日帰りではもったいない!魅力たっぷりの千葉を遊び尽くす旅行ガイド
長い海岸線を有し、海が織りなす絶景で有名な千葉県。
東京ディズニーランドや東京ディズニーシーのある地域としても知られている。
それだけでなく、パワースポットや歴史情緒漂う街並みなど、千葉には見どころが盛り沢山。
この記事では千葉旅行を検討している方のために、千葉の魅力やエリア別の見どころ、交通情報、モデルコースなど、事前に知るべき情報を網羅的に紹介していく。
記事を参考に旅行プランを作れば、千葉の魅力を満喫できる旅行になるはずだ。
東京のすぐそばで美しい自然景観に出会える「千葉」
日本の首都・東京の東部に隣接する「千葉」。
千葉は半島であり、三方を海に囲まれているため、長い海岸線を有する。
そのため、「九十九里浜」などの海を望む絶景が有名だが、小山や丘が続く地形も特徴的だ。
県内には平地が多く、東京都心からほど近くの場所で雄大な自然に触れられる点が千葉の大きな魅力といえる。
自然景観だけでなく、「東京ディズニーリゾート」や「鴨川シーワールド」などのテーマパーク、「ららぽーとTOKYO-BAY」や「イオンモール幕張新都心」などのショッピングスポットも充実しているため、様々な楽しみ方もできる。
海産物が多いことでも知られており、特に「銚子港」は日本でも屈指の水揚げ量を誇る。
港近くの市場や飲食店では新鮮な海鮮料理を味わえるほか、千葉には様々なご当地グルメがある。
千葉の平均気温と着衣例
千葉は典型的な海洋性の気候をしており、冬は温暖で夏は涼しい。
千葉の南部に該当する「南房総」は暖流の影響を受けるため、特に温暖な地域だ。
夏は降水量が多いが、天気にさえ気を付ければ観光はしやすいだろう。
千葉の月別平均気温
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平均気温(度) | 6.1 | 6.6 | 9.6 | 14.5 | 18.9 | 21.9 | 25.7 | 27.1 | 23.8 | 18.6 | 13.4 | 8.6 |
千葉の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月): 軽めのジャケットおよび薄手のセーター
- 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
- 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
- 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット
千葉へのアクセス
東京から千葉へ向かうには、在来線で40分ほど。
大阪から向かうなら、新幹線と在来線を駆使して3時間30分ほどでアクセス可能だ。
なお、大阪から千葉まで飛行機を利用すれば、1時間40分程度で到着できる。
「成田空港」には国際線もあるため、台湾・香港・韓国・中国など様々な国から直接アクセスできる。
成田空港から主要駅へのアクセス
ここからは空の玄関口である成田空港から、「千葉駅」と「船橋駅」へのアクセスを紹介しよう。
この2つの駅は千葉を旅行する上で利用する可能性が高いため、成田空港からのアクセスを覚えておこう。
下記の経路は特急電車を利用しているため、所要時間は短いものの交通費がやや高めになる。
交通費を抑えたいなら、プラスで15分ほどかかるが在来線を利用しよう。
成田空港から千葉駅へのアクセス
- 経路
- 成田空港でJR成田線 特急成田エクスプレスに乗車し、「千葉駅」で下車
