【群馬旅行ガイド】大人の極上癒し旅へ出かけよう
東京からアクセスしやすい地域でありながら、雄大な自然と数多くの名湯がある群馬県。
東京の喧騒に疲れたら、群馬の自然と温泉に癒されてみてはいかがだろうか。
極上の癒しを体験できる群馬を満喫するために、知っておくべき情報を網羅的に紹介しよう。
旅行プラン次第では、癒しだけでなく様々な体験ができる。
交通情報からエリア別の魅力、お勧めのモデルコースを紹介するので、ぜひこの記事を参考に旅行プランを立ててみてほしい。
都会から少し足を伸ばせば奥深い自然と名湯に出会える「群馬」
東京や神奈川などが属する関東地方にある群馬県。
面積の約6割は森林に覆われ、日本一の流域面積を誇る「利根川」が県の中央部を南北に流れる。
「尾瀬国立公園」「日光国立公園」「上信越高原国立公園」「妙義荒船佐久高原国定公園」と4つも国立・国定公園がある、内陸県ではあるものの自然豊かな場所だ。
そのため、四季折々の自然景観はもちろん、様々なアクティビティを楽しめるスポットも多い。
群馬は関東地方の中でも特に温泉地が多く、「日本三名泉」のひとつ「草津温泉」や長い歴史を持つ「伊香保温泉」、豊かな自然に囲まれたレトロな温泉街が魅力の「四万温泉」など、全国的に有名な温泉地が点在している。
小麦粉の名産地である群馬では、「うどん」や「饅頭」など小麦粉を使った郷土料理も楽しめる。
東京から少し足を伸ばして、群馬の豊かな自然と名湯に癒されてみよう。
群馬の平均気温と着衣例
群馬は平地と山地が混在していることから、地域によって気候が大きく異なる。
山々が多い北部は冬の寒さが厳しく、降雪も多い。
対して平野部は温暖な気候で降水量も少なめだが、夏の気温は高くなる。
群馬の月別平均気温
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平均気温(度) | 3.7 | 4.5 | 7.9 | 13.4 | 18.6 | 22.1 | 25.8 | 26.8 | 22.9 | 17.1 | 11.2 | 6.1 |
群馬の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月): コートや薄手のセーター
- 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
- 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
- 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット
群馬へのアクセス
東京から群馬まで、新幹線を利用すれば50分ほどでアクセス可能。
大阪からは新幹線と在来線を乗り継ぎ、約3時間40分ほどの旅になる。
群馬には空港がなく、海外からは直接アクセスできない。
そのため、最寄りの空港である東京の「羽田空港」か、千葉の「成田空港」を経由しよう。
東京駅から群馬の主要駅へのアクセス
群馬には空港がなく、東京から向かう観光客が多いため、東京駅を起点とするアクセスを紹介しよう。終点は群馬の主要駅となる高崎駅だ。
紹介する経路は短い時間でアクセスできる反面、交通費は割高。
交通費を節約したい場合は在来線でもアクセスできるが、倍近い時間がかかる。
旅行プランと予算に合わせて、新幹線か在来線を利用するか決めてほしい。
- 経路
- 東京駅で新幹線に乗車し、高崎駅で下車
- 所要時間
- 約50分
群馬の主要交通手段
