春を満喫!日本全国の花見スポット・見頃がわかる桜の楽しみ方ガイド

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

日本の春を象徴する桜。日本人にとっては春の訪れを感じさせてくれる存在だ。
満開の桜の美しさはもちろん、今かいまかと待ち望み咲いたかと思えばすぐに散ってしまう儚さも魅力のひとつ。
神社仏閣や名城、山々や海、川沿いなど、様々な景観を桜が彩る様子に心躍るのは日本人だけではないだろう。春に日本を訪れるなら桜が織りなす絶景を見たい方も多いはず。
この記事では、日本各地の桜の名所と見頃を地域ごとに厳選してご紹介。
日本人ならではの桜の楽しみ方もお伝えするので、記事を参考にチャレンジしてみよう。

目次

日本各地の桜の見頃

例年3月下旬から4月上旬に桜の見頃を迎える地域は多い。
ただ、北海道では5月上旬から5月中旬に、沖縄では1月下旬に見頃を迎えるなど、地域によって差が出る。
そのため、日本を構成する8つの地方ごとに、例年の見頃を表にまとめて紹介しよう。
その年の気候によっても見頃は前後するため、あくまでも目安だと考えてほしい。

北海道
5月上旬〜5月中旬
東北地方(青森県・秋田県・岩手県・宮城県・山形県・福島県)
4月中旬〜5月上旬
関東地方(茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)
3月下旬〜4月上旬
中部地方(山梨県・長野県・岐阜県・静岡県・愛知県)
3月下旬〜4月上旬
北陸地方(新潟県・富山県・石川県・福井県)
4月上旬〜4月中旬
関西地方(大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・奈良県・和歌山県・三重県)
3月下旬〜4月上旬
中国地方(鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県)
3月下旬〜4月上旬
四国地方(徳島県・香川県・愛媛県・高知県)
3月下旬〜4月上旬
九州地方(福岡県・佐賀県・長崎県・大分県・熊本県・宮崎県・鹿児島県)
3月下旬〜4月上旬
沖縄
1月下旬〜2月上旬

【2024年】日本の桜開花予想

2024年の日本各地の桜の見頃と開花日を知りたい方は、以下の桜開花マップを参考にしよう。
ただ、各地方の都道府県・花見スポットによっても見頃は変わるため、詳しくはこれから紹介する各スポットの例年の見頃を参考にしてほしい。

2024年の桜開花マップ
2024年の桜開花マップ

日本人の楽しみ方を参考に桜の魅力を堪能しよう

日本人は古くから桜を愛し、様々な方法で楽しんできた。
桜の見頃に日本を旅行するなら、日本人の桜の楽しみ方を参考に観光プランを組み立ててほしい。
そうすれば、より桜の魅力を堪能できるはずだ。

宴会スタイルで桜を楽しむ日本の「お花見」

桜の見頃になると、日本人は「お花見」を楽しむ風習・文化がある。
桜の下にレジャーシートを敷いて、複数人で飲食したり、歌ったりするなど、宴会しながら桜を鑑賞するのは春定番の行楽となっている。
一人で花見を楽しむこともあるが、基本的には複数人でお花見することが多い。
お花見文化は奈良時代(710年〜794年)から始まり、その時代には梅を鑑賞していた。
平安時代(794年~1185年)に貴族が梅ではなく、桜を鑑賞するようになり、江戸時代には庶民にもお花見文化が浸透。現在も春になるとお花見する日本人は多い。
お花見文化を体験するために、食べ物と飲み物を持ち寄り、桜の木の下でゆっくり食事してみてはいかがだろうか。

日本のお花見文化に触れるからこそ、気がつける桜の良さもあるはずだ
日本のお花見文化に触れるからこそ、気がつける桜の良さもあるはずだ

ライトアップされた幻想的な夜桜を鑑賞

夜に見る桜もしくは夜に桜を見ることを「夜桜」と呼び、日本人にとっては馴染み深い桜の楽しみ方となっている。
夜になると、桜が照明や提灯などで照らされる桜の名所は多い。
ライトアップされた桜は日中に見る姿と全く異なり、幻想的な雰囲気に包まれる。
せっかく桜の名所に訪れるなら、日中の桜だけでなく、夜桜もぜひ楽しんでほしい。

