が楽しめる庭園や水辺の植生が鑑賞できる池などが点在する。
植物や自然との共生を学ぶことができるさまざまな施設があり、イベントや体験プログラムなどを多数開催している。
園内には31品種、1,500本ほどの桜があり、エリアごとに趣の異なる桜を楽しめる。
樹齢50年を超える大木も多く、迫力のある桜を楽しめるはずだ。
期間限定でライトアップも行われるので、月とライトに照らされた桜を堪能してほしい。

桜の見頃(例年)
3月下旬~4月上旬
春にはお花見が楽しめる「桜の園」
春にはお花見が楽しめる「桜の園」

5. 新宿御苑

新宿御苑江戸時代の武家屋敷地がルーツで、明治39年に皇室の庭園として誕生し、現在は一般に公開されている。
58.3haの広大な庭園は、日本庭園、整形式庭園、風景式庭園という3つの特徴ある庭園があり、近代西洋庭園の名園といわれる。
新宿という都会のど真ん中にある「新宿御苑」は、春になると約1,000本の桜が咲き誇る、まさに都会のオアシスだ。
人工的なビルを背景に、自然の美しさを感じられる桜との対比が趣深い。

桜の見頃(例年)
4月上旬
都会のオアシスに咲き誇る、都会の桜を堪能しよう
©環境省新宿御苑管理事務所 都会のオアシスに咲き誇る、都会の桜を堪能しよう

6. 代々木公園

544,711.27㎡の広い敷地には、都心にあるとは思えない豊かな水と緑の風景が広がる代々木公園
園内は、道路を挟んで北側の森林公園と、野外ステージや競技場などのある南側の広場地区に分かれている。
「代々木公園」の園内には約700本の桜が咲き誇り、見頃が早いカワヅザクラも楽しめる。
開放感があるので気持ちの良い花見ができるほか、散歩にもぴったりだ。
人が密集しにくい上に桜との距離感も近いので、写真撮影もしやすいだろう。

桜の見頃(例年)
3月下旬~4月上旬
ベンチに座って、ゆっくり噴水と桜を眺めるのもお勧めだ
ベンチに座って、ゆっくり噴水と桜を眺めるのもお勧めだ

7. 飛鳥山公園

約300年前、将軍・徳川吉宗が桜を植え、庶民に開放した日本最初の公園。都内屈指の桜の名所で、園内には約600本の桜がある。
園内の古き良き風情は、歴史が深い「飛鳥山公園」ならでは。
その雰囲気に美しい桜の情景が調和した、唯一無二の景色を堪能できる。
日が落ちると期間限定でライトアップも行われるので、幻想的な世界観に包まれる桜もぜひ堪能してほしい。

桜の見頃(例年)
3月下旬
あすかパークレールから眺める桜も美しい
あすかパークレールから眺める桜も美しい

8. 千鳥ヶ淵緑道

皇居のお濠に沿って整備された約700メートルに及ぶ遊歩道。
都心とは思えないほど豊かな自然に包まれ、のんびり散策するのにぴったりのスポットだ。
この遊歩道には約260本もの桜が植えられており、例年3月下旬から4月初旬になると桜が開花、美しくピンク色に染まる様子は、都内有数の桜の名所として人気を集めている。
沿道をのんびりとお花見さんぽするのもおすすめだ。
「千代田のさくらまつり」期間中には夜になると、桜のライトアップを実施、夜のお濠の水面に桜が映し出され、昼間とは異なる幻想的な雰囲気もロマンチックで魅力的。

桜の見頃(例年)
3月下旬~4月上旬
都内有数の桜の名所である千鳥ヶ淵緑道
都内有数の桜の名所である千鳥ヶ淵緑道
幻想的な夜のライトアップも魅力的
幻想的な夜のライトアップも魅力的

大都会・東京ならではの春の絶景を楽しめる花見スポット3選

「東京」には数多くの高層ビルがあり、最先端の技術やデザインで建てられた建物も多い。
そんな高層ビル群や近代的な建物を背景に、桜を眺められるスポットをご紹介。
「東京」だからこそ見られる、春の景色を満喫しよう。

