桜咲く古都で風情と情緒を堪能!京都の人気お花見スポット15選

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

京都には歴史的建造物や神社仏閣が多く、その多くが敷地内に桜の木が植えられている。
そのため、神社仏閣と桜が調和した、風情あふれる景観を見られる花見スポットが多い。
京都は山に囲まれていることもあり、豊かな自然を桜が彩る景観も見られる。
また、古都ならではの情緒あふれる街並みに、咲き誇る桜も見どころのひとつだ。
この記事では、バリエーション豊かな花見スポットが集まる京都で、特に訪れてほしい桜の名所を厳選してご紹介。
桜の名所ごとに見頃も紹介するので、ぜひ春の京都観光の参考にしてほしい。

目次

京都の桜開花予想

京都の桜の開花日と満開日は、以下の表を参考にしてほしい。
例年の開花日と満開日であるため、ある程度は前後すると考えておこう。
また、桜の名所によっても変わるため、詳しくはこれから紹介する各スポットの例年の見頃を参考にしてほしい。

開花日(例年)
3月17日
満開日(例年)
3月24日

【2024年】京都の桜開花予想

2024年4月4日に気象情報会社が「ウェザーマップ」で発表した、2024年の開花・満開予想日は以下の通り。
見頃は2024年4月2日から4月9日ごろとなる予定だ。

開花日
3月29日
満開日
4月3日
見頃
4月2日から4月9日
春の祇園白川 巽橋の桜
春の祇園白川 巽橋の桜

風情と情緒あふれる絶景に出会える!京都の花見・桜の名所15選

京都の人気観光スポットのほとんどが、春になると桜の名所へと表情を変える。
京都市内に桜の名所が集まっているため、花見スポットを巡りやすいのも嬉しいポイントだ。
神社やお寺でもスポットが変われば、魅力や見どころも異なる。
これから紹介する京都で人気の花見スポットを巡り、スポットごとに異なる風情や情緒を堪能しよう。

1. 音楽が奏でられる神秘的な空間で桜を鑑賞できる「平安神宮」

平安遷都1100年を記念して、1895年に創建された比較的新しい神社。
社殿群は、平安京で重要な儀式が執り行われていた正庁「朝堂院」を再現している。
境内に立ち並ぶ朱塗りの建築物が美しく、境内に足を踏み入れると、まるで平安時代にタイムトリップした気分に。
「朝堂院」の正殿をモチーフにした壮麗な「大極殿」や、細やかな意匠が施された「白虎楼」、「蒼龍楼」など、国の重要文化財も多く、見どころが満載。
春にはベニシダレザクラをはじめ、ソメイヨシノ、ヒガンザクラなど、20品種・300本の桜が咲き誇る。
色鮮やかな社殿と桜が織りなす、艶やかな景色は必見だ。
桜の見頃に行われる「平安神宮 桜音夜」の期間中はライトアップが行われ、東神苑・貴賓館で奏でられる音楽と共に、水面に映る夜桜を楽しめる。

桜の見頃(例年)
3月下旬~4月中旬
美しい夜桜と音色を堪能しよう
美しい夜桜と音色を堪能しよう

2. 京都を象徴する風景を桜が彩る「清水寺」

778年に開かれ、1994年にはユネスコ世界文化遺産に登録された。
音羽山の中腹に広がる13万㎡の境内には、国宝と重要文化財を含め30以上の伽藍や碑がある。
春は桜、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪と季節ごとに違った景色に映える清水寺も見もの。
“清水の舞台から飛び降りる(思い切って決断することの意)”でおなじみの「本堂」は必見。
山の斜面にせり出すように作られていて、日本古来の伝統工法で釘を使わず木材を組み合わせ構築されている。
「清水寺」の見どころである「本堂」から眺める、桜の見頃を迎えたソメイヨシノは、まさに春の絶景。
本堂の周囲にライトアップされた1,000本もの桜が咲き誇る、幻想的な景観も見逃せない。