ライトアップされた夜桜が織りなす幻想的な景観
ライトアップされた夜桜が織りなす幻想的な景観

桜の見頃に開催される「桜まつり」に参加する

桜の名所やその周辺では、桜が見頃を迎えると「桜まつり」が開催されることが多い。
桜まつりによって催し物や体験できることは異なるものの、出店が立ち並び、グルメとライトアップされた夜桜を楽しめることが多い。
なかには桜咲く中で日本の伝統芸能を鑑賞できる桜まつりもある。
桜を見て楽しむのはもちろん、そのイベントや空気感を楽しむのが桜まつりの醍醐味。
地元民や観光客と交流するきっかけにもなるだろう。

桜とぼんぼりが連なる風流な景色から、日本情緒をたっぷりと感じられるはず
桜とぼんぼりが連なる風流な景色から、日本情緒をたっぷりと感じられるはず

日本で最も遅い見頃を迎える北海道の花見・桜の名所3選

ここからは日本の地方ごとに、桜の名所を3つに厳選して紹介しよう。
まずは日本の最北に位置する北海道から。
北海道は雄大な自然景観と、海鮮グルメやご当地グルメが魅力の人気観光地だ。
そんな北海道では、少し遅めの5月上旬から中旬にかけて桜が見頃を迎える。
ここからは、そんな北海道の桜の名所を紹介しよう。
北海道にしか咲かない「エゾヤマザクラ」にぜひ注目して、花見を楽しんでほしい。

1. 五稜郭公園

1866年に建設された西洋式の要塞である五稜郭。
以降明治新政府に引き継がれるまでの期間、蝦夷地における政治的中心地としての役割を担ってきた。
その後、1914年に「五稜郭公園」として一般開放され、観光地および国の特別史跡として観光客が足を運ぶようになった。
五稜郭公園は、美しい花々を鑑賞できる施設としても有名。
ひとつは、桜樹林。五稜郭公園といえば桜、と称されるほどの美しさを誇る。
約1,530本の桜が一堂に咲く姿は圧巻の一言だ。

桜に彩られた歴史ある園内を散策してみよう
桜に彩られた歴史ある園内を散策してみよう
桜の見頃(例年)
5月上旬

2. 円山公園

円山原始林の北側に位置しており、古くからの桜の名所として親しまれている円山公園。
園内にはエゾヤマザクラ、ソメイヨシノなど約120本の桜が植えられており、春には多くの花見客で賑わう。
「円山公園」は桜以外の樹木が多く、桜の白やピンクの色彩が緑に囲まれることで、より鮮やかに浮かび上がる。
園内で見られるエゾヤマザクラは花の色が濃いのが特徴で、他の木々との相性は抜群。
開放感のある開けた空間なので、気持ちの良い花見が楽しめるはずだ。
ベンチなども備わっているので、散歩にも最適。

色の濃いエゾヤマサクラを堪能しよう
色の濃いエゾヤマサクラを堪能しよう
桜の見頃(例年)
4月下旬〜5月上旬

3. 松前公園

「松前公園」は北海道の松前郡に位置する公園で、園内にはシンボルである「松前城」や江戸時代(1603年~1868年)の様子を再現した屋敷などがある。
日本文化に触れられる観光スポットとしても人気が高い。
園内では250種類、約10,000本の桜が見られ、色味や形が違う桜を比較して楽しめる。
なお、松前公園は「日本さくら名所100選」にも選ばれている。
見どころは樹齢300年を超える血脈(けちみゃく)桜で、迫力のある姿が印象的だ。
桜の見頃を迎える時期には「松前さくらまつり」が開催され、期間中はライトアップも行われる。
幻想的な桜の姿が園内に広がるはずだ。