1. 東京ミッドタウン

東京ミッドタウンは、広大なグリーンと6つの建物から成る複合都市。
街には様々なショップやレストラン、オフィス、ホテル、緑地、美術館などの施設が集まる。
高品質でこだわりのあるショップや、本物の味を追求する国内外のレストランなど約130店舗が並ぶ。
春になると、広大なグリーンにソメイヨシノを中心とした約100本の桜が花開く「春の散歩道」も登場。
例年3月中旬〜4月初旬頃にかけて桜が見頃になると、隣接の港区立檜町公園に咲く約40本の桜とあわせて大都会の中心でゆったり桜鑑賞が楽しめる。
また、桜の開花時期にはライトアップも実施される。

桜の見頃(例年)
3月中旬〜4月上旬
桜と高層ビルのコラボレーションも魅力的
桜と高層ビルのコラボレーションも魅力的

2. 六本木ヒルズ

2003年に開業した六本木のランドマーク的存在の複合施設。
六本木ヒルズの中心である六本木ヒルズ森タワーは、地上54F建て高さ238メートルの超高層オフィスビル。
施設内にはラグジュアリーブランドのショップが数多く立ち並び、飲食店においても全体的にワンランク上の店が多い。
「六本木ヒルズ」内にある「毛利庭園」では、日本庭園の中に咲く桜が見られ、風情ある桜の景色を存分に楽しめる。
「六本木さくら坂」では400mの桜並木に75本の桜が植えられている。
顔を見上げれば高層ビルと桜を同時に楽しめるほか、ライトアップで演出された眩しくも幻想的な桜も見どころ。

桜の見頃(例年)
3月下旬~4月上旬
都会的な高層ビルを背景に日本庭園の桜を眺めてみよう
都会的な高層ビルを背景に日本庭園の桜を眺めてみよう
日本の大都会だからこそ見られる景色を堪能できる
日本の大都会だからこそ見られる景色を堪能できる

3. 八重洲さくら通り

「東京駅」の八重洲口を出て、日本橋方面に向かっていくのが「八重洲さくら通り」だ。
東京観光の拠点となる東京駅からすぐの場所にあり、ショッピングや散策を楽しめる日本橋までは徒歩圏内。
八重洲さくら通り沿いには飲食店も多いので、グルメも存分に楽しめる。
150本ほどの桜が植えられており、ここでもビルに囲まれた桜という「東京」ならではの花見ができる。
夜間にはライトアップも実施され、昼間よりも人の往来は少なくなる。
幻想的な桜を落ち着いて鑑賞できるはずだ。

桜の見頃(例年)
3月下旬~4月上旬
ビルに囲まれた幻想的な夜桜を楽しもう
ビルに囲まれた幻想的な夜桜を楽しもう

東京のランドマークと桜を同時に楽しめる花見スポット

「東京」には、ランドマークである「東京スカイツリー」と「東京タワー」を背景に桜を楽しめる花見スポットもある。
せっかく春に東京観光するなら、桜と「東京」のランドマークを写真に収めてもらいたい。

東京スカイツリーと桜の共演を満喫できるスポット

東京都墨田区押上に位置する電波塔兼、観光施設の「東京スカイツリー」。
地上634mの「東京スカイツリー」は、世界一高いタワーとして「ギネス世界記録」に認定されている。
「東京スカイツリー」の近くに流れる「隅田川」の両岸には、古くから桜の名所として知られる「隅田公園」がある。
両岸合わせて約1,000本の桜が咲き誇り、「日本さくら名所100選」にも選ばれている。
桜並木の隙間から見る東京スカイツリーはまさに絶景。
東京スカイツリーと桜をライトアップする光が反射する、夜の隅田川も見逃せない。

東京スカイツリーを背景に咲く桜は、まさに東京の春ならではの景色
東京スカイツリーを背景に咲く桜は、まさに東京の春ならではの景色
夜の隅田川に反射する美しい光と夜桜、東京スカイツリーをゆっくり眺めよう
夜の隅田川に反射する美しい光と夜桜、東京スカイツリーをゆっくり眺めよう