桜の見頃(例年)
3月下旬~4月上旬
三重塔と桜が並ぶ景観も美しい春の清水寺
三重塔と桜が並ぶ景観も美しい春の清水寺

3. 国の名勝に指定された桜が見どころの「仁和寺」

「古都京都の文化財」の一つとしてユネスコ世界文化遺産に登録されている、真言宗御室派の総本山。
平安時代前期の886年、第58代光孝天皇の勅願で建立が始まり、次代宇多天皇によって888年に創建された。
境内奥にある金堂は、桃山時代に建てられた京都御所の紫宸殿を江戸時代前期の寛永年間(1624−1645年)に移築。
当時の宮殿建築を今に伝える貴重な遺構として、「仁和寺」で唯一国宝に指定されている。
春になると「仁和寺」の境内では、ソメイヨシノやシダレザクラなどが競うように咲き誇る。
その中でも「御室桜」と呼ばれる遅咲きで背が低い桜は、特に美しい。
古くから「御室桜」を見に人々が訪れており、「日本さくら名所100選」と国の名勝にも指定されている。
優美な雰囲気を醸し出す「御室桜」と、国宝「金堂」のライトアップも見どころのひとつだ。
「仁和寺」が満開の桜で彩られる風景は、世界遺産の素晴らしさをより深く感じられるだろう。

桜の見頃(例年)
4月上旬~4月中旬
優美な雰囲気を醸し出す国の名勝・御室桜が彩る仁和寺
優美な雰囲気を醸し出す国の名勝・御室桜が彩る仁和寺

4. 日本情緒あふれる国宝と桜の共演「醍醐寺」

平安時代前期の874年、弘法大師空海の孫弟子で修験道中興の祖とされる理源大師聖宝が創建した寺院で、真言宗醍醐派の総本山。
醍醐山全山の200万坪にも及ぶ寺域をもち、その広さは、京都市内でも最大規模。
境内は山上の「上醍醐」と山裾の「下」に分かれ、80余りの堂塔が点在している。
1994年には、「古都京都の文化財」の一つとしてユネスコ世界文化遺産に登録された。
醍醐寺」は戦国武将の豊臣秀吉(とよとみひでよし)が、贅を尽くした大規模な「醍醐の花見」を行なったことでも有名な桜の名所でもある。
「さくら名所100選」にも選ばれており、桜の見頃になるとソメイヨシノやシダレザクラをはじめとする、様々な種類の桜が境内を彩る。
境内にいくつもの花見スポットはあるが、なかでも国宝である「五重塔」とシダレザクラが共演する日本情緒あふれる風景は、圧倒的な美しさを誇る。
「醍醐寺」で貴族や武士が花見した歴史を知っておくと、情緒をさらに深く感じられるだろう。

桜の見頃(例年)
3月下旬~4月上旬
国宝・五重塔とシダレザクラが共演する風景は必見だ
国宝・五重塔とシダレザクラが共演する風景は必見だ

5. 格別の美しさを誇る夜桜が見どころの「円山公園」

かつて寺社などが所有していた地を整備して造られた京都最古の公園。
河原町から四条大橋を渡り、四条通の祇園商店街を真っすぐ進んだところにある。
四条大橋から京阪祇園四条駅を過ぎて商店街を進むと、正面に見えてくるのが八坂神社だ。
ここから東側の一帯が円山公園で、回遊式庭園に料亭や茶房が並ぶ。京都で最も有名な桜といっても過言ではない祇園しだれ桜は、初代のしだれ桜から種を取って育てられ、1949年からここに立つ2代目。
特に夜桜の美しさで知られており、ライトアップされる夜はその姿をひと目見ようと、大勢の花見客でにぎわう。

桜の見頃(例年)
3月下旬〜4月下旬
時を忘れて見入ってしまうほど見事なシダレザクラ
時を忘れて見入ってしまうほど見事なシダレザクラ

6. 歴史と風情あるシダレザクラが咲き誇る「上賀茂神社(賀茂別雷神社)」

上賀茂神社」の社名は通称で、正式には御祭神の名を冠した「賀茂別雷神社」という。
境内にある砂山は立砂と呼ばれ、神山をかたどっている。
豊かな自然に囲まれた広大な境内には60棟を超える社殿があり、2棟が国宝、41棟が重要文化財の指定を受けている。
1994年に境内神域全体が「古都京都の文化財」の一つとしてユネスコ世界文化遺産に登録された。
京都の桜の名所の中でも約100本と本数は少ないが、春の「上賀茂神社」では特別なシダレザクラが観賞できる。
樹齢150年の「斎王桜」や御所から下賜された「御所桜」、立砂越しに見える「みあれ桜」など、優美に咲き誇るシダレザクラからは風情を感じられる。
名前の由来を調べながら鑑賞すれば、花見をより一層楽しめるだろう。

