Hollyさんのレビュー 2/10 ページ

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  • 築地本願寺

    東京・築地市場のほど近くにある「築地本願寺」は、京都・西本願寺を本山とする浄土真宗本願寺派の寺院。1617年、浅草近くに創建されたが1657年の火災で焼失。そこで幕府から与えられた再建の土地が海中であったため、海を埋め立て土地を築き本堂を建立したことが「築地」という名称の由来となっている。

    • 築地・お台場・豊洲
    • 神社仏閣
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    築地本願寺はもともと、築地市場へ行くついでに立ち寄る予定だった場所にすぎなかったが、実際に見てみると、むしろその建築が強く印象に残った。現在の本堂は建築史家の伊東忠太が設計したもので、外観にはインドや南アジアの仏教建築の趣が非常に色濃く表れている。ドームや石材、全体のシルエットも、一般的にイメージする日本の寺院とはまったく異なる。
    だが本当に面白いのは、近づいて見ると、内部には日本建築ならではの繊細さが数多く残されていることだ。動物の彫刻や装飾の細部、ステンドグラス、室内のしつらえなど、単にインド風の様式をそのまま持ち込んだわけではなく、日本的な美意識や細工がふんだんに取り入れられている。そのため、全体的には異国情緒がありながら、細かく見るととても日本的だ。こうした混ざり合った雰囲気は、日本の寺院では本当にあまり見られない。
    本堂内には大きなパイプオルガンもあり、仏教寺院の空間に置かれているのもとても珍しい。残念ながら参拝するこの区域は撮影禁止だった。そうでなければ、外観と内部のギャップがさらに伝わったと思う。本堂の中は多くの本願寺とそれほど変わらないように見えるからだ。
    また、築地本願寺の隣にあるカフェTsumugiも有名で、看板メニューは「18品の朝ごはん」。一度に何種類もの小さな和食を味わえる。今回は朝食の時間を特に確認しておらず、少し残念だった。このあと築地市場でも食べるつもりなら、量は自分で加減したほうがいい。そうしないと、市場を回る前に簡単にお腹いっぱいになってしまう。

  • 大須観音

    真言宗智山派の別格本山の寺院で、正式名称は「北野山真福寺宝生院」。岐阜県羽島市を発祥とし、徳川家康の命により現在の地に移った。東京の浅草観音、三重の津観音とともに「日本三大観音」のひとつにも数えられる。

    • 栄・伏見・大須
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    大須観音そのものが、じっくり参拝する価値のある場所だ。朱色の本堂はかなり目を引き、境内の雰囲気も想像していた以上に生活感があり、堅苦しく距離を感じるような場所ではない。ここには観世音菩薩が祀られており、名古屋を代表する観音信仰の寺院でもある。参拝したときに最も印象に残ったのは、むしろ境内にたくさんいる鳩だった。本堂の前でよく餌を奪い合っていて、大群で飛び立つと少し怖い。それほど凶暴ではないが、餌をあげるときはやはり少し注意したほうがいい。
    ここは浅草寺と同じく、凶のおみくじが比較的出やすい寺院だとよくいわれる。幸い、これまで何度か訪れて引いたものはすべて吉だったので、観音様のご加護に感謝している。本堂のほかにも、境内には鐘楼、仁王門、手水舎などがあり、お守りや授与品にも特色がある。
    鐘楼の近くには「宗春爛漫」というからくり人形もあり、毎日11:00、13:00、15:00、17:00、18:30に自動で上演される。尾張藩主の徳川宗春を題材にしているので、興味があれば時間を合わせて見に来るといい。

  • 倉敷デニムストリート

    倉敷デニムストリートは、国産ジーンズ発祥の地として知られる倉敷市児島のデニムを扱う専門スポット。児島産ジーンズをはじめ、バッグや小物、インテリア雑貨まで幅広いデニム製品をそろえ、メンズ・レディース&キッズ・雑貨などエリアごとに選びやすい構成になっている。素材感や風合いの違いを見比べながら、気軽に“倉敷デニム”に触れられるのが魅力だ。