- 所要時間
- 約35分
成田空港から京成船橋駅へのアクセス
- 経路
-
1.成田空港で京成本線特急に乗車し、「京成船橋駅」で下車
2.京成船橋駅から6分ほど歩けば船橋駅に到着 - 所要時間
- 約1時間
千葉の主要交通手段
千葉は公共交通機関が充実しており、運行本数も少なくない。
千葉県内の移動において、不便さは感じないだろう。
公共の交通機関だけで観光スポットを巡ることも充分可能だ。
レトロな雰囲気が漂う鉄道も多いため、流れる景色と風情を楽しむ列車の旅もお勧め。
千葉旅行前に知っておくべき6つのエリアの魅力
千葉は6つのエリアに分けられ、特色がそれぞれ異なる。
エリアごとに人気の観光スポットと魅力を紹介するので、旅行プランの参考にしてほしい。
四季折々の花々で彩られる「東葛飾エリア」
東葛飾エリアは千葉の北西部に位置し、「江戸川」や「利根川」が流れるエリア。
手軽に自然を感じられる公園が多いのも、このエリアの魅力のひとつだ。
「清水公園」は四季折々の花々が咲き誇る、自然豊かな公園として特に人気が高い。
春には桜やツツジが咲き誇り、その美しい光景は「日本さくら名所100選」に選ばれるほど。
紫陽花と菖蒲の名所である「長谷山 本土寺」も人気の観光スポットだ。
初夏には50,000株ほどの紫陽花と、5,000本もの菖蒲が境内を華やかに彩る。
季節に関わらず、約18mの五重塔を筆頭に境内に点在する建造物からは、歴史情緒も感じられるだろう。
長谷山 本土寺以外にも、交通安全や家内安全などのご利益がある「諏訪神社」や、縁結びのパワースポットとして多くの参拝客を集める「浅間神社」など、東葛飾エリアには神社仏閣も多い。
古き良き日本の面影が残る「北総エリア」
千葉の北部から北東部にあたる北総エリアには成田空港があるため、海外からの観光客は特に訪れやすいエリアだ。
日本らしい風情を感じられる神社仏閣が多く、江戸時代(1603年〜1868年)の面影や文化が残る街並みも多い。
「成田山新勝寺」は日本屈指のパワースポットであり、「関東三大不動」のひとつとして年間で約1,000万人もの参拝客を迎えている。
境内では荘厳な建造物が見られるほか、「成田山公園」と呼ばれる大庭園で四季折々の花々を楽しめる。
「佐原の町並み」も北総エリアで人気の観光スポットのひとつ。
町の南北を流れる「小野川」沿いに建ち並ぶ、木造や蔵造りの町屋は江戸時代の末期から昭和時代(1926年~1989年)の初期にかけて建築されたもの。
その街並みは伝統的建造物群保存地区に選定されている。
日本の歴史情緒を感じられる街並みを散策しつつ、史跡を観光するだけでなく、グルメやショッピングも楽しめる。
好みに合わせた楽しみ方ができる「ベイエリア」
東京と「東京湾」に面するベイエリアは県の中央部から北西にかけて広がり、中心都市である「千葉市」を有する。
大型の商業施設やテーマパークが特徴的だが、美術館などの文化施設も多い。
神社仏閣や自然に触れられる公園も多く、様々な魅力に溢れたエリアといえる。
日本はもちろん、世界中に多くのファンを持つ「東京ディズニーランド」と「東京ディズニーシー」があるのもベイエリアだ。
テーマパークを満喫するには1日では足りないため、充分な下調べと日数を確保してから訪れよう。
「ふなばしアンデルセン公園」も魅力的な観光スポットのひとつで、大きな風車と19世紀のデンマークを再現した風景が見どころ。
四季折々の植物に囲まれながら、異国情緒を感じてみよう。