日本の歴史的建造物と桜が調和する、日本ならではの春の絶景
日本の歴史的建造物と桜が調和する、日本ならではの春の絶景
桜の見頃(例年)
5月上旬

東北地方を代表する花見スポット「みちのく三大桜名所」

日本の北部、青森・岩手・秋田・山形・宮城・福島から成る東北地方
他の地方と比べても桜の名所が多く、雄大な自然景観を彩る桜や神社仏閣の境内に咲く桜など、様々な春の絶景に出会える。
その中でも岩手県北上市の「展勝地」・青森県弘前市の「弘前公園」・秋田県仙北市の「角館」は東北を代表する桜の名所で、「みちのく三大桜名所」と称されている。
東北地方へ春に訪れるなら、ぜひこれから紹介する「みちのく三大桜名所」へ足を運んでほしい。

1. 【岩手】北上市立公園展勝地

「みちのく三大桜名所」だけでなく、「日本さくら名所100選」にも選ばれている「展勝地」。
「展勝地」は北上川沿いにある公園で、川沿いに続く約2kmの桜並木が桜のトンネルとなり、訪れる人々を優しく迎える。
馬車や遊覧船に乗り、優雅に桜並木を眺める体験も可能。
約150種の様々な桜が約1万本も咲き乱れ、それぞれが美しさを競い合う、壮観な眺めは必見だ。

川沿いに続く約2kmの桜並木
川沿いに続く約2kmの桜並木
桜の見頃(例年)
4月中旬〜4月下旬

2. 【青森】弘前公園

国の重要文化財にも指定されている弘前城の敷地に広がる、「弘前公園」。
弘前公園には、日本一のソメイヨシノが2本もある。
一つ目は537cmもの太さを誇る、「日本最大幹周」のソメイヨシノ。
二つ目は樹齢130年の「日本最古」のソメイヨシノだ。
桜の種類も豊富で、50種類2,600本もの桜が咲き誇る。
桜の見頃には、日本一の呼び名が高い「弘前さくらまつり」も開催される。

50種類2,600本もの桜が咲き誇る弘前公園
50種類2,600本もの桜が咲き誇る弘前公園
桜の見頃(例年)
4月下旬〜5月上旬

3. 【秋田】角館

「みちのくの小京都」とも呼ばれる「角館」には、江戸時代の街並みが今も残っている。
武家屋敷の枝垂れ桜と、桧木内川堤2kmにわたる桜のトンネルは、息を吞む美しさ。
江戸時代から続く景観に桜が色を添えた、風情漂う街並みは必見だ。

武家屋敷の枝垂れ桜
武家屋敷の枝垂れ桜
桜の見頃(例年)
4月下旬〜5月上旬

様々なシチュエーションで桜を楽しめる!関東地方の花見・桜の名所3選

本州の東部に位置する関東地方は、日本の首都である東京や神奈川、埼玉を含む7つの都県から成る。
東京や神奈川では、高層ビル群と桜が並ぶ光景や異国情緒溢れる街中で咲く桜など、都会ならではの春の景色を楽しめる。
それだけでなく、豊かな自然の中に咲き誇る桜を鑑賞できるスポットへアクセスしやすいのも、関東地方の魅力だ。
他の地方に比べて、複数のスポットを巡りやすいので、これから紹介する桜の名所を軸に、様々な花見スポットを巡ってみよう。

1. 【東京】上野恩賜公園(上野公園)

東京都台東区にある上野公園で、正式名称は「上野恩賜公園」。
東京都建設局の管轄にある公園で、敷地面積は53万平方メートルで、広大な面積を誇り、歴史もある公園だ。
春には桜の名所として国内外から観光客が訪れるなど、東京を代表する観光スポットの一つ。
上野の山と不忍池からなり、多様な種類の緑や水辺景観が形成されており、都会のオアシスとなっている。
「上野恩賜公園」には1,200本ほどの桜があり、ソメイヨシノやヤマザクラが頭上に広がる美しい景色を堪能できる。
柔らかな光に照らされるライトアップもあるので、幻想的な夜桜も併せて楽しんでほしい。
桜の開花状況に合わせて「うえの桜まつり」も開催され、多くの花見客で賑わいをみせる。