東京タワーと桜のコラボレーションを楽しめるスポット

1958年に誕生した東京タワー。高さは333mと、当時は、自立式鉄塔として、パリのエッフェル塔を超える世界一の高さを誇った。
東京中心部の港区に位置するため、展望台からは東京の景色を一望できる。
現在でもリノベーションを続け、進化している。
「東京タワー」と桜を一緒に見たい方にお勧めのスポットは、日本でも長い歴史を持つ「芝公園」。
園内にはソメイヨシノが多く、日本ならではの雰囲気の中で桜を楽しめる。
白っぽい桜と赤い東京タワー、青い空のコラボレーションが美しい。
「東京プリンスホテル」横の脇道も、桜と東京タワーを同時に見られる穴場的スポット。
道路沿いの桜を楽しみつつ、目の前に聳え立つ東京タワーを大迫力で眺められる。

桜の見頃(例年)
3月下旬~4月上旬
桜と東京タワーが映る、自分だけのフォトスポットを探してみよう
桜と東京タワーが映る、自分だけのフォトスポットを探してみよう

日本情緒を堪能できる!東京の桜の名所5選

「東京」には神社仏閣や日本庭園も多く、そのスポット内に桜が植えられていることも多い。
神社仏閣や日本庭園で見る桜には、日本ならではの風情が溢れている。
都会的な景観だけでなく、日本の歴史文化を感じられる桜の名所も併せて巡ってほしい。

1. 靖國神社

1869年、明治維新の背景で混乱する世の中において、国家のために命を捧げられた人びとの神霊を慰め、その事績を後世に伝えることを目的に明治天皇によって創建された神社。
社号である「靖國」には、「平和な国家を建設する」という願いが込められている。
「靖國神社」では500本ほどの桜が見られ、荘厳な建造物と桜の調和が素晴らしい。
歴史の深さと日本情緒を同時に感じられる花見スポットだ。
ライトアップも行われるので、幻想的に浮かび上がる桜を楽しめるだろう。

桜の見頃(例年)
3月下旬
春には500本もの桜が咲き乱れ境内を彩る
春には500本もの桜が咲き乱れ境内を彩る

2. 六義園

六義園は、1695年から7年の歳月をかけて作られた起伏のある景観をもつ回遊式築山泉水庭園。
国の特別名勝に指定される、小石川後楽園とともに江戸の二大庭園に数えられる名園だ。
六義園では30~40本ほどの桜が見られ、特に有名なのは大きなシダレザクラ。
高さ約15m、幅約20mほどのシダレザクラが滝のように咲き誇り、どこか郷愁も感じさせる美しさがある。
2023年からライトアップが再開され、夜には神秘的な姿を見られるはずだ。

桜の見頃(例年)
3月下旬
春の六義園の見どころであるシダレザクラは必見
春の六義園の見どころであるシダレザクラは必見
夜には神秘的な姿を見せるシダレザクラ
夜には神秘的な姿を見せるシダレザクラ

3. 小石川後楽園

東京都文京区の後楽園にある、池を中心にした回遊式築山泉水庭園。
園内は、海・山・川・田園の4つの景が表現されており、歩く毎に移り変わる景観が楽しめる。また、円月橋や西湖堤など、中国の景勝地や様式が取り入れられており、和漢の調和に優れた世界が広がる。
「小石川後楽園」にある桜は30本ほど。
入口近くにある馬場桜という名前のシダレザクラが特に有名で、樹齢80年を迎える。
歴史情緒を感じさせる美しさがあり、周囲ではソメイヨシノなど他の品種の桜も見られる。
シダレザクラはソメイヨシノよりも数週間ほど早く開花するので、開花状況の違いを楽しむのもお勧めだ。

桜の見頃(例年)
3月下旬~4月上旬
春の日本庭園で風情と情緒を満喫しよう
春の日本庭園で風情と情緒を満喫しよう

4. 長栄山 池上本門寺

日蓮宗の宗祖「日蓮聖人」の入滅から、700年を越える長きに渡り法灯を守り、伝えてきた池上本門寺
「此経難持坂」という96段の石坂を上りきると立派な「仁王門」があるなど、境内にはいくつもの重要な文化財や、建造物がある。
また、境内にある五重塔は1608年に建立されたもので、国の重要文化財にも指定されている。
境内には100本ほどの桜があり、特に「仁王門」と桜のコラボレーションが美しい。
白っぽい桜の色彩がマッチしており、石段を上りきった達成感と疲労感が感動の良いアクセントになるはず。
桜を照らすライトアップはないが、夜間の参拝のために明かりは灯されているので、夜桜を見るには十分だ。
歴史情緒を感じられる建造物と桜が調和する景色を堪能しよう。