自然環境を活かしたアスレチックが楽しい「フォレストアドベンチャー・千葉」や、美しい砂浜と桟橋からの夕日が魅力の「SUNSET BEACH PARK INAGE(稲毛海浜公園)」などのレジャースポットも人気を集めている。
海の恵みを感じられる「九十九里エリア」
千葉の東部から北東にかけて、太平洋に面する九十九里エリアだ。
美しい砂浜と海の景色が魅力的で、海水浴やマリンスポーツも盛んに行われている。
「海の駅 九十九里」では九十九里浜の海の絶景を眺めつつ、新鮮な海の幸や地元で採れた野菜などを味わえる。
季節に応じた美しい花々が見られるとあって、「八鶴(はっかく)湖」も人気の観光スポットだ。
桜の名所としても知られており、憩いの場として地域の人々に親しまれている。
雄大な自然と広大なテーマパークを親子で楽しめる「かずさ・臨海エリア」
「かずさ・臨海エリア」は東京湾に面しており、千葉の中央部から南西部に位置する。
雄大な自然とレジャースポットの豊富さが魅力で、老若男女を問わずに楽しめる。
インスタ映えするとして話題の「清水渓流広場」、迫力ある絶景スポットの多い「鋸山」は特に人気の高いスポットだ。
ドイツの田園風景を再現したテーマパーク「東京ドイツ村」や、広大な敷地を彩る花畑が美しく、動物たちとも触れ合える「マザー牧場」など、子どもと一緒に遊べるスポットも多い。
絶景スポットが目白押しの「南房総エリア」
南房総エリアは千葉の南部に位置し、旅行先として人気が高い。
海や渓谷、山々が織りなす絶景が魅力のエリアで、温暖な気候により果物や植物などの栽培も盛んだ。
ハイキングや渓流釣り、秋には紅葉も楽しめる「養老渓谷」。
「岡本桟橋(原岡桟橋)」から眺める水平線や、「大山千枚田」の375枚の棚田など、絶景スポットが目白押し。
親子旅行なら「鴨川シーワールド」にも足を運んでほしい。
数々の水生生物を観察できる海のテーマパークで、特に海の王者シャチのパフォーマンスは圧巻だ。
千葉を満喫するために必要な日数
人気観光スポット・エリアを絞って旅行プランを組み立てれば、1泊2日でも充分に満喫できる。
ただ、千葉には魅力的なエリアやスポットが多いため、3つ以上のエリアを巡りたい場合は、2泊3日は必要になる。
千葉の人気観光スポットを巡る1泊2日モデルコース
ここからは1泊2日のモデルコースを紹介しよう。
神社仏閣や文化施設を巡りつつ、雄大な自然景観も堪能していく。
千葉ならではの名物グルメも味わえるため、満足度の高い旅行になるはずだ。
1日目:神社仏閣で歴史とパワーを感じる
1日目は成田山新勝寺や「香取神宮」など、日本でも有数のパワースポットを巡っていく。
千葉旅行の安全や成功を願う意味でも、しっかりと参拝しておこう。
古き良き時代の面影が残る街を散策しつつ、ランチや食べ歩きで名物グルメも味わい、日本の歴史情緒とグルメを堪能しよう。
8:50 JR成田駅からスタート
1日目は成田空港から電車で約15分の成田駅からスタート。
駅から歩いて15分ほどで、最初のスポット「成田山新勝寺」に到着。
9:05 有名パワースポット「成田山新勝寺」を参拝
1,000年を超える歴史を持ち、年間1,000万人を超える参拝者が訪れる成田山新勝寺。
本尊は弘法大師・空海が自ら祈りを込めて開眼された不動明王が祀られ、御堂ごとに開運厄除けや出世、商売繁盛、恋愛成就など多岐にわたる御利益があるとされている。
約220,000㎡にも及ぶ境内には、5棟の国指定重要文化財が現存。
歴史感じる関東屈指のパワースポットを散策してみよう。
10:30 「川豊 本店」で参道の名物をランチに