春の匂いを感じながら、不忍池の桜並木を散策してみよう
春の匂いを感じながら、不忍池の桜並木を散策してみよう
桜の見頃(例年)
3月上旬

2. 【東京】目黒川

都内屈指の花見スポットでもある「目黒川」。
桜が開花する時期には桜祭りや、夜間のライトアップが行なわれ、多くの花見客で賑わう。
約800本のソメイヨシノが咲き誇る桜並木と仄かに灯る提灯、川の水面に映る桜と光、それらが作り出す日本情緒ある風景は格別だ。
「目黒川」を覆う桜のトンネルの見頃は、3月下旬から4月上旬。
風に吹かれて花びらが散る「花吹雪」や、散った花びらが水面に浮かぶ「花筏」も隠れた見どころのひとつだ。
桜祭りでは川沿いに多くの屋台が立ち並び、屋台の定番グルメはもちろん、桜にちなんだスイーツやドリンクなど、様々なグルメを味わえる。

桜並木と仄かに灯る提灯が生み出す、日本の情緒を感じよう
桜並木と仄かに灯る提灯が生み出す、日本の情緒を感じよう
桜の見頃(例年)
3月下旬〜4月下旬

3. 【埼玉】幸手権現堂桜堤

関東の桜の名所として有名な幸手権現堂桜堤。約1000本のソメイヨシノが1kmにわたって咲き誇る桜のピンクのトンネルと、堤の下に咲く菜の花の黄色のコントラストは圧巻の景色。毎年3月下旬から4月にかけて開催する桜まつり期間中は約100店舗の露店の出店も。期間中の人出は100万人にも及ぶ。
様々な映画のロケ地としても使用されており、聖地巡礼する人も多い。

春ならではの色彩が広がる熊谷桜堤
春ならではの色彩が広がる熊谷桜堤
桜の見頃(例年)
3月下旬~4月上旬

歴史情緒漂う春の絶景が魅力!中部地方の花見・桜の名所3選

山梨・長野・静岡などの5県から成る中部地方は本州の中心部にあり、山々や河川に恵まれた自然景観が魅力。
日本のシンボルである、「富士山」があるのも中部地方だ。
山々や川沿いに咲き誇る桜を楽しめるのはもちろん、日本の歴史情緒と共に桜を楽しめる桜の名所も多い。
そんな中部地方で特に人気の高い桜の名所を紹介しよう。

1. 【長野】高遠城址公園

「高遠城」の跡地である「高遠城址(たかとおじょうし)公園」には、その面影を残す歴史的建造物があり、ここでしか見られない約1,500本のタカトオコヒガンザクラが植えられている。
桜の見頃を迎えると、辺り一面がピンク色に染まる美しい景観を見られる。
日本風情を感じられる歴史的建造物が大量の桜で囲まれた様子は、格別の美しさを誇る。
日が落ちるとライトアップが施され、風光明媚な光景に神秘的な雰囲気が加わり、幻想的な空間で夜桜を楽しめる。

日本風情を感じられる絶景が広がる
日本風情を感じられる絶景が広がる
桜の見頃(例年)
4月上旬~4月下旬

2. 【静岡】河津川沿いの河津桜

河津川沿いには、2月上旬から開花しはじめる早咲きの桜が咲くことで知られる。
この桜は1955年に河津町で発見され「河津桜」と呼ばれている。
花が大きく、濃いピンク色が特徴であり、伊豆の温暖な気候と早咲きの特色から約1ヶ月を経て満開となる。
川沿いだけでも約850本もの桜が咲き、河津町全体では約8,000本の河津桜が咲き誇る。