群馬の都市部とその周辺は公共交通機関が充実しているが、電車やバスだけでは移動しづらい地域も多い。
奥深い自然に出会えるスポットや温泉地を巡る場合は、可能であればレンタカーを利用してほしい。
群馬旅行前に知るべき5つのエリアの魅力
群馬には5つのエリアがあり、いずれも奥深い自然に触れられるが、その魅力はエリアごとに異なる。
エリア別の魅力と人気観光スポットを知れば、旅行プランを立てやすくなるはずだ。
これから紹介する内容を参考に、訪れるエリアと観光スポットを絞ってみよう。
奥深い自然の中で絶景とアクティビティを楽しめる「利根沼田エリア」
群馬の最北部に位置する利根沼田エリアには、渓谷や湿原などの景勝地が広がり、四季折々の絶景とアクティビティを楽しめる。
本州最大の高層湿地を有する尾瀬国立公園でハイキングすれば、約900種類以上の花々や周囲を囲む山々、原生林、沼や滝など、様々な自然景観に出会えるだろう。
18箇所も温泉地がある「みなかみ町」など、温泉地が多い地域でもある。
秘湯も多く、豊かな自然に囲まれた温泉旅館で非日常を味わうことも可能だ。
数多くの温泉地とユニークなスポットの集まる「吾妻エリア」
群馬の北西部に位置し、群馬の中でも特に温泉地の多い吾妻エリア。
人気の温泉地である草津温泉や四万温泉、万座温泉をはじめ、魅力も泉質も異なる温泉地が点在している。
草津温泉は特に人気が高く、日本一の自然湧出量を誇るだけでなく、源泉が6つもある。
温泉街も見どころが多く、大量の源泉が湧き出す湯畑や伝統の「湯もみショー」など、様々な楽しみ方ができる。
もちろん、吾妻エリアの魅力はそれだけではない。
美しい渓谷美に出会える名勝「吾妻渓谷」や、溶岩が固まって形成されたアートを鑑賞できる「鬼押出し園」、スコットランドから移築し復元された「ロックハート城」など、個性的な観光スポットも多い。
日本の歴史を感じられるスポットの集まる「西部エリア」
群馬の南西部に広がる西部エリアには、歴史的遺産が数多く存在する。
なかでも、世界遺産の「富岡製糸場」は訪れるべき人気観光スポットのひとつ。
日本初の器械式の製糸工場であり、設立当初の姿を今もそのまま残している。
江戸時代の城下町の面影が残る「城下町小幡」も人気が高く、桜並木に佇む武家屋敷や、名勝にも選ばれた日本庭園「楽山円」など、日本ならではの情緒を感じられるだろう。
もちろん、群馬の魅力である奥深い自然に出会えるスポットもあり、特に日本三奇勝のひとつであり、紅葉の名所である「妙義山」は有名だ。
穏やかな気持ちで旅行できる「県央エリア」
群馬の県央エリアでは、穏やかな気候の中で季節ごとの花々や果実を楽しめる。
群馬でも特に有名な3つの山岳のうち、「赤城山」と「榛名山」の2つがの県央エリアに位置する。
火山の噴火で形成されたカルデラ湖「赤城大沼」の美しい自然の中で、キャンプやワカサギ釣りなどのアクティビティも楽しめる。
希少な高山植物や湿原特有の植物が見られる「覚満淵」、レトロな温泉街と紅葉が魅力の「伊香保温泉」、桜とツツジで彩られる「華蔵寺公園」など、落ち着いた雰囲気の中で観光できるスポットが多い。
歴史風情と四季折々の絶景に出会える「東部エリア」
群馬の東部エリアは産業が盛んでありながら、歴史風情を感じられる街並みや史跡、遺跡が多い。
日本のお伽話にも登場する「茂林寺」、群馬で最も高い鳥居が見どころの「小泉稲荷神社」、重要伝統的建造物群保存地区に指定された「桐生新町」などは特に有名。
「渡良瀬川」の周辺は自然が豊かで、100種1万株以上のツツジが咲き誇る「つつじが岡公園」をはじめ、様々な自然景観に出会える。