桜の見頃(例年)
3月中旬~4月下旬
美しい色彩で咲き誇る斎王は見る人に感動を与える
美しい色彩で咲き誇る斎王は見る人に感動を与える

7. 高さ13mの桜と五重塔が織りなす迫力ある光景が広がる「東寺」

794年の平安京遷都の2年後に西寺とともに造られた寺院。
西寺は平安時代末期に荒廃したが、東寺の建物は何度も焼失しながら再建が繰り返された。豊臣秀頼による金堂や、徳川家光による五重塔などが残り、いずれも国宝に指定されている。
高さ13mにも達するシダレザクラである「不二桜」と、その迫力と美しさに負けない荘厳な佇まいを見せる五重塔が並ぶ、迫力ある光景は必見。
夜になるとライトアップされた、五重塔とソメイヨシノが池の水面に反射する絶景も見られる。

桜の見頃(例年)
3月中旬~4月中旬
不二桜と五重塔が並ぶ迫力ある光景
不二桜と五重塔が並ぶ迫力ある光景

8. 薄紅色で彩られた雅な景色を楽しめる「石清水八幡宮」

桂川、宇治川、木津川の三川が合流する淀川を、見下ろすようにそびえる男山。
京都と大阪の境ともいえるこの要衝にある石清水八幡宮は、かつて男山八幡宮と呼ばれた。
平安京が建設されたのち、清和天皇の859年に神託により九州の宇佐八幡宮から八幡大神を男山に移座したことにはじまり、のちには伊勢神宮に次ぐ国家第二の宗廟とされた。
宗廟は皇室の先祖を祀る参詣所であり、長年にわたり皇室、国家を鎮護する神社として崇敬を集めた。
「石清水八幡宮」がある男山は、平安時代から桜の名所として親しまれてきた。
桜の見頃を迎えると、境内には見事なシダレザクラの老木が薄紅色の美しい花を咲かせ、雅な景観を楽しめる。
ソメイヨシノなど1,000本の桜が咲き誇る中で、様々なイベントが行われる桜まつりが開催され、多くの人々で賑わう様子も春の日本ならでは。
もしタイミングが合えば、ぜひ桜まつりにも参加してみてほしい。

桜の見頃(例年)
3月下旬~4月上旬
桜が演出する雅な景観を楽しもう
桜が演出する雅な景観を楽しもう

9. 光に照らされた桜が佇む幽玄の世界を散策できる「知恩院・友禅苑」

浄土宗の開祖である法然上人ゆかりの地に建立された浄土宗の総本山・知恩院
その境内にある友禅苑は、友禅染の生みの親である、江戸時代中期の絵師・宮崎友禅の生誕300年を記念し、1954年に改修造園された庭園だ。
東山の湧き水を引き入れた池泉回遊式庭園と「鹿野苑」と呼ばれる枯山水庭園によって構成されている。
庭園のそばに望む国宝・三門、池を泳ぐ鯉、春の桜、秋の紅葉など、苑内だけでも見どころ満載。
春の訪れを告げるのは、ソメイヨシノやヤマザクラ、シダレザクラなどの250本もの桜。
国宝の大きな三門を彩る桜は、京都の春の風物詩となっている。
「友禅苑」に佇むシダレザクラも美しく、名園をゆっくり散策しながら、風情ある景観を楽しもう。
日没後は幽玄な光に照らされる桜を観賞しながら、境内を散策できる。

桜の見頃(例年)
3月下旬〜4月中旬
風情ある景色を楽しみながら、ゆっくり散策してみよう
風情ある景色を楽しみながら、ゆっくり散策してみよう

10. 宇治の街並みと桜が調和した美しい景色に出会える「宇治橋」

京阪宇治駅に降り立ち改札を出ると、まず目に飛び込んでくる宇治のランドマーク。
橋寺放生院の「宇治橋断碑」によると、飛鳥時代の646年、奈良元興寺の僧道登によって架けられたと伝わり、「瀬田の唐橋」「山崎橋」と並び日本三古橋の一つに数えられる。
春には宇治橋上流の川沿いに、約2,000本もの桜が咲き乱れる。
川沿いを歩きながら「宇治橋」と桜の共演を鑑賞したり、「宇治橋」を渡りながら川沿いの桜を鑑賞したりして、様々な景色を楽しもう。
桜と宇治の歴史的景観が調和した、美しい街並みも見どころだ。

