
夏〜秋に乗りたい!トロッコ列車4選(東日本編)
渓谷を間近に感じるローカル線から、橋梁から絶景を望む列車、森林を駆け抜けるナローゲージまで、関東エリアから気軽に行けるトロッコ列車を4つご紹介。雄大な自然風景と一体になれるトロッコ列車に乗って、爽やかな風を浴びながら非日常の風景に会いに行こう。
1.「トロッコわっしー号」「トロッコわたらせ渓谷号」
(群馬県・桐生市〜栃木県・日光市)
関東屈指の渓谷美を川面に近い目線で楽しめる、わたらせ渓谷鐵道。1914年の開通当時は、長いトンネルや鉄橋を建造する技術がなかったため、線路は山あいを蛇行する渡良瀬川に沿うように敷設された。そのため現在は渓谷の風景を眺める絶景路線として親しまれ、乗ってみたいローカル線ランキングでたびたび上位にランクインしている。
地図上で平行している国道は一段高いところを通っているため、川面を間近に感じる渓谷美は列車ならではの絶景だ。

わたらせ渓谷鐵道は、群馬県桐生市と栃木県日光市足尾町の44.1㎞を結んでおり、乗車時間は片道約1時間30分。起点の桐生駅と終点の間藤(まとう)駅では標高差が約550mあり、新緑や紅葉は場所を変えながら1カ月近く楽しむことができる。
沿線には、「関東の耶馬渓」とも言われる高津戸峡、富弘美術館、足尾銅山観光といった見どころも多い。
わたらせ渓谷鐵道を走る2つのトロッコ列車
1. 開放型車両の「トロッコわっしー号」
1日2往復(2026年7月〜9月は運休。冬期は1日1往復)で運行する「トロッコわっしー号」は、わたらせ渓谷鐵道のキャラクター「わ鐵のわっしー」をモチーフにしたデザイン。冬期以外は窓ガラスのないオープンタイプのトロッコ車両で運行している。
運行区間は、桐生〜間藤間の全線。停車駅は相老・大間々・水沼・神戸・沢入・通洞・足尾・間藤の計8駅だ。


2. ディーゼル機関車が牽引する「トロッコわたらせ渓谷号」
1日1往復運行する「トロッコわたらせ渓谷号」は、ディーゼル機関車が4両の客車を引っ張る昔ながらのスタイル。ディーゼル機関車は、トロッコ車両と同じ銅色の「DE10-1537」、赤い色の「DE10-1678」の2種がある。車両は窓ガラスのないオープンタイプのトロッコ車両2両を、窓ガラス付きの普通車両2両が挟み込むかたちで連結している。
トロッコわたらせ渓谷号の運行区間は、トロッコわっしー号よりも短い大間々駅〜足尾駅間。停車駅は水沼・神戸・沢入・通洞・足尾の計5駅だ。

わたらせ渓谷鐵道「トロッコわっしー号」と「トロッコわたらせ渓谷号」へのアクセスは?
東京からわたらせ渓谷鐵道へ最速でアクセスできるのは、新幹線を利用して高崎で在来線に乗り換え、JR桐生駅へ向かうルート。東京駅から上越新幹線・北陸新幹線を利用して約50分で高崎駅へ至る。高崎駅からJR両毛線普通列車に乗り換えて約40分〜50分でJR桐生駅に到着できる。乗り継ぎ込みで2時間弱だ。
一方で最もわかりやすいアクセスは、浅草から東武線を利用して東武鉄道相老駅へ至るルート。東武線の浅草駅から「特急りょうもう」「リバティりょうもう」で東武鉄道相老駅まで約1時間40分。相老駅から直接わたらせ渓谷鐵道に乗り換えできる。
「トロッコわっしー号」は相老駅にも停車するので、相老駅から乗車するのもよい。わたらせ渓谷鐵道相老駅から大間々駅までは普通列車で2駅7分ほどなので、「トロッコわたらせ渓谷号」には発駅である大間々駅から乗車できる。
わたらせ渓谷鐵道トロッコ列車の見どころ3選
わたらせ渓谷鐵道はほぼ全線で渡良瀬川に沿って走り、渓谷を見下ろすダイナミックな車窓風景が展開する。終点付近の通洞・足尾・間藤周辺では、足尾銅山関連の工場跡や施設といった山あいの産業遺産も見ものだ。
1. 古路瀬(こじせ)渓谷(本宿駅〜水沼駅)
大間々駅を過ぎると渡良瀬川沿いを走る区間へ。本宿駅〜水沼駅間の古路瀬(こじせ)渓谷は燃えるような緑に色づく対岸が川面に映る。