秋に東部エリアを訪れるなら、「宝徳寺」にも足を運んでほしい。
境内には100本以上もの紅葉が植えられており、床に紅葉が反射する美しい「床もみじ」を見られる。
群馬を満喫するために必要な日数
スポットやエリアを絞れば、東京から日帰りでも充分に楽しめるが、群馬には魅力的な温泉地が多いため、最低でも1泊2日はしてほしい。
また、公共交通機関ではアクセスしづらいスポットも多いため、電車とバスだけでは移動に時間がかかる。
そのため、短期で旅行するならレンタカーの利用を強くお勧めする。
群馬の魅力を満喫できる1泊2日モデルコース
ここからは群馬の人気観光スポットを巡る、1泊2日のモデルコースを紹介しよう。
群馬の魅力である大自然と名湯を満喫しつつ、世界遺産やパワースポットも巡る。
旅行が終われば、身体も心も満たされているだろう。
公共交通機関だけでは1泊2日で多くの観光スポットを巡れないため、レンタカーの利用を前提としたモデルコースになっているので注意してほしい。
1日目:パワースポットと名湯で心も体も満たす
モデルコースの1日目は、神社の参拝からスタート。
渓谷で大自然に触れ、日本三名泉のひとつ「草津温泉」で名湯と温泉街を満喫する。
歩き疲れた身体で温泉に浸かる、極上の癒しを体験してほしい。
8:10 JR高崎駅からスタート
モデルコースの1日目は、群馬の主要駅であるJR高崎駅でレンタカーを借りて出発。
車で約45分の場所にある「榛名神社」へ向かおう。
9:00 「榛名神社」で良い旅になるように祈願
赤城山・妙義山とともに「上毛三山」と呼ばれる、榛名山の麓にある榛名神社。
創建は6世紀、開運、商売繁盛などのご利益があると伝わり、最近では縁結びのパワースポットとして人気がある。
随神門から境内に入り、参道を上ると、国の重要文化財に指定されている重厚な建物、七福神の像、修験者の霊場である行者渓、武田信玄が戦勝を祈念して矢を射立てたという矢立杉を過ぎ、双龍門をくぐると社殿に到着。
群馬旅行で良い出会いや体験ができるように、参拝していこう。
11:00 「道の駅あがつま峡」で渓谷美を堪能
参拝を終えたら、車で約1時間の「道の駅あがつま峡」へ。
道の駅あがつま峡は国指定の名勝である「吾妻峡」の玄関口だ。
吾妻峡では遊歩道を歩きながら、周囲に広がるダイナミックな渓谷美を楽しめる。
季節ごとに異なる表情を見せるが、木々が赤や黄色に色づく紅葉の季節は特に美しい。
鮮やかな紅葉を堪能するためにも、見頃を迎える秋に訪れるのがお勧めだ。
13:00 「草津温泉」の足湯で一休み
渓谷美を堪能したら、日本三名泉のひとつである「草津温泉」へ。
道の駅あがつま峡からは、車で約1時間だ。
草津温泉に到着したら、まずはシンボルでもある湯畑へ。
湯けむりと硫黄の匂いが立ち上がる中、天然温泉がこんこんと湧き出しており、その量は毎分4000ℓ。
湯畑を見たら、無料の足湯「湯けむり亭」へ。散策で疲れた足を、ゆっくりと癒そう。
13:30 温泉街の「石臼挽蕎麦 三国家」でランチをいただく
足湯で休憩したら、次はお腹を満たしに湯畑から歩いて3分の「石臼挽蕎麦 三国家」へ。
名物の三国つけ汁そばは、「きざみ鴨せいろ」や「こがし葱肉汁」など4種からつけ汁が選べ、蕎麦の量が2.5人前と食べ応えたっぷり。
ランチタイムには、「そばがきしるこ」などの甘味も一緒に楽しめる。
和牛ビストロを併設するので、赤城和牛を使った炙り肉寿司が味わえるのもうれしいポイントだ。
人気店で草津グルメの王道である蕎麦をランチにいただこう。