成田山新勝寺で参拝を終えたら、参道を散策してみよう。
多くの飲食店やお土産店が参道沿いに軒を連ね、グルメはもちろんお土産選びも楽しめる。
食べ歩きにピッタリな大判焼きや焼き団子からは、日本の食文化を感じられるだろう。
それ以上に有名なグルメは「鰻料理」。ランチには少し早いが老舗「川豊 本店」で、うな重を食べてみよう。
1910年創業の老舗で、職歴50年を超える職人が目利きしたうなぎをうな重や蒲焼、白焼で提供している。
創業当時から継ぎ足しだという秘伝のタレをつけて焼き上げたうなぎはふっくら柔らかで香ばしく、文句なしのおいしさだ。
12:20 「航空科学博物館」で空へのロマンを感じる
ランチを味わったら徒歩でJR成田駅に戻り、路線バスに乗って「航空科学博物館」へ。
成田空港に隣接する航空科学博物館は、滑走路に見立てたフォトジェニックな玄関アプローチから空へのロマンが広がる日本初の航空専門の博物館。
館内には映像やジオラマ、模型など多様な展示物が集まり、航空機や空港について楽しみながら詳しく学べる。
また、本物のジャンボジェット機・ボーイング747の胴体断面やエンジンもあり、飛行機が好きな方のみならず、誰でも楽しめるだろう。
15:30 「香取神宮」で貴重な文化財を鑑賞
航空科学博物館を満喫したらバスでJR成田駅へ戻り、電車に乗り換えてJR佐原駅へ。
JR成田駅からJR佐原駅への電車は本数が少ないため、注意してほしい。
JR佐原駅からはタクシーに乗って約10分で「香取神宮」へ到着。
全国各地約400社の香取神社の総本社で、家内安全・産業指導の神・海上守護・心願成就などのご利益を求めて参拝されている。
由緒正しい古社だけあって収蔵所有する宝物の数は、県指定文化財以上のものだけで200点余と膨大。
ご利益を授かるだけでなく、文化財も鑑賞していこう。
18:00 「佐原商家町ホテルNIPPONIA」で歴史と心地よさを感じる
参拝を終えたら、再びタクシーに乗ってJR佐原駅へ。
駅から10分ほど歩けば1日目の宿「佐原商家町ホテルNIPPONIA」へ到着する。
佐原商家町ホテルNIPPONIAは佐原の町全体をひとつのホテルと捉え、築100年以上の商家など、町に点在する3棟の歴史的建物をモダンにリノベーションした宿泊施設。
江戸時代にタイムスリップしたかのような風景に溶け込みながらも、部屋のしつらえは現代のものをうまく取り込み、心地よい空間の中で快適に過ごせるだろう。
2日目:歴史情緒と自然が生み出す絶景を満喫
モデルコースの2日目は、歴史情緒感じる街並みの散策から始まり、千葉が誇る自然景観を堪能していく。
モデルコースで巡る絶景スポットなら、自然の美しさだけでなく、迫力も感じられるだろう。
9:30 「佐原の町並み」の散策からスタート
利根川を利用した水運によって「江戸優り(えどまさり)」と呼ばれるほど発展した香取市佐原。
町を南北に流れる小野川と、それに交差して伸びる香取街道沿いには江戸末期から昭和初期にかけて建てられた木造の町家や蔵造りの商家、洋風建築などが今も数多く残り、ノスタルジックな町並みを作り上げている。
そんな佐原の散策から2日目はスタートする。
散策しつつ、実測で日本地図を作った「伊能忠敬(いのう ただたか)」が使用した道具が展示されている「伊能忠敬記念館」や、住居としていた「伊能忠敬旧宅」といった観光スポットを巡ろう。
風情ある街並みを船上から眺められる「小江戸さわら舟めぐり」もお勧めだ。
13:00 JR銚子駅周辺で海鮮グルメを堪能
散策を終えたら、そのまま歩いて約10分のJR佐原駅へ。電車に乗ってJR銚子駅で下車。