    • 岡山
    • 雑貨&ライフスタイル
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    倉敷デニムストリートは倉敷美観地区の中にあります。以前、日本のテレビ番組で紹介されているのを見たことがあり、特に有名なのが青い「デニムまん」と「デニムソフトクリーム」です。実際にあの色を見たら、急にあまり食欲が湧かなくなり、結局やめました。
    「デニムストリート」という名前ですが、実際には路地の一角にある小さな商業スペースのような雰囲気で、児島のデニムブランドの商品が並んでいます。看板から装飾、商品まで、エリア全体に青色がふんだんに使われていて、白壁と黒瓦が中心の倉敷美観地区では、かえってとても目立ちます。
    ここが面白いのは、単なる「青い写真映えスポット」ではなく、その背景が倉敷の地場産業と実際につながっていることです。特に児島では繊維やジーンズ関連の産業が長く発展し、国産ジーンズの重要な発祥地でもあります。そのため、倉敷にデニムの要素が多いのは、無理やり作られた観光テーマではなく、地場産業の一部なのです。
    私も電車に乗ったとき、ちょうど下校中の高校生に出会ったことがあります。制服を見ると、デニム感のある学生用ジャケットを着ていて、自分が学生だった頃には想像もできなかったことでした。地場産業がごく自然に日常生活へ溶け込んでいて、本当に特別だと感じました。
    旅程の都合で児島まで足を延ばせないなら、倉敷デニムストリートはデニム文化を手軽に体験する代わりの選択肢として、とても向いています。ジーンズや帆布、布製品に興味がある人なら、より楽しめると思います。普通の観光客でも、美観地区の中にある、とても見分けやすい小さなスポットとして立ち寄れます。
    ちなみに、デニムストリートの裏手付近にある公衆トイレもきれいに造られていて、周辺の景観とよく調和しています。こうした小さなところからも、倉敷が観光空間の細部にまで本当に気を配っていると感じました。

  • 青蓮院門跡

    天台宗の門跡寺院の一つであり、古くから皇室との深い関わりをもつ寺院。「熾盛光如来曼荼羅(しじょうこうにょらいまんだら)」を本尊とし、日本三不動の一つで国宝の「青不動明王」を有する。起源は比叡山延暦寺の僧侶の住まいで、当時は最澄や円仁をはじめとする高僧の住居であった。門跡寺院とは、皇族や公家出身者が住職を務めた寺院のこと。

    • 祇園・東山・山科
    • 神社仏閣
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    青蓮院門跡で御朱印を集めたいなら、個人的にはやはり昼間に訪れるのがおすすめです。夜間特別拝観の際、授与所でいただける御朱印は事前に書かれたものが中心になる可能性が高く、その場で直接書いてもらいたいなら、昼間に訪れたほうが機会は多いと思います。
    夜間のライトアップは確かにきれいで、庭園や建物はほのかな明かりの中で、とても静かで幽玄な雰囲気になります。ただし欠点もはっきりしていて、建物の細部があまりよく見えません。青蓮院そのものの殿舎や障壁画、庭園を鑑賞することが主な目的なら、むしろ昼間のほうがおすすめです。
    青蓮院の境内には、華頂殿、小御所、本堂、宸殿のほか、主庭に龍心池を中心とした、相阿弥の作と伝わる池泉回遊式庭園があります。また、小堀遠州ゆかりと伝わる「霧島の庭」もあります。これらは昼間にゆっくり見るほうが向いています。特に庭園の細部や建物の比率、借景は、夜になると照明によってかなり見えにくくなります。
    また、夜間特別拝観は通常、昼間の一般拝観よりも料金が少し高いため、ライトアップが特別な目的でないなら、個人的には昼間のほうが全体的なコストパフォーマンスは高いと思います。もちろん、夜の寺院ならではの静かで少し神秘的な雰囲気が本当に好きなら、青蓮院のライトアップは一度体験する価値があります。
    当時はまだ撮影経験が足りず、今振り返ると、あの夜のライトアップを少し無駄にしてしまったように感じます。青蓮院の夜間照明はもともと暗めで、多くの場所では「建物全体を明るく照らす」のではなく、部分的な照明を使って雰囲気を演出しています。そのため、写真を撮りたいなら、夜間撮影性能の高いカメラやスマートフォンを事前に用意したほうがいいです。当日に月明かりまで弱ければ、機材の性能や手持ち撮影時の安定性がさらに求められます。

  • 南城美術館

    沖縄本島南部・南城市に位置する美術館。従来のように展示室で作品を鑑賞するだけでなく、自然や建築、暮らしの空間を含めてアートを体感する「情景式美術館」を掲げている。常設展示室では 草間彌生や朴栖甫、張曉剛などの作品を含め、国内外の現代アーティストによる多彩な作品を展示中。