14:30 開放感たっぷりの「西の河原露天風呂」で景色と名湯に癒される
名物の蕎麦を堪能したら、湯畑に次ぐ名所である「西の河原露天風呂」へ。
日本最大級の広さを誇る露天風呂が自慢で、春の若葉・秋の紅葉・冬の雪化粧など季節ごとに異なる景観を楽しめる。
日帰り入浴可能なので、名湯にゆっくり浸かりつつ、周囲の美しい景観を満喫しよう。
15:30 「西の河原通り」で食べ歩きとお土産選び
名湯と美しい景色を満喫したら、西の河原露天風呂から湯畑方面へ、西の河原通りを散策しながら向かおう。
草津温泉のメインストリートであり、飲食店やお土産屋が立ち並んでおり、食べ歩きグルメやお土産選びが楽しめる。
名物の草津温泉プリン温泉たまごも、西の河原通りで食べ歩きできる。
温泉街ならではのグッズはお土産にもピッタリだ。
- 住所
- 〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町草津505
16:30 「草津温泉 熱乃湯」の伝統的な入浴法を知る
湯畑まで戻ってきたら、すぐそばにある「草津温泉 熱乃湯」へ。
草津節に合わせて行われる「湯もみ」は元々、草津温泉の入浴客が行なっていた独特な入浴法。
この湯もみをショー形式で見せてくれる熱乃湯は、草津温泉の伝統を紡ぐシンボル的な観光名所だ。
草津ならではの入浴法を見学してみよう。
18:30 日没後の温泉街を歩きながら「ホテル一井」へ
湯もみの見学を終えたら、日が暮れ始め、ライトアップされた湯畑を眺めながら、歩いて1日目の宿に向かおう。
1日目の宿「ホテル一井」は湯畑の正面にある、江戸時代(1603年〜1868年)中期の創業から三百余年の伝統を誇る湯宿ホテル。
2021年にリニューアルされた大浴場「石殿」では、湯畑周辺の10軒ほどしか使用できない貴重な源泉「湯畑前白旗源泉」を引湯。
露天風呂では、紅葉や雪景色、夜景など、季節や時間によって変化する表情が日本ならではの豊かな情緒を感じられる。
旬の食材を使った日本食のコース料理を味わったら、次の日に備えて早めに寝床に入ろう。
2日目:群馬の人気観光スポットを巡る
2日目は初日で巡りきれなかった、群馬の人気観光スポットへ。
高原の大自然をドライブで満喫しつつ、群馬の名物グルメや世界遺産、珍しいテーマパークを観光してみよう。
9:30 高原ドライブに出発
草津温泉からレンタカーで出発し、森林を通る万座ハイウェイへ入り、草津道路を経由して鬼押ハイウェーを通って、「鬼押出し園」へ向かおう。
道中では浅間山の雄大な景色を楽しめるだろう。
10:30 「鬼押出し園」で溶岩の芸術を鑑賞
草津温泉から車で約1時間走れば、鬼押出し園へ到着する。
鬼押出し園は上信越高原国立公園・浅間山北麓ジオパーク内にある、大自然が作り上げた奇勝。
園内では溶岩内に複数の散策路が整備されており、目的や体力に合わせて約30-60分と距離の異なるコースが選択可能だ。
散策路を歩きながら、高山植物と溶岩石が作り出す奇景を楽しもう。
12:45 富岡で食べ歩きを楽しむ
奇景を満喫したら、車で約1時間30分走り、次のスポットの「富岡製糸場」へ。
富岡製糸場の近くにある市営駐車場に車を停めたら、周辺の飲食店でランチにしよう。
周辺の飲食店では、こんにゃくを揚げた「コンカツ」や「焼きまんじゅう」など、群馬名物が食べ歩きできる。
店内でゆっくりランチを食べるのも良いが体力があれば、食べ歩きを楽しもう。
14:00 世界遺産「富岡製糸場」で国宝・重要文化財を見学
食べ歩きを楽しんだら、いよいよ富岡製糸場へ向かおう。