桜の見頃(例年)
3月下旬~4月上旬
宇治川では観光船で桜も楽しめる
宇治川では観光船で桜も楽しめる

11. 桜のトンネルをゆっくり散策できる「哲学の道」

観光名所としても人気の高い銀閣寺から、熊野若王子神社まで続く約2kmの散歩道。
20世紀初頭の哲学者で、京都大学の教授でもある西田幾太郎が思索に耽りつつ、この道を毎朝歩いたことにちなみ「哲学の道」と名付けられたという。
1987年には「日本の道百選」にも選ばれている。
例年3月下旬〜4月上旬ごろになると、疏水沿いにはソメイヨシノを中心にオオシマサクラや八重桜、枝垂れ桜など約400本もの桜が咲き誇る。京都屈指の桜の名所としても有名だ。

桜の見頃(例年)
3月下旬〜4月上旬
美しい桜のトンネルの中をゆっくり散歩して癒されよう
美しい桜のトンネルの中をゆっくり散歩して癒されよう

12. 絵画のような春の絶景に出会える「三千院」

伝教大師が比叡山延暦寺を建立の際、東塔南谷に庵を構えたことに始まるとされる天台宗の三門跡寺院のひとつ。
門跡寺院とは皇子皇族が代々住職をつとめた格式高い寺院のこと。
その後、近江の坂本や京都洛中など幾度も移転を繰り返し、明治時代に現在の場所に移った。
境内には荘厳な佇まいのお堂が点在し、四季折々に美しい風景を見せる庭園が広がる。
特に客殿から望む池泉観賞式庭園の聚碧園、宸殿から望む池泉回遊式庭園の有清園の風景は、絵画のような絶景と評判だ。
春には絵画のような絶景に、シダレザクラやヤマザクラが彩りと風情をもたらす。
シャクナゲと新緑、桜が共演する様子も美しく、春爛漫の境内にぜひ訪れてみてほしい。

桜の見頃(例年)
4月中旬
シダレザクラに彩られた趣ある「御殿門」
シダレザクラに彩られた趣ある「御殿門」

13. 様々な品種の桜を様々な景観で楽しめる「京都御苑」

明治天皇が江戸に移るまで内裏となっていた京都御所を中心に、公家の邸宅も並ぶ町となっていたもの。
明治時代になり公園として整備が進められて京都御苑となった。京都御所や京都仙洞御所は、今でも皇室によって使われている。
御所に隣接して上皇や皇太后が住まう場として建てられた京都大宮御所、京都仙洞御所がある。こちらの見学は予約制となっている。
御苑内の建物はその多くが撤去されたが、摂関家であった九条家の茶室、拾翠亭は現存する数少ない貴族の茶室である。
春にはシダレサクラやサトサクラといった、約1,000本もの桜が各所に咲き誇る
なかでも「近衞邸跡」に咲く、細い枝と薄紅色の花が特徴のシダレザクラは通称「糸桜」と言われ人気の桜だ。風に揺られる糸桜からは、気品すら感じられる。
60本ほどのしだれ桜が咲き並ぶ散策路や、庭園の桜も見どころのひとつだ。