例年2月初旬~2月下旬ころに、河津川沿いに咲き誇る早咲きの桜
例年2月初旬~2月下旬ころに、河津川沿いに咲き誇る早咲きの桜
桜の見頃(例年)
2月上旬~3月上旬

3. 【長野】小諸城址・懐古園

武田信玄が戦国時代、重臣で築城の名手としても知られた山本勘助に命じて新たな縄張りをさせたのが小諸城の原型。
天正18(1590)年、豊臣秀吉が天下統一を果たすと、小諸を任された仙石秀久が城の大改修と城下町の整備に取り組み、現在の遺構に見られる堅固な城に築き上げた。城下町より低い位置にある全国でも珍しい「穴城」で、大手門や石垣などが当時の姿のまま残っている。
明治4(1872)年の廃藩置県で役割を終えた城郭はその後、懐古神社を祀る「懐古園」として整備され、近代的な公園に生まれ変わった。
今では「日本さくら名所100選」に選定された、長野で屈指の桜の名所としても知られている。
小諸でしか見られない3本の「小諸八重紅枝垂」は必見。
紫に近いピンク色と八重の花弁が枝垂れるように咲く姿は、小諸市でしか見られない。
本丸跡の石垣の上から望む、敷地内に咲く約500本もの桜が雲海のように広がる光景も美しいので、見逃さないように。

小諸でしか見られない、貴重な桜「小諸八重紅枝垂」は必見
小諸でしか見られない、貴重な桜「小諸八重紅枝垂」は必見
桜の見頃(例年)
4月中旬〜4月下旬

北陸地方の観光プランに加えるべき花見・桜の名所3選

本州の中央部、そのうち日本海に面する新潟・富山・石川・福井で構成される北陸地方
壮大な山々のほか、時には激しい姿を見せる日本海が織りなす自然景観も特徴のひとつ。
海産物を中心とする絶品グルメが満喫できることでも人気だ。
北陸地方の桜の名所では日本庭園や城址、川辺など、日本らしい風景と共に桜を見られる。
春に北陸地方を旅するなら観光プランに加えるべき、3つの桜の名所を紹介しよう。

1. 【石川】兼六園

加賀前田家歴代藩主によって約180年の長い年月をかけて造られた、日本三名園のひとつに数えられる回遊式庭園。
回遊式とは、御殿の座敷や書院から座って見る座観式の庭園とは異なり、土地全体を巡りながら眺める庭のこと。
約3万4600坪の広大な敷地内に池や曲水、築山などが点在し、各所に立ち寄りながら全体を楽しめる構造になっている。
四季折々の美しさでも知られ、幻想的な光景へと姿を変える夜のライトアップも人気。
兼六園」には約400本の桜が植えられており、春には美しい庭園と桜が調和した優美な景色が広がる。
華やかさの中にも落ち着きを感じられる景色は、日本庭園ならでは。

日本庭園に咲く桜からは春の風情を感じられるだろう
日本庭園に咲く桜からは春の風情を感じられるだろう
桜の見頃(例年)
4月上旬

2. 【福井】足羽川桜並木

「足羽(あすわ)川」は福井市の中心部を流れる川で、その川沿いを600本ほどの桜が約2kmにわたって彩る。
川沿いの道の両脇に桜が並んでいるため、トンネルのように桜が頭上を覆い、桜に包まれるような感覚を体験できる。
桜の見頃には日没後に足羽川桜並木がライトアップされ、足羽川周辺は幻想的な雰囲気へと変わる。
足羽川桜並木と同じく、「日本さくら名所100選」にも選定されている「足羽山公園」も歩いて行ける距離にあるので、ぜひ足を伸ばしてみてほしい。

桜のトンネルをゆっくりと散歩してみよう
桜のトンネルをゆっくりと散歩してみよう
桜の見頃(例年)
3月下旬〜4月中旬

3. 【富山】高岡古城公園

高岡市の中心部に位置する、国の史跡公園にも指定されている日本有数の