2014年に世界遺産に登録されたことで世界に注目されるようになった「富岡製糸場」。
日本の近代化のため、1872年に日本初となる本格的な器械製糸場として「富岡製糸場」が建てられた。
敷地内には国宝に指定されている繰糸所、東置繭所、西置繭所のほか、重要文化財である蒸気釜所、鉄水溜、首長館、女工館、検査人館などがある。
設立当初からほとんど変わらない、敷地内を見学してみよう。
15:50 「こんにゃくパーク」でこんにゃくの奥深い魅力を知る
富岡製糸場の見学を終えたら、車で約10分の「こんにゃくパーク」へ。
こんにゃくの生産量は全国の9割を占めるといわれている群馬県。
ここは、そんなこんにゃくの聖地にあるこんにゃく専門のテーマパークだ。
パーク内にある工場では、「板こんにゃく製造ライン」、「しらたき製造ライン」、「デザート製造ライン」の3つを見学できる。
無料で様々なこんにゃく料理やスイーツが楽しめるバイキングも楽しもう。
2泊目はココ!宿泊するべき群馬の人気温泉地
モデルコースで紹介した草津温泉の他にも、群馬には魅力的な温泉地が点在している。
温泉そのものはもちろん、温泉街を散策することで風情や食べ歩きを楽しめるはずだ。
群馬旅行で2泊以上するなら、これから紹介する温泉地にも宿泊してほしい。
2種類の源泉と365段の石段が特徴の「伊香保温泉」
万葉集にも登場するほど古くから親しまれ、竹久夢二や徳富蘆花などの文人も愛したと言われる伊香保温泉。
街のシンボルとなっているのが全365段の石段で、両脇には工芸品や物産店などが軒を連ねている。
伊香保温泉には「黄金の湯」と「白銀の湯」という2種類の源泉が湧き出ているのも特徴。
美しい自然景観と優れた泉質を誇る「四万温泉」
四万温泉は群馬の西部、吾妻エリアに位置する温泉地。
700年代から湯治場として親しまれ、4万の病を治す霊泉であるという伝説が語られるほど、多くの人々が湯治に訪れていた。
美人の湯としても知られる四万温泉の主な泉質は、塩化物泉や硫酸塩泉。
神経痛や皮膚病、胃腸病、美肌などに効果があるとされている。
国立公園の中にあるため、周辺には清流や滝、湖があり、四季折々の自然景観はもちろん、カヌーなどのアクティビティも楽しめる。
四万湖と奥四万湖のターコイズブルーやコバルトブルーなど色彩が変わる湖面は、四万ブルーと呼ばれ、その美しい湖面が織りなす絶景は高い人気を誇る。
高原リゾートならではの景色を楽しめる「万座温泉」
県北西部にそびえる草津白根山のふもと、標高1800mの高地にある万座温泉。
上信越国立公園の中にある高原のリゾート地として、夏は避暑、冬はスキーと年間を通して魅力的な温泉地だ。
万座温泉の宿の多くは、眺望のよい露天風呂を備えているところが多いので、国立公園内の大自然が迫る中で、開放感いっぱいの入浴が楽しめる。
群馬旅行で外せないご当地グルメ3選
ここからは、群馬のご当地グルメを厳選して紹介しよう。
群馬を旅行するなら、ぜひ食べてもらいたいグルメばかりだ。
昼食や夕食だけでなく、食べ歩きにピッタリなグルメもご紹介。
1. 水沢うどん
日本三大うどんのひとつとして、高い知名度を誇る「水沢うどん」。
やや細めの麺でありながら、歯応えとコシを感じられ、のどごしも良い。
つるつるとした滑らかな艶感は、水沢うどんならではだ。
小麦の風味と味わいが口に強く広がるため、うどん本来の味を感じられる。
つけ汁は醬油や胡麻ベースのものが多いが、店舗によって異なる。
草津温泉と並ぶ人気を誇る「伊香保温泉」を訪れたら、ぜひ水沢うどんを味わってほしい。