水揚量が12年連続で日本一となった銚子漁港のある銚子では、新鮮な魚介を使った料理が楽しめる。
駅周辺にも海鮮グルメを楽しめるお店は多いので、ランチに海鮮丼や刺身定食などを味わっていこう。
14:50 天然記念物「白亜紀浅海堆積物」を観察
海鮮グルメを堪能したら銚子電鉄に乗って、銚子電鉄犬吠駅へ向かおう。
銚子電鉄のレトロな車体を鑑賞するのも忘れずに。
銚子電鉄犬吠駅からタクシーに乗り、15分ほどで次のスポット「白亜紀浅海堆積物」へ到着する。
銚子ジオパークを構成する要素のひとつ、国指定の天然記念物「白亜紀浅海堆積物」。
白亜紀(約1億4,500万年前〜約6,600万年前)に海底で堆積した地層のことだ。
白亜紀ほど古い地層を見られるのは、関東地方で白亜紀浅海堆積物のみ。
さざなみの痕跡や海底を生物が這った後などの痕跡を見られる、貴重な天然記念物だ。
白亜紀浅海堆積物を観察しながら、地球の長い歴史に思いを馳せてみよう。
15:40 「犬吠埼」の迫力ある絶景を堪能
白亜紀浅海堆積物の次は、歩いて約10分の場所にある「犬吠埼」へ。
関東・銚子半島の最東端にある犬吠埼は、太平洋に突き出た周囲500m程の岬で三方を水に囲まれた海食台地。
断崖絶壁の下の岩礁で荒波が砕ける様は迫力満点。周辺には白砂の君ケ浜海岸、南には奇岩、巨岩の多い海岸が広がり、多くの観光客に親しまれている。
岬の先端にそびえる白亜の犬吠埼灯台は、国産レンガ造りの西洋型第一等灯台で銚子観光のシンボル的存在。
灯台の頂上からの絶景も楽しもう。
18:00 夕日に染まる「屏風ヶ浦」で迫力と美しさを感じる
犬吠埼の絶景を満喫したら、歩いて20分の場所にある銚子電鉄外川駅へ向かう。
銚子電鉄外川駅周辺の古き良き漁村の風景を楽しみつつ、さらに30分ほど歩いて「屏風ヶ浦」へ。
歩き疲れた場合や時間がない場合は、タクシーを利用してほしい。
屏風ヶ浦は国の名勝と天然記念物に指定された、太平洋に面する断崖絶壁の景勝地だ。
波によって浸食された海食崖であり、崖の高さは高いところで50mほど。
断崖が10kmも続く光景に圧倒されるだろう。
夕日に照らされた海と断崖からは、迫力だけでなく美しさも感じられるはずだ
千葉旅行するなら外せないご当地グルメ3選
ここからは千葉のご当地グルメを厳選して紹介する。
せっかく千葉を旅行するなら、紹介するご当地グルメを食べて食文化にも触れてほしい。
お店によって味付けが違う場合も多いため、同じグルメを食べ比べてみても楽しいだろう。
1. 勝浦タンタンメン
勝浦タンタンメンは「勝浦市」で親しまれているご当地ラーメンで、漁師や海女が冷えた身体を温める料理として定着した。
辛く味付けした豚ひき肉を使う点は中華料理の担々麺と変わらないが、勝浦タンタンメンではラー油や唐辛子で炒めて辛味を効かせた玉ねぎも具材として加えられている。
ゴマを使わず、醤油ベースのスープにラー油を多めに入れて仕上げているのも特徴だ。
インパクトある辛さの後に広がる、スープのコクや玉ねぎ本来の甘みは病みつきになるだろう。
2. ホワイト餃子
静岡の浜松や栃木の宇都宮と並ぶ、ご当地餃子がホワイト餃子だ。
ホワイト餃子は「野田市」に本店を構える、餃子専門店の看板商品。
野菜がたっぷり入った餡を生地で包んで焼く、いわゆる焼き餃子のひとつ。
モチモチした食感の厚い皮と、焼き目のパリッとした食感が美味しさの秘訣。
油を多めに使って揚げ焼きに近い形で仕上げるため、いわゆる焼き餃子以上のパリパリ感を味わえる。
一般的な餃子の見た目と異なり、丸い俵型をしている点もホワイト餃子の特徴だ。