2. 紅葉路線(大間々駅〜間藤駅)
大間々〜間藤は沿線随一の紅葉名所。渓谷沿いの山肌が一面に色づく時期は、紅葉のトンネルさながらの景観に。10月下旬ごろ足尾周辺から色づき始め、約1カ月かけて大間々周辺まで紅葉が下りてくる。

春になると、わたらせ渓谷鐵道の沿線では、菜の花や桜、花桃といったたくさんの花々が咲き乱れる。なかでも神戸駅は花桃の名所として知られ、列車に寄り添うように咲き誇る約300本もの花桃が美しい。

3. 沢入(そうり)駅〜原向駅間
神戸駅から足尾方面は、国道や県道から離れており、まさに鉄路からしか望むことができない車窓風景が広がっている。そのうち一つが沢入(そうり)駅〜原向駅間の群馬・栃木両県の県境付近に広がる渓谷。エメラルドグリーンの川面と白い御影石のコントラストが印象的で、沿線で最も美しい風景とも言われている。

わたらせ渓谷鐵道で立ち寄りたい線路沿いスポット2選
1. 駅の天然温泉 水沼の湯(水沼駅)
わたらせ渓谷鐵道・水沼駅のホームに直結した全国でも珍しい駅ナカの日帰り温泉。露天風呂やサウナを備えた大浴場、眼前に広がる荒神山の稜線を望む大露天風呂があり、列車旅の途中でゆっくりと疲れを癒やせる。湯上がりは、畳の間や木のデッキでひと休みしよう。

2. 列車のレストラン清流(神戸駅)
神戸(ごうど)駅2番ホームに佇む旧車両は食堂車さながらのレストラン。かつて、1960年代〜1991年ごろまで東武鉄道日光線を走っていた特急列車1720型デラックス・ロマンス・カー「けごん」の車両が、内観もそのままに活用されている。ほぼ当時のままの内装で、やまと豚弁当やトロッコ弁当(店内はみそ汁付きで1,300円、持ち帰りは1,200円)といった駅弁のほか、舞茸ごはん定食1,400円、わてつカレー1,000円などが味わえる。


わたらせ渓谷鐵道「トロッコわっしー号」「トロッコわたらせ渓谷号」の基本情報
- 鉄道会社・列車名
- わたらせ渓谷鐵道「トロッコわっしー号」「トロッコわたらせ渓谷号」
- 運行区間・所要時間
- トロッコわっしー号は桐生駅〜間藤駅(約1時間30分〜約1時間50分)、トロッコわたらせ渓谷号は大間々駅〜足尾駅(約1時間30分〜約1時間40分)
- 運行日
- トロッコわっしー号(2026年7月〜9月は運行なし)、トロッコわたらせ渓谷号ともに公式サイト掲載の運転日に運行
- 本数
- トロッコわっしー号は1日2往復、トロッコわたらせ渓谷号は1日1往復
- 予算
- 運賃(大間々〜足尾)940円+トロッコ整理券520円(9月より700円)
- チケット購入方法
- 相老駅・大間々駅・通洞駅の窓口で販売するほか公式サイトより購入できる ※詳細は公式サイト参照
- 公式サイト
- 公式サイト
2. 会津鉄道「お座トロ展望列車」
(福島県・会津若松市〜南会津郡南会津町)
南会津に広がる里山を走る「お座トロ展望列車」は、トロッコ車両のほか、お座敷席車両、展望車両を備える観光列車。窓がないトロッコ席でダイレクトに自然を体感するもよし、掘りごたつ式のお座敷席でゆったりと寛ぐもよし、通常よりも高い位置にある展望席のリクライニングシートで景色を楽しむもよし。オリジナルグッズのほか、アルコールやジュース、おつまみを用意した車内販売もあり、自然あふれる会津鉄道会津線の車窓風景を気ままに楽しめる。




新緑や夏の緑はもちろん、例年10月中旬〜11月上旬に見頃を迎える紅葉と阿賀川の渓流が織りなす情景も美しい。なかでも芦ノ牧温泉南駅〜湯野上温泉駅間の2つの鉄橋から望む渓谷は圧巻のひと言。西若松駅〜芦ノ牧温泉駅間では、会津のシンボル・鶴ヶ城と磐梯山を同時に望むことができる。