桜の見頃(例年)
3月下旬~4月上旬
夕陽と桜、歴史的建造物のコラボレーションも美しい
夕陽と桜、歴史的建造物のコラボレーションも美しい

5. 清澄庭園

清澄庭園は、泉水・築山・枯山水を主体にした回遊式林泉庭園。
1979年3月には東京都の名勝に指定された。
園内3か所には趣の異なる「磯渡り」があり、歩を進めるたびに変わる景観を楽しめる。
しとしとと静かに雨が降る日や雨後などは、園内に配された様々な石が雨で濡れて美しく光り、いつもとは異なる趣を感じるだろう。
庭園西側の公園部には芝生広場、パーゴラなどがあるほか、サクラが20本ほど植えられ、春はお花見の場として親しまれている。
3種類の桜が植えられているため、3月上旬から4月中旬まで長い期間、花見を楽しめるのも嬉しいポイントだ。
桜が春の彩りを添える日本庭園を、春の陽気を感じながら散策してみよう。

桜の見頃(例年)
3月下旬~4月中旬
3種類の桜を見比べてみるのも面白いはずだ
3種類の桜を見比べてみるのも面白いはずだ

東京の花見スポットの超定番!桜まつりも楽しめる「目黒川」

都内屈指の花見スポットでもある「目黒川」。
桜が開花する時期には桜祭りや、夜間のライトアップが行なわれ、多くの花見客で賑わう。
約800本のソメイヨシノが咲き誇る桜並木と仄かに灯る提灯、川の水面に映る桜と光、それらが作り出す日本情緒ある風景は格別だ。
「目黒川」を覆う桜のトンネルの見頃は、3月下旬から4月上旬。
風に吹かれて花びらが散る「花吹雪」や、散った花びらが水面に浮かぶ「花筏」も隠れた見どころのひとつだ。
桜祭りでは川沿いに多くの屋台が立ち並び、屋台の定番グルメはもちろん、桜にちなんだスイーツやドリンクなど、様々なグルメを味わえる。

桜並木と仄かに灯る提灯が生み出す、日本の情緒を感じよう
桜並木と仄かに灯る提灯が生み出す、日本の情緒を感じよう

線路沿いの桜並木を満喫できる!西武新宿線

東京都新宿区にある「西武新宿駅」と、埼玉県川越市の「本川越駅」を結ぶ西武新宿線。
この西武新宿線の沿線には、桜並木が咲き誇る場所がある。
場所としては「武蔵関駅」から「東伏見駅」までの区間で、白や薄いピンクの桜が沿線を華やかに染める。
歩いても桜を楽しめるが、電車に乗りながら過ぎ去っていく桜を眺めるのがお勧め。
「東京」における他の花見スポットとは、一風変わった桜の楽しみ方ができる。

車窓から桜を眺めるのもお勧めだ
車窓から桜を眺めるのもお勧めだ

都内の桜の名所を巡れる!スカイバス東京の桜WEEK

開放感抜群の「屋根なし2階建てのオープンバス」で東京都内の各所を巡回できるバスツアー。
予約可能(オンライン予約も可)で、東京駅前丸の内にチケットカウンターを設置しているので、「ツアーに参加してみたいな」と思ったらその場で発券してスムーズに乗車できる。
例年3月中・下旬頃からスタートする「桜WEEK」では、「春の東京コース」を期間限定で運行。
都内の桜の名所をガイド付きで巡れる人気コースだ。通常は土日祝限定の「お江戸東京コース」も、桜WEEK期間中は毎日の運行となるのもうれしい。