桜の見頃(例年)
3月下旬~4月中旬
近衞邸跡に咲く糸桜からは気品すら感じられる
近衞邸跡に咲く糸桜からは気品すら感じられる

14. 線路沿いに桜が咲き誇る「蹴上インクライン」

大津と京都をつなぐ人工運河の琵琶湖疏水。
竣工は明治期だが今なお現役で、全長約20kmの「第1疏水」、全長約7.4kmの「第2疏水」、全長約3.3kmの「疏水分線」などからなる。
滋賀・大津、京都・山科、岡崎とそれぞれのエリアで特色ある光景を作り上げており、歴史的価値のある建物や建造物が数多く点在する蹴上エリアも、人気スポットとなっている。
そのうち「蹴上インクライン」は、このエリアの代表的史跡で、京都の観光名所の一つでもある。
「蹴上インクライン」とは、蹴上船溜と南禅寺船溜を結ぶ全長約582mの傾斜鉄道跡で、現在はレールが形態保存されており、自由に歩ける。
線路沿いには、ソメイヨシノやヤマザクラなど約90本の桜が咲き乱れる。
満開になった桜のトンネルは豪華絢爛。
線路のレールや石畳と桜が織りなす、京都では珍しいノスタルジックな景観を楽しめる。
線路を辿りながら、ゆっくりと桜を眺めてみてはいかがだろう。

桜の見頃(例年)
3月下旬〜4月上旬
線路沿いに桜が咲き誇る、京都では珍しい景色を見られる
線路沿いに桜が咲き誇る、京都では珍しい景色を見られる

15. 春の京都を象徴する長閑な風景が広がる「鴨川」

賀茂川、あるいは加茂川と書かれることもある。
「鴨川」は桟敷ヶ岳付近を源とし、京都市街を縦断するように流れ、鳥羽で桂川に注ぎ込む。
四条付近は東には祇園、西には河原町といった繁華街が控え、京都の商業の中心地でもあり、京都を象徴する風景となっている。
春には「鴨川」の両岸に200本ものソメイヨシノが咲き、春の京都を象徴する風景へと変わる。
自然豊かな京都で「鴨川」の清流と周囲の山々、そして桜が織りなす風光明媚な景観を満喫しよう。
三条通から七条通は「花の回廊」と呼ばれるエリアで、夜になるとライトアップされる。
ライトアップされた桜が並ぶ川沿いを歩いてみるのもお勧めだ。

桜の見頃(例年)
3月下旬〜4月上旬
長閑な春の京都をゆっくり散策してみよう
長閑な春の京都をゆっくり散策してみよう

京都市内だけじゃない!桜の名所が集まる春の「嵐山」

京都を流れる「桂川」両岸一帯の「嵐山」は、京都の中心部から近く、豊かな自然が広がる風光明媚なエリアだ。
周辺には世界遺産の「天龍寺」や「竹林の小径」など、人気の観光スポットが点在していることもあり、日々多くの観光客で賑わっている。
そんな「嵐山」にある人気観光スポットも、春になれば桜の名所へと表情を変える。
特に「嵐山」のシンボルでもある「渡月橋」を桜が彩る景色は、まさに「春の京都」といった風情を感じられるだろう。
春に京都を観光するなら、「嵐山」にも桜を見に訪れてほしい。

桜に彩られる、嵐山のシンボル・渡月橋
桜に彩られる、嵐山のシンボル・渡月橋

叡山ケーブルカーで空中から八瀬エリアの桜を一望しよう

比叡山の西麓に位置する「八瀬」は、比叡山麓ということもあり、自然豊かなエリアだ。
比叡山一帯が歴史ある「延暦寺」の境内となっているため、歴史を感じられるスポットも点在している。
そんな八瀬エリアは春になると、見事な桜が咲き誇る。
八瀬エリアの桜を満喫するなら、「叡山ケーブル・ロープウェイ」から桜を眺めるのがお勧め。
「叡山ケーブル・ロープウェイ」からは、比叡山麓から山頂にかけて咲き誇る桜を一望できる。

点々と咲く桜が可愛らしい
点々と咲く桜が可愛らしい

京都の桜の名所に関するよくある質問

Q

京都の桜の見頃は?

A

3月下旬から4月中旬に見頃を迎えるスポットが多いです。

Q

京都で花見スポットが多いエリアは?

A

京都市内と嵐山エリアの人気観光スポットの多くが、春には人気の花見スポットへと変わります。

まとめ

京都屈指の桜の名所を、例年の桜の見頃と合わせて紹介してきた。
京都へ桜を見に訪れるなら、この記事で紹介した桜の名所を巡ってみよう。
そうすれば、京都ならではの風情と情緒あふれる春の絶景を楽しめるはずだ。
京都の歴史や文化を感じられる定番スポットを厳選した、こちらの記事も京都観光の参考にしてほしい。