沿線には、会津若松のほか、江戸時代に下野街道の宿場町として栄え、茅葺き屋根の古民家が並ぶ山間の集落「大内宿(おおうちじゅく)」、線路沿いの国の天然記念物「塔のへつり」といった見どころがある。途中下車しながら旅するのもおすすめだ。

会津鉄道「お座トロ展望列車」へのアクセスは?
最もわかりやすいのは、東京からは浅草から東武線利用で会津田島駅へ至るルート。東武線の浅草駅から東武特急「リバティ会津」で会津田島駅まで約3時間10分。会津田島駅から直接「お座トロ展望列車」に乗り換えることができる。
会津若松駅から「お座トロ展望列車」に乗車するなら、東北新幹線・山形新幹線利用で東京駅から約1時間20分で郡山駅へ。郡山駅からJR磐越西線に乗り換えて約1時間5分でJR会津若松駅へ至る。会津若松駅はJRの駅だが会津鉄道が乗り入れ、「お座トロ展望列車」の発着駅となっている。
「お座トロ展望列車」の見どころ3選
1. ビュースポットの3つの鉄橋で一時停車(芦ノ牧温泉駅〜塔のへつり駅)
「お座トロ展望列車」の車窓の魅力は、会津若松市〜下郷町〜南会津町にかけての沿線に広がる雄大な自然とのどかな里山風景。春夏の緑、例年10月中旬〜11月上旬に見頃を迎える紅葉と阿賀川の渓流が織りなす渓谷の情景は特に美しい。高さ60mの深沢橋梁、第三大川橋梁、塔のへつりを望む第五大川橋梁といったビュースポットで列車は一時停車。阿賀野川沿いの渓谷の眺めをじっくりと楽しめる。


2. 塔のへつり(塔のへつり駅)
「塔のへつり」とは、塔が立ち並ぶ断崖という意味。奇岩群の造形が美しい阿賀川きっての景勝地だ。約100万年もの歳月をかけて、浸食と風化を繰り返してできた白い奇岩のタワーと緑の渓流が織りなす景観は、一度目にすると忘れられないインパクトがある。

塔のへつり駅で下車すると、徒歩約5分で渓谷を間近に眺める遊歩道へ。車窓と現地散策をセットで楽しむ人も多い。新緑から始まる緑、紅葉の時期はもちろん、例年5月上旬〜中旬に咲く藤の花の時期も美しい。
湯野上温泉駅〜塔のへつり駅〜会津田島駅間は、「塔のへつり」周辺の奇岩、深く切り立った渓谷が続く区間で、車窓からもその特徴的な岩肌を眺めることができる。
3. 湯野上温泉駅、芦ノ牧温泉駅
茅葺き屋根の湯野上温泉駅、ねこ駅長で知られる芦ノ牧温泉駅は、会津鉄道が誇る名物駅。どちらの駅も線路脇には田畑や集落、山間の温泉地が広がり、渓谷を望む区間とはまた異なるのどかな田園風景に浸れる。
大内宿の最寄り駅でもある湯野上温泉駅は、大内宿の街並みにちなんだ茅葺き屋根が特徴。駅舎内の待合室には囲炉裏が切られ、列車を待つ間はゆっくりとお茶を味わいながら過ごせる。周囲には温泉宿が多くあるほか、駅舎の隣の足湯「親子地蔵の湯」に浸かって足の疲れを癒すこともできる。
また湯野上温泉駅は、桜の名所としても知られ、開花時期には茅葺屋根の駅舎と桜が織りなす情景が見られる。


芦ノ牧温泉駅は、愛らしいねこ駅長の「さくら」が出迎えてくれるネコ好きにはたまらない駅。木造の小さな駅舎と山あいの風景が調和し、旅情に満ちたひと時を過ごすことができる。


会津鉄道「お座トロ展望列車」の基本情報
- 鉄道会社・列車名
- 会津鉄道「お座トロ展望列車」
- 運行区間・所要時間
- JR会津若松駅〜会津鉄道会津田島駅(約1時間10分〜1時間30分)
- 運行日
-
3月下旬〜11月の土・日・祝を中心に運行。8月中旬、11月上旬は毎日運行
※詳細は公式サイトを確認 - 本数
- 1日2往復
- 予算
- 運賃(会津若松〜会津田島)1,700円+お座トロ座席指定券500円
- チケット購入方法
- 公式サイトにて予約受付、会津鉄道有人駅または旅行代理店で販売 ※詳細は公式サイト参照
- 公式サイト
- 公式サイト
3. 赤沢森林鉄道
(長野県・上松町)
赤沢森林鉄道は、長野県上松町の赤沢自然休養林を走るナローゲージ(軌間762mm)の観光トロッコ列車。例年4月〜11月にかけて運行し、樹齢300年以上の天然木曽ヒノキが林立する豊かな自然を体感できる。こちらの前身は、かつて山間地の輸送手段として日本全国にあった森林鉄道。林業が盛んだった木曽で1975年まで運行していた「木曽森林鉄道」の一部が復活している。