バスから快適に花見ができる季節限定コースに参加してみよう
バスから快適に花見ができる季節限定コースに参加してみよう

東京で美しい夜桜を鑑賞できる9つのスポット

ライトアップされる花見スポットが東京には多いため、夜桜もぜひ楽しんでほしい。
これまで紹介してきた花見スポットの中でも、特に夜桜が美しいのは下記9つだ。

  1. 東京ミッドタウン
  2. 千鳥ヶ淵緑道
  3. 目黒川
  4. 六義園
  5. 上野公園
  6. 井の頭恩賜公園
  7. 芝公園
  8. 靖国神社
  9. よみうりランド

各スポットの夜桜の魅力を知りたい方は、以下の記事も読んでみよう。

東京ならではの夜桜も満喫しよう
東京ならではの夜桜も満喫しよう

雄大な自然を彩る桜を満喫!東京近郊の人気花見スポット3選

東京近郊に数ある桜の名所の中でも、特に人気の高いスポットも紹介しよう。
雄大な自然景観の中で桜を満喫できるのは、東京近郊ならでは。
春に東京近郊を観光する予定があるなら、ぜひ足を運んでみてほしい。

1. 【埼玉】幸手権現堂桜堤

関東の桜の名所として有名な幸手権現堂桜堤
約1000本のソメイヨシノが1kmにわたって咲き誇る桜のピンクのトンネルと、堤の下に咲く菜の花の黄色のコントラストは圧巻の景色。様々な映画のロケ地としても使用されており、聖地巡礼する人も多い。
毎年3月下旬から4月にかけて開催する桜まつり期間中は約100店舗の露店の出店も。
期間中の人出は100万人にも及ぶ。また6月〜7月中旬には100種10000株の色とりどりの紫陽花。
さらに9月には真っ赤に染まる300万球の曼珠沙華が土手いっぱいを埋め尽くす。

桜の見頃(例年)
3月下旬~4月上旬
春のソメイヨシノと菜の花
春のソメイヨシノと菜の花

2. 【群馬】赤城南面千本桜

赤城山の南麓に位置、約3.5kmの道に左右約1,400本のソメイヨシノが咲く、美しい桜並木「赤城南面千本桜」。
一度は木々が伐採されて道だけが残っていたものが、1956年から3年にわたって整備され、現在の桜並木が完成。
1990年には日本の「さくら名所100選」にも選出された、日本を代表する桜の名所として知られる。

桜の見頃(例年)
4月上旬~4月中旬
赤城山の南麓にある約1.3kmの桜並木は、思わず息を呑む美しさ!
赤城山の南麓にある約1.3kmの桜並木は、思わず息を呑む美しさ!

3. 【茨城】静峰ふるさと公園

茨城県那珂市に位置する「静峰ふるさと公園」。
12ヘクタールの敷地には、様々な遊具はもちろん、四季折々の草花や広大な芝生、森の中を散策できるウォーキングコース、グラウンド・ゴルフ場など、様々な設備がある。
「日本さくら名所100選」に選ばれた園内は、春になると約2,000本ものヤエザクラと約200本のソメイヨシノが咲き誇る。
見頃を迎えた満開の桜とその他の草花がコラボレーションした景色は、まさに春の絶景。
見頃には「八重桜まつり」も開催され、ライトアップされた夜桜を楽しめるだけでなく、ステージで開催されるイベントでお囃子やよさこいソーランなどの伝統芸能を楽しめる。

桜の見頃(例年)
4月中旬~4月下旬
満開の桜が咲き乱れる静峰ふるさと公園
満開の桜が咲き乱れる静峰ふるさと公園

東京の桜の名所に関するよくある質問

Q

東京の桜の見頃は?

A

桜の品種によって違いがありますが、3月下旬~4月上旬がほとんどです。

Q

東京で花見スポットが多いエリアは?

A

23区に集中しており、中でも台東区や東京スカイツリーがある墨田区に多いです。

まとめ

この記事では「東京」の人気花見スポットと、桜の見頃を併せて紹介してきた。
ビルが立ち並ぶ都会のイメージが強い「東京」だが、意外にも自然に溢れた場所も多い。
都会ならではの景色だけでなく、様々な景色を桜が彩る春の絶景を見られるのは「東京」ならではだ。
ぜひ、桜が見頃を迎える時期に「東京」を訪れてみよう。
花見スポットと併せて巡る観光スポットを探している方は、以下の記事も参考にしてほしい。