雄大な自然景観と世界遺産を巡る!日光の観光スポット21選
日光といえば世界遺産の「日光社寺」を思い浮かべる方は少なくないだろう。
だがその他にも、四季折々に違った表情を見せてくれる豊かな自然や、関東有数の温泉地など、「日光」には魅力的なスポットがたくさんある。
1日では満喫しきれないほど、多様な魅力を持つ日光の観光スポットや温泉、宿泊施設などを厳選して紹介しよう。
日光ってどんなところ?
栃木県の北西部に位置する「日光」。
広大な敷地面積を誇る「日光国立公園」や、世界遺産「日光の社寺」など、魅力あふれる観光スポットが満載だ。
豊かな自然環境と貴重な歴史的・文化的遺産など多くの見どころがあり、国内外からの観光客で賑わう。
「華厳の滝」や「戦場ヶ原」を中心とする高原山岳地帯が広がる、通称「奥日光」では山や湖・渓谷など、豊かな自然が織りなす美しい景観を楽しめる。
奥日光の風景は、秘境に訪れたような気分にさせるだろう。
「日光の社寺」とは、「日光東照宮」をはじめとする、日光の寺社などで構成される世界遺産。
国宝9棟・重要文化財94棟の絢爛豪華な美しさは圧巻だ。
関東有数の温泉地でもある「日光」では、奥鬼怒温泉・奥日光湯元温泉・鬼怒川温泉など、様々な温泉も楽しめる。
1日では巡りきれない観光スポットがあるため、温泉地を拠点にゆっくり観光を楽しもう。
日光のおすすめの観光シーズンは?
「日光」を訪れるなら、秋がお勧めだ。
紅葉の名所が多く、色鮮やかな紅葉が「日光」の観光スポットに彩りを添える。
日光市街地から標高の高い奥日光にかけて、徐々に紅葉が広がっていく。
雄大な自然景観が紅葉に染まる様子は、まさに秋の絶景。
見頃はスポットによって少しずつ異なるため、観光前に紅葉の見頃をチェックしておこう。
日光の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月): 軽めのジャケットおよび薄手のセーター
- 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
- 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
- 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット
日光への移動方法は?
「日光」は大都市である、東京や名古屋からのアクセスも良好だ。
東京駅からは東北新幹線で宇都宮駅下車、JR日光線に乗り換えて日光駅まで、約2時間。
大阪や名古屋からはJR東海道新幹線で東京駅へ向かい、東京駅からのアクセス方法は前述した通りだ。
大阪や名古屋からでも、3時間半から4時間程度で到着できる。
日光観光の主要交通手段
「日光」の主な観光スポットには、電車でアクセスできないことが多い。
その代わり、路線バスが充実しているため、路線バスやタクシーを活用して観光スポットを巡ろう。
雄大な自然景観と歴史的建造物は必見!日光のお勧め観光スポット13選
ダイナミックな自然景観や世界遺産に登録された歴史的建造物など、魅力的な観光スポットが多い「日光」。
見どころが多く、どこから観光するか迷う方も少なくない。
そんな方のために、日光を観光するなら絶対外せない観光スポットを厳選して紹介しよう。
1. 日光東照宮
日光東照宮は、江戸幕府初代将軍・徳川家康を祀る神社。
世界遺産「日光の社寺」散策のメインともいえるスポットで、国宝8棟、重要文化財34棟を含む55棟の豪華絢爛な社殿群を見ることができる。
2. 華厳ノ滝
3. 日光二荒山神社
日光二荒山神社は、日光連山の主峰・日光三山を神体山として祀る神社。
福の神・縁結びのご利益でも知られる。