赤沢森林鉄道は、森林鉄道記念館から丸山渡までの往復約2.2kmを、25分ほどかけてゆっくりと運行。森林浴発祥の地ならではの爽やかな風を感じながら、日本三大美林の一つに数えられる木曽ヒノキの森と、渓流沿いの風景を満喫できる。開放感あふれるオープン客車をけん引するのは、かつて木材輸送で使われていたディーゼル機関車を模して新造された車両だ。

夏休み期間中には、「トムソーヤクラブ村木曽・上松イベント」として、渓流広場での遊びや木工教室などの体験プログラムを実施している。こちらは家族連れにおすすめだ。
「赤沢森林鉄道」へのアクセスは?
赤沢森林鉄道は運行時間中1時間ごともしくは30分ごとに運行しており、個人客は予約なしでの乗車が基本。9時30分もしくは10時〜15時(日による)の運行時間中に乗車できればOKなので、気軽に行きやすい。
東京からのアクセスは、新宿駅からJR特急あずさで塩尻駅まで約2時間〜約2時間30分。塩尻駅からJR中央本線利用でJR上松駅まで約1時間10分。JR上松駅より、開園期間中のみ運行しているおんたけ交通「赤沢自然休養林行き」バス約30分で到着できる。1日3〜4本の運行なので、運行時間はあらかじめチェックしておこう。
「赤沢森林鉄道」の見どころ3選
1. 赤沢森林鉄道記念館
起点となる「赤沢森林鉄道記念館」は、木曽の林業とかつて木材輸送の主役だった木曽森林鉄道について紹介する施設。木材を運搬するだけでなく、山間の木曽エリアの交通も担ってきた木曽森林鉄道について学べる。見どころは、かつて活躍していた木曽森林鉄道の実物車両。アメリカ製ボールドウィン1号蒸気機関車をはじめ、貴賓車や移動式の理髪車、モーターカーなどの貴重な車両が見られる。


2. 木曽ヒノキの美林を抜ける区間
開放感あるトロッコ車両が走るのは、木曽五木が立ち並ぶ深い森。樹齢300年以上の木曽ヒノキが立ち並ぶ区間は、窓ガラスのない客車から、手を伸ばせば届きそうなほど近くに立つ木々が眺められる。 新緑の淡い黄緑から夏の深い緑に包まれ、ヒノキの香りと木漏れ日を肌で感じよう。秋は、落葉樹が続く区間の紅葉も美しく、マルバやドウダンツツジの赤、シロモジやミズナラの黄色が車窓いっぱいに広がる。

3. 赤沢森林は森林浴発祥の地
赤沢自然休養林は、「日本の森林浴発祥の地」としても知られており、日常を離れた静かな森で、澄んだ空気に包まれて過ごせる。列車を降りて、園内の7つの散策コースで本格的な森林浴するのも一興だ。コースの多くはヒノキのウッドチップが敷かれており、足に優しい遊歩道となっている。片道約2.7km・徒歩約70分の駒鳥コースは、御神木伐採跡地やヒノキ・サワラの大樹、渓流の休憩地「呑雲渕」など、赤沢の代表的な見どころが満載。往復約2.8㎞・徒歩約1時間の「ふれあいの道」は、橋と舗装された散策路で整備されたバリアフリーコースで、車いすやベビーカーでも利用しやすい。

赤沢森林鉄道の基本情報
- 鉄道会社・列車名
- 赤沢森林鉄道
- 運行区間・所要時間
- 赤沢森林鉄道記念館前改札〜丸山渡停車場間の往復乗車(約25分
- 運行日
- 4月下旬〜11月上旬の運行期間中毎日(水曜・軌道整備日をのぞく)※詳細は公式サイトを確認
- 本数
- 30分〜1時間毎に1便運行
- 予算
- 往復乗車料大人1,000円、4歳〜小学生600円 ※夏休みイベント「トムソーヤクラブ村 木曽・上松」期間中は別途200円
- チケット購入方法
- 乗車前に森林鉄道記念館横の駅窓口で往復乗車券を購入 ※事前の個人予約やオンライン販売はなし
- 公式サイト
- 公式サイト
4. 小湊鐵道「房総里山トロッコ」
(千葉県・市原市〜千葉県・大多喜町)
房総半島の東京湾側にあたる内房エリアの五井駅から内陸へ向かう全長約40㎞の小湊鐵道。全18駅を結ぶのどかなローカル線で、沿線一帯に養老川が流れている。上総牛久駅〜養老渓谷駅間は、始発の五井駅周辺とは異なる里山風景が広がるエリア。平野部の里山から落葉樹の森が広がるなだらかな山間部まで走り抜ける。