餡は野菜が主役のあっさりした味わいも魅力的。
3. なめろう
なめろうは全国的に有名な料理だが、発祥は千葉とされている。
アジなどの魚に味噌や生姜、ネギなどを混ぜて粘りが出るまでたたいて作る、魚のたたき料理のひとつ。
元々は揺れる船の上で食べるために考案された漁師めしで、味付けに醤油を使わないのは不安定な船上で醤油がこぼれることを防ぐため。
家庭料理に発展していく過程で、生姜やネギなどの薬味が加えられるようになったとされる。
現在では醤油を使う場合も多いが、味噌を使った伝統的なレシピで提供する飲食店も少なくない。
新鮮な魚の旨味と生姜の清涼感が絶品で、お酒との相性も抜群だ。
気軽にお花見を楽しめる千葉の桜の名所
千葉には美しい自然景観を楽しめる公園が多く、春には気軽に花見を楽しめる。
「日本さくら名所100選」に選ばれている「泉自然公園」では、20種・1,500本ほどのオオシマザクラやヤマザクラを観察できる。
同じく「日本さくら名所100選」のひとつ「清水公園」では、見頃を迎えると約50種・2,000本ほどの桜が咲き誇る。
近い時期に見頃を迎えるツツジも見逃さないように。
お花見広場があり、シダレザクラが池周辺を彩る「千葉公園」も桜の名所。
約600本の桜が咲き誇る、美しい公園を散策してみよう。
桜と同じ時期に見頃を迎える、青紫色でブドウのような見た目のムスカリも見どころのひとつだ。
千葉の例年の桜の開花日や満開日、見頃は以下の表を参考にしてほしい。
ただし、その年の気候や気温、スポットによって開花日や満開日、見頃は前後するので注意しよう。
- 開花日
- 3月30日
- 満開日
- 4月6日
- 桜の見頃
- 4月6日〜4月12日
参考:気象庁 さくらの開花状況
参考:気象庁 さくらの満開状況
歴史あるスポットで秋の風情を感じられる千葉の紅葉の名所
秋に訪れるなら、紅葉の名所も旅行プランに入れてみよう。
あじさいの名所として有名な「本土寺」だが、秋には境内が色鮮やかな紅葉で彩られる。
五重塔などの建造物と紅葉との調和が美しい、風情ある景観を楽しみつつ、境内を散策しよう。
清流と紅葉のコラボレーションを楽しめる「養老渓谷」も、千葉屈指の紅葉の名所。
遊歩道を歩きながら紅葉を楽しめるだけでなく、紅葉で彩られた山々を眺められる大福山展望台など、絶景スポットが点在しているのも魅力だ。
日本庭園の美しさに、紅や黄金色などの色彩が加わる「成田山公園」も訪れるべき紅葉の名所。
いたるところがフォトスポットになる園内を、ゆっくり散歩してみよう。
11月下旬~12月上旬に見頃を迎える紅葉の名所が多いものの、紅葉の見頃はその年の気候や気温、スポットによって前後する。
旅行の直前に紅葉情報をチェックすると良いだろう。
千葉旅行に関するよくある質問
Q
千葉を旅行するのにお勧めの季節は?
マリンスポーツや海水浴を楽しみたいなら夏、桜か紅葉を楽しみたいなら春か秋がお勧めです。
Q
親子旅行でお勧めの千葉の観光スポットは?
豊かな自然と動物たちと触れ合えるマザー牧場、千葉市動物公園がお勧めです。
まとめ
この記事では千葉の魅力や人気観光スポットだけでなく、エリア別の魅力、交通情報、モデルコースなどを紹介してきた。
多様な魅力を持つ千葉に訪れるなら、東京からの日帰り旅行や東京ディズニーランドを観光するだけではもったいない。
記事のモデルコースを参考に、1泊2日の旅行プランを立ててみてはいかがだろうか。
この記事で紹介しきれなかった、魅力的な千葉の観光スポットを紹介している以下の記事もぜひ参考にしてほしい。