日光山内の入り口を飾る木造朱塗りの美しい橋「神橋」は、二荒山神社の建造物。
世界遺産「日光の社寺」の玄関ともいえる橋になっている。
4. 中禅寺湖
およそ2万年前に男体山の噴火による溶岩で渓谷がせき止められ、原形ができたといわれている。
海抜高度1269メートルに位置しており、日本屈指の高さを誇る。
男体山のふもとに広がるのどかな湖畔からは、四季折々の景色が広がる。
5. 湯滝
6. 日光山輪王寺
日光山輪王寺はお堂や塔、15の支院全体の総称である。
日光開山の祖である勝道上人が四本龍寺を建てたのが始まりと言われる。
「三仏堂」は日光山最大の規模を誇る木造建造物であり、千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音の三体の仏像がまつられている。
7. 竜頭の滝
中禅寺湖に注ぐ湯川にある竜頭ノ滝。
男体山の噴火によってできた溶岩の上を210メートルにわたって流れ落ち、幅10mほどの階段状の岩場を勢いよく流れる滝である。
滝つぼ近くが大きな岩によって二分され、その様子が竜の頭に似ていることから「竜頭ノ滝」の名がついたと言われる。
8. 東武ワールドスクウェア
「世界の遺跡と建築文化を守ろう」をテーマに、世界の有名な建築物や遺跡などを25分の1の縮尺で再現し、展示しているテーマパーク。
「自由の女神」や「パルテノン神殿」、「エッフェル塔」などの世界遺産48物件をはじめ、「スカイツリー」や「ホワイトハウス」といった有名建築物が22の国と地域から大集結。
9. 神橋
栃木県・日光市にある世界遺産「日光の社寺」は、二荒山神社・東照宮・輪王寺とこれらを取り巻く遺跡からなる。
神橋は、その玄関口に架かる橋で、別名「山菅の蛇橋(やますげのじゃばし)」、「御橋(みはし)」とも呼ばれ、世界遺産を構成する文化財のひとつである。
また、国の重要文化財にも指定されている。
10. 龍王峡
川合いに佇む小さな温泉郷・川治温泉と鬼怒川温泉の間、約3kmに渡って続く渓谷。
2,200万年前ものはるか昔、海底火山の活動によって噴出した火山岩が、鬼怒川の流れによって徐々に侵食され現在の姿に。
11. 江戸ワンダーランド日光江戸村
12. 戦場ヶ原
「日光国立公園」のなかにある、400haもの広大な湿原。
かつては湖だったが、火山からの噴出土砂が堆積し、その上に水生植物が生え、冷涼な気候下で泥濘となり湿原が形成された。
地名の由来は、伝説によるもの。赤城山と男体山がそれぞれ大ムカデと大蛇に化けて、中禅寺湖の領地をめぐって戦った場であったという伝説から名づけられた。
13. いろは坂
日光市街と中禅寺湖を結ぶ、全長15.8kmの観光道路。
下り専用の「第一いろは坂」と上り専用の「第二いろは坂」があり、合わせて48のカーブがあることから、48音の“いろは”「になぞらえて命名されたといわれている。
贅沢な時間を過ごせる!日光の人気飲食店3選
観光地である日光には飲食店が数多く点在しているが、その中でも特に人気の高い飲食店を厳選してご紹介。
いずれも料理が絶品なのはもちろん、お店の外観や内装の雰囲気も魅力的で、贅沢な時間を過ごせること間違いなしだ。
日光を観光するなら、ぜひこれから紹介する飲食店へ足を運んでほしい。
1. 明治の館
世界遺産、日光東照宮から近い、明治時代に建てられた石造りの洋館レストラン。
一番人気は、「オムレツライス」。ケチャップ味の濃厚なチキンライスと、ふんわりトロ〜リとした卵、手間暇かけたデミグラスソースのハーモニーを楽しめる。
2. 日光金谷ホテル メインダイニングルーム
創業は1873年と現存する日本最古のリゾートホテルである「日光金谷ホテル」のレストラン。