2. 焼きまんじゅう
まんじゅうを串に指し、甘味のある濃厚な味噌ダレを両面に塗って焦げ目が付くまで焼いた料理が焼きまんじゅうだ。
焼きまんじゅうには餡を入れない、いわゆる素まんじゅうを使うことが一般的だが、一部のお店では小豆餡を入れた焼きまんじゅうもある。
まんじゅうの柔らかい食感と味噌ダレの甘みに、焦げ目の香ばしさがアクセントとなり、食べるごとに食欲が増していく。
食べ歩きにも最適なので一度は味わってほしい。
3. ソースカツ丼
ソースカツ丼とは衣をつけた豚肉を油で揚げたのち、甘辛いタレにくぐらせてご飯の上に載せたもの。
群馬はブランド豚が30種類以上もある、豚肉の名産地。
そのため、豚肉を用いた料理が根付いている。
そんな豚肉の名産地で生まれたソースカツ丼だが、実はその発祥は鰻屋だと言われている。
鰻のタレにウスターソースをブレンドしたソースを使ったところ、人気を博し、同じソースで提供する飲食店が増えていったという。
独自のソースと豚肉の旨味の相性は抜群。
スポットを巡る体力をつけるためにも、旅の序盤で味わってみよう。
春の群馬旅行なら訪れるべき桜の名所
奥深い自然が残る群馬には、桜の名所も多い。
「日本さくら名所100選」に選ばれている、「赤城南面千本桜」もそのひとつ。
約1.3kmの市道に沿って咲くソメイヨシノは、見頃になると美しい桜のトンネルを作り出す。
夜間にはライトアップが行われ、幻想的な空間が広がる。
樹齢約400年とされる御殿桜がシンボルの「沼田公園」も、訪れてほしい桜の名所だ。
古木ならではの迫力と美しさを兼ね備えた姿は必見。
約600本の桜が咲き誇る「華蔵寺公園」も外せない。
園内には遊園地があるため、桜を見ながら楽しめるレジャースポットとして人気を博している。
群馬の例年の桜の開花日と満開日、見頃は以下の表を参考にしてほしい。
なお、その年の気候や気温、スポットによって開花日と満開日、見頃は前後するため注意しよう。
- 開花日
- 3月29日
- 満開日
- 4月5日
- 桜の見頃
- 4月5日〜4月11日
参考:気象庁 さくらの開花状況
参考:気象庁 さくらの満開状況
秋にしか見られない壮観な景色が広がる!群馬の紅葉の名所
秋になると群馬の奥深い自然は、紅や黄金色に染まる。
「日本百名山」のひとつ「赤城山」は紅葉の名所でもあり、秋の群馬旅行には外せないスポットだ。
カルデラ湖である「大沼」の周囲を染める紅葉と、錦に染まる山々が作り出す景色は壮観。
「日本三奇勝」に数えられる「妙義山」では、ユニークな奇岩と紅葉が調和した絶景を見られる。
紅葉の季節に群馬で宿泊するなら、伊香保温泉がお勧め。
温泉に浸かった後、秋の彩りで風情を増した温泉街を散策し、周囲が深紅に染まる河鹿橋で絶景を堪能できる。
群馬の紅葉は10月下旬〜11月下旬に見頃を迎えるスポットが多い。
ただ、その年の気候や気温、スポットにより見頃は多少前後するので注意してほしい。
群馬旅行に関するよくある質問
Q
群馬を旅行するのにお勧めの季節は?
花見が楽しめる春か、紅葉が彩る秋がお勧めです。
Q
親子旅行でお勧めの群馬の観光スポットは?
富岡市にある野生の王国「群馬サファリパーク」もお勧めです。
まとめ
この記事では、群馬の交通情報からエリア別の魅力、お勧めの温泉地、名物グルメなど、旅行に必要な情報を網羅的に紹介してきた。
モデルコースも参考に、群馬の旅行プランを作ってみよう。
群馬の観光スポットやお勧めの飲食店、温泉旅館を知りたい方は、こちらの記事も併せて参考にしてほしい。