3月中旬〜12月下旬の金曜〜日曜を中心とする指定日には、五井駅〜養老渓谷駅間で「房総里山トロッコ号」が運行。昔懐かしいSL型の機関車に牽引されたトロッコ車両は、時速約25kmでのんびりと走る。窓ガラスのないオープンタイプの展望車は季節ごとの風が感じられ、窓ガラスありの普通車はエアコン装備で快適だ。


トロッコ列車を牽引するのは、大正期に小湊鐵道で活躍したC型コッペル蒸気機関車をリアルに再現したディーゼル機関車。大正時代の汽笛が搭載され、懐かしい汽笛の音色を耳にすることができる。
沿線には、日本一遅い紅葉が見られる養老渓谷、ゾウ飼育数日本一の「ANIMAL WONDER REZOURT 市原ぞうの国」、千葉県最大の人造湖・高滝湖、その高滝湖を望む市原湖畔美術館といった観光スポットが点在。観光と組み合わせて訪れてもいい。
小湊鐵道「房総里山トロッコ」へのアクセスは?
小湊鐵道「房総里山トロッコ」の見どころ3選
1. 沿線に咲く四季の花々
沿線には桜の木が植えられ、3月下旬〜4月上旬には、桜のピンクと菜の花の黄色による華やかなコントラストに彩られる区間も。8月上旬〜中旬は、養老渓谷駅〜上総大久保駅間の石神地区で、約14万本のひまわりが一面に咲き誇る。田んぼ、養老川、切通しや小さなトンネルなどの里山風景と合わせて楽しみたい。


2. 養老渓谷
小湊鐵道養老渓谷駅は「房総里山トロッコ」の終着駅。バスでアクセスできる養老渓谷は、房総半島のほぼ中央に位置することから“房総の奥座敷”と呼ばれる風光明媚な地。養老川上流一帯の緑あふれるエリアで、春から秋にかけて多くの観光客が訪れる。約100mにわたって悠々と流れ落ちる養老渓谷のシンボル「粟又の滝」、渓流沿いの自然を眺めつつ歩ける遊歩道が見どころ。関東一遅い紅葉が訪れる渓谷としても有名だ。

3. 小湊鐵道直営「こみなと待合室」
小湊鐵道の始発駅で、JR線との共同使用駅となっている五井駅。その東口の階段を降りてすぐ右手にあるのが、小湊鐵道が運営する待合室&カフェ「こみなと待合室」だ。Wi-FiやPC電源を無料で使用でき、列車が来るまでのひと休みから、のんびりと寛ぐカフェタイムまで、思い思いに過ごせる。窓際の席で、小湊鐵道の気動車やトロッコ列車が行き交う様子を眺めてもいい。

カフェメニューも充実しており、房総ジビエのホットドッグなど軽食からこだわりのコーヒー、パフェまである。一番人気は千葉県市原市産の野菜を使用した「安全第一カレー」。小湊鐵道のグッズも販売している。
小湊鐵道「房総里山トロッコ」の基本情報
- 鉄道会社・列車名
- 小湊鐵道「房総里山トロッコ」
- 運行区間・所要時間
- 小湊鐵道五井駅〜養老渓谷駅、下り(養老渓谷方面)約2時間10分、上り(上総牛久・五井方面)約1時間50分
- 運行日
- 土・日・祝を中心に運行※詳細は公式HPを確認
- 本数
- 1日1往復
- 予算
-
普通運賃1,280円(五井駅〜養老渓谷駅)もしくは1日フリー乗車券2,000円+別途トロッコ指定席券800円
※房総横断記念乗車券2,000円 - チケット購入方法
- 公式サイトより購入可
- 公式サイト
- 公式サイト
まとめ
車窓に広がる風景が間近に感じられ、移動そのものが豊かな体験になるトロッコ列車。天候によっては雨具や防寒着を用意しておくと、より快適な旅ができる。季節の移り変わりとともに異なる表情を見せる風景のなかを、ゆったりと旅してみよう。