2023年創業150周年を迎えた。1936年に本館を3階建てに改装した際に、当時のホテルロビーがメインダイニングルームに生まれ変わった。
柱頭彫刻や「迦陵頻伽(かりょうびんが)」と呼ばれる装飾品は古くからのもので、クラシカルな雰囲気の中で金谷ホテル伝統のフランス料理が味わえる。
3. 日光湯波巻 全 - ZEN
日光東照宮近くの日光街道沿いにある、古民家を改修した和モダンな佇まいの一軒。
料理の主役は、栃木県日光市名産の日光湯波でご飯と地元の食材を巻き込んだ日光湯波巻だ。フレンチや和食の店で経験を積んだ若きオーナーシェフ斉藤直樹さんが、自らの目利きで厳選した前日光高原和牛やとちぎ和牛、旬の地場野菜などの食材を、日光湯波とのマリアージュで楽しませてくれる。
観光拠点にピッタリな日光の温泉郷2選
関東有数の温泉地である「日光」には、風情ある温泉街を楽しめる温泉郷だけでなく、「関東最後の秘湯」と呼ばれる温泉郷もある。
観光を楽しんだ後は、名湯で身体をゆっくり癒してほしい。
1. 鬼怒川温泉
日光市の鬼怒川上流域にある鬼怒川温泉は関東有数の人気を誇る温泉地。
日光の社寺領だった江戸時代に発見され、当時は日光参拝帰りの大名や僧侶のみが利用できた。明治に入って一般客にも開放されるようになり、鬼怒川渓谷沿いに多くの旅館やホテルが開業。多くの観光客が訪れる大型温泉地として発展した。
2. 奥鬼怒温泉
日光市川俣の鬼怒川源流域にある温泉郷「奥鬼怒(おくきぬ)温泉」で、4つの温泉宿があり、それぞれ源泉の異なるお湯を楽しむことができる。
かつて、温泉郷までの道が整備されておらず、なかなか訪れることができなかったため、「関東最後の秘湯」とも呼ばれている。
歴史ある老舗ホテル・旅館で癒されよう!日光のお勧め宿泊施設3選
「日光」に数ある宿泊施設の中でも、日光の観光をさらに良い体験にしてくれる、宿泊施設を2つに絞ってご紹介。
「日光」の観光はかなり歩くため、疲れた身体をしっかり癒してくれる宿泊施設を選ぼう。
1. 日光金谷ホテル
1873年創業、現存する日本最古のリゾートホテルとして知られる老舗。
西洋風の外観に日本風の調度品、建築様式が随所に取り入れられており、戦前に建てられた由緒ある建物は国指定の登録有形文化財に登録されている。
2. あさやホテル
関東有数の温泉街として知られる鬼怒川温泉で最も歴史のある、1888年創業の老舗ホテル。
パイプオルガンのある吹き抜けのエントランスなど伝統を感じるラグジュアリーな空間で、温泉と豪華なブッフェなどを楽しみながらくつろぎの時間を過ごせる。
3. 鬼怒川温泉ホテル
栃木県日光市の鬼怒川上流域に広がる、関東屈指の人気温泉地「鬼怒川温泉」。
自然豊かな鬼怒川渓谷沿いには旅館やホテルが数多く建ち並ぶが、その中でも「鬼怒川温泉ホテル」は食事のおいしさと豊富な部屋プランが人気の老舗温泉宿だ。
日光観光に関するよくある質問
Q
短い時間で日光を満喫するためには、どこに行けば良い?
中禅寺湖と華厳ノ滝を中心とする奥日光エリアがお勧めです。
Q
奥日光ってどんなエリア?
標高600m以上のため、夏でも涼しく、雄大な自然が広がる秘境のようなエリアです。
Q
日光の紅葉シーズンは?
場所によって異なりますが、10月上旬から10月下旬に見頃を迎えるスポットが多いです。
まとめ
豊かな自然景観と美しい歴史的建造物など、見どころの多い「日光」。
この記事では、そんな「日光」の観光スポットや宿泊施設、温泉などを紹介してきた。
「日光」から少し足を伸ばせば、テーマパークやアクティビティを楽しめるスポットもあるため、栃木の楽しみ方は無限大だ。
栃木県の観光スポットを厳選して紹介している、以下の記事を参考に「日光」以外の場所も観光してみよう。