    • 那覇・首里・糸満・南城
    • 美術館&博物館&文化施設
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    今回わざわざ南城美術館を訪れたのは、ちょうど「蜷川実花展 with EiM 光の中で影と踊る」が開催されていたから。会期中は夜まで開館時間が延長されていて、予定を組むうえでかなり便利だった。それに、ここの一番の良さはそれほど混雑していないこと。どの展示エリアもゆっくり見られ、後ろの人混みにずっと押されながら進む必要もなく、蜷川実花の色彩や花、光と影の使い方をじっくり感じることができた。
    特に彼女の花の撮り方が好きで、後日、その構図や光の使い方の一部を参考に熱海桜を撮ってみたところ、思いがけず自分でも満足できる写真が何枚か撮れた。この展覧会は屋内だけに限らず、一部の作品は屋外や窓から見える景色にも広がっている。さらに南城美術館自体が、片側は山に面し、もう片側からは海を望めるため、展示と沖縄の自然環境がとてもうまく調和していた。時間に余裕があるなら、どこかに座ってただ海を眺めるのもいい。
    南城美術館は比較的辺鄙な場所にあり、南城市知念の世界遺産・斎場御嶽に近いエリアに位置している。もともとはついでに斎場御嶽にも行こうと思っていたが、バイクで向かう途中に少し道に迷い、時間も足りなくなったため、結局諦めるしかなかった。チケット売り場と事務スペースも特徴的で、コンテナ型の建物になっている。現地では電子チケットの購入と各種決済が中心で、全体的に使いやすかった。市街地の美術館のように気軽に立ち寄れる場所ではないので、まず開催中の展示内容を確認し、本当に興味があればわざわざ足を運ぶのがおすすめ。そうでなければ、美術館自体はまあ普通かなと思う。
    今回は、もう一つとても忘れられない出来事があった。帰る前、カフェのほうで突然誰かがピアノを弾きながら沖縄民謡を歌い始め、静かだった美術館に急に少し日常的な雰囲気が加わった。今回の訪問で最も印象に残った瞬間でもある。

  • 千日前道具屋筋商店街

    全長150mのアーケード街に約50店舗の商店がズラリ。「道具屋筋」との名前からも分かる通り、各店で扱っているのは大阪の食文化を支える道具ばかりで、プロが使う厨房機器から一般向けの食器まで、さまざまな商品を取り揃えている。

    • 心斎橋・なんば・日本橋(ミナミ)
    • 商店街&市場
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    千日前道具屋筋商店街は、最初は東京のかっぱ橋と同じような感じだと思っていたが、実際に歩いてみると、規模は確かにかなり小さかった。かっぱ橋のほうが店舗数が多く、特に大型の業務用厨房設備やプロ向け調理器具の品ぞろえが充実している。一方、千日前も飲食関連の道具が中心だが、全体的にまとまっていて、一般の観光客にはむしろ実用的。
    実際に比べてみて、千日前道具屋筋の最大の長所は価格だと思った。商品の数はかっぱ橋ほど圧倒的ではないものの、鍋や食器、キッチン小物などはかなりお得なものが多く、基本的に必要な品はひと通りそろっている。鍋や皿、包丁、食器から食品サンプル関連の商品まで見つかり、現地では食品サンプル作りも体験できる。プロの仕入れでなければ、実際ここだけでも選択肢は十分。
    また、立地もよく、周辺には難波、千日前、日本橋、道頓堀があり、ほかの人気エリアと組み合わせて回りやすい。歩きながら見て回っていると、あっという間に半日近く過ぎてしまう。個人的には、ここは「縮小版のかっぱ橋」のような場所だと思う。規模は少し小さいが、よりまとまっていて、価格にも思いがけないお得感がある。
    ちなみに、この辺りの路地にある飲料の自動販売機も面白い。人気観光地より安いことが多く、たまに少しレトロなものや珍しい飲み物も並んでいる。買い物中に注意して見ていると、こうした小さな驚きを意外と簡単に見つけられる。

  • 倉敷美観地区

    白壁の蔵屋敷、なまこ壁、柳並木の風景など、情緒豊かな町並みが美しい倉敷美観地区。伝統ある建物、そして倉敷川沿いに広がるレトロモダンな風景が観光客に人気である。

    • 岡山
    • 観光地
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    倉敷美観地区は、ゆっくり眺めながら雰囲気を味わうのにとても向いている日本の古い町並みだと思う。作り込まれた感じがあまりなく、白壁と黒瓦、倉敷川、柳、古い家々が一体となり、地区全体に独特の雰囲気がある。昼間は大原美術館、阿智神社、林源十郎商店、国芳館などのスポットを回りつつ、スイーツや小さなお店、お土産、体験なども組み込めるので、実際に歩いてみると想像以上に時間がかかる。
    私自身、これまでに何度か訪れているが、一番強く感じるのは、倉敷は一度では回りきれない場所だということ。初めてのときは定番の川沿いの景色や古い町並みの雰囲気に目が行くかもしれないが、その後、路地にある小さなお店や古い建物、神社、あまり目立たない展示館などが溶け合い、のんびりと心地よく過ごせる雰囲気を生み出していることに気づいた。現代と過去が交わって残された風景を感じられ、特に訪れる時間帯によって雰囲気も少しずつ違う。
    少なくとも夕方、できれば夜まで滞在するのがおすすめ。昼間の倉敷は比較的にぎやかで観光客も多いが、夕方を過ぎると人が徐々に減り、お店も次々と閉まり、川沿いや白壁の通りはかえってとても静かになる。夜の明かりが水面や白壁に映ると、昼間とはまったく違う印象になる。時間が許すなら、少なくとも半日から一日は確保して、岡山のついでに少し立ち寄るだけの観光地にはしないほうがいいと思う。

  • 元離宮二条城

    1600(慶長5)年の関ヶ原の戦いに勝利し天下統一を果たした徳川家康が、京都での拠点とするため1603(慶長8)年に完成させた二条城。都の中心部、洛中における城として410余年の歴史をもつ歴史遺産だ。1994年には、「古都京都の文化財」の一つとして、ユネスコの世界文化遺産に登録されている。

    • 京都駅・四条河原町・京都御所
    • 神社仏閣
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    二条城の桜はとても有名で、城内には早咲きから遅咲きまで多くの品種があるため、単一品種の名所よりも長く花見を楽しめる。毎年春には「二条城桜まつり」と夜間ライトアップも開催される。私が訪れたときは桜の季節も終盤に近かったが、幸いまだたくさんの満開の桜を見ることができた。
    二条城は日本の近代史でも非常に重要な場所。第15代将軍の徳川慶喜は二の丸御殿で大政奉還について意見を求め、その後、朝廷へ政権返上を申し出た。これは徳川幕府による統治の終焉を象徴している。現在、二の丸御殿を見学すると、この歴史に関する大広間の場面が人形で再現されているのも見られる。
    二の丸御殿でもう一つ面白いのが、通称「鶯張り」の廊下。歩くと音が鳴るので、当時かなり頑張って、まったく音を立てずに歩けるか試してみたが、まるで無理だった。体重がかかると必ず鳴る。
    個人的に一番好きなのは、やはり二の丸御殿に入る前にある唐門。檜皮葺の屋根の前後に唐破風があり、門は松竹梅、鶴、唐獅子などの極彩色の彫刻で埋め尽くされ、本当に華やか。京都の伝統建築はどちらかというと控えめな印象のものが多いが、二条城と豊国神社の唐門はまったく別路線で、見るだけで権力を握っているかどうかの違いが本当に伝わってくる。
    二条城にはもともと五重天守もあり、伏見城から移築されたと伝わるが、1750年に落雷で焼失し、その後は再建されなかった。現在は天守台に登って遺構や周囲の景色を見ることしかできず、少し残念に感じる。ただ、見方を変えれば、二条城で本当に貴重なのは天守ではなく、二の丸御殿が残っていることだ。江戸城、大坂城、名古屋城にあった御殿の大半はすでに失われ、名古屋城本丸御殿も近年、史料に基づいて復元されたもの。川越城には本丸御殿の一部が残るが、完全な御殿群の規模ではない。一方、二条城の二の丸御殿は全体が保存され、狩野派の障壁画、欄間、金具装飾も残っている。これこそが、日本の城郭建築において本当に替えの利かない点だと思う。

  • 伏見稲荷大社

    五穀豊穣、商売繁昌、家内安全、病気平癒、諸願成就の神様として日本各地で親しまれ、全国で約30,000社あると言われる稲荷神社の総本宮。711年に創建された。特に注目度の高いスポットは、「千本鳥居」。本殿の後ろに朱色の鳥居がトンネル状に連なっている。

    • 伏見・洛南
    • 神社仏閣
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    伏見稲荷大社は、まさに京都の定番で、少なくとも一度は訪れる価値のある観光スポット。おそらく知名度が高すぎるせいか、山下の参道や商店街はほぼいつもにぎわっている。静かに参拝したいなら、早めに来るのを強くおすすめする。先に神社と千本鳥居を回り、下山する頃には店もだいたい営業を始めているので、ちょうど何か食べて体力を補給し、次の予定へ向かえる。
    神社を最も象徴するものは、もちろん千本鳥居。朱色の鳥居がずらりと山の中へ続き、実際に中を歩くとやはり迫力がある。一度、本当に稲荷山をひたすら登り、山頂に近い一ノ峰周辺まで行ったことがある。正直、山上の景色自体は特別華やかではないが、雰囲気は山下とまったく違う。下にはまだ観光客や店があり、人の声でにぎわっているが、上へ行くほど静かになり、最後には山林、鳥居、小さな祠だけが残る。かえって強い神秘性が感じられた。
    また、奥社奉拝所のそばには有名な「おもかる石」もある。まず石灯籠の前で願い事をしてから、上にある宝珠石を持ち上げる。実際の重さが想像より軽ければ願いがかないやすく、予想より重く感じれば、もう少し努力が必要ということらしい。私が持ち上げたときはかなり重く感じた。どうやら石のせいではなく、私の願いが重すぎたようだ。
    伏見稲荷大社の本当の特色は千本鳥居だけではなく、至る所で見られる狐の使いにもある。時間と体力に余裕があるなら、千本鳥居の前半だけで引き返さず、少なくとももう少し上まで歩くことをおすすめする。まったく違う伏見稲荷大社が見られる。

  • 錦市場

    錦市場は京都のメインストリート、四条通りから北にあたる錦小路通にある。この場所で魚店が繫盛し、1615年に江戸幕府からのお墨付きを得てさらなる発展を遂げたことがはじまり。「京の台所」の名称で親しまれていて、京野菜、琵琶湖の川魚、鱧、ぐじ、笹カレイ、湯葉、生麩、漬物などの食材がずらり。

    • 京都駅・四条河原町・京都御所
    • 商店街&市場
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    錦市場は、日本の商店街と木津市場や近江町市場のような伝統市場を融合させたような印象。通りには店が非常に密集していて、京漬物、豆腐、玉子焼き、海鮮、乾物から、和菓子や抹茶スイーツまでそろっている。ただ、現在は錦市場も公式に食べ歩きをしないよう呼びかけており、購入後は店先か店内の指定スペースで食べるのがよい。
    ただ実際に歩いてみると、座って店内で食べられる店はそれほど多くないので、少しお腹を満たしてから来るといいかも。ここは軽食をつまむのに向いていて、あとは買ってホテルで食べるものが多い。今回、玉子焼きも一軒で買ってみた。かなり期待していたけれど、食べ終えてみると、自分はやっぱり関東風の味に慣れているらしい。後で調べて初めて、関西風の玉子焼きはだしの風味が中心で、味が比較的あっさりしていると知った。自分にはやはり、関東風の甘めで味がはっきりしたもののほうが口に合う。もう一つ面白かったのは、市場でよく見かける、うずらの卵が入った小ダコ。小ダコを丸ごと使い、中にうずらの卵が入っていて、見た目がとてもユニーク。ここで初めて食べたので、かなり印象に残る軽食だった。
    錦市場の東端まで歩くと、錦天満宮がある。この神社の主祭神は菅原道真で、ほかの天満宮と同じく学問と知恵の神様として知られ、とても人気がある。何しろ、学問や知恵を授かりたいと思わない人はいないだろう。境内には地下約30数メートルから湧き出る「錦の水」もある。市場を端まで歩いた後、そのまま立ち寄って参拝できて便利。
    錦天満宮の隣には、来るたびに必ず立ち寄る田丸印房新京極店もある。こちらの「京うふふスタンプ」には約1,000種類の図柄があり、和風の模様や京都を題材にしたものから、面白い文字のスタンプまでそろっている。手帳やスタンプが好きな人には、本当に財布のひもが緩みやすい場所。確かに値段は安くないけれど、印面のデザインも作りの品質もよく、個人的には価格に見合う品質だと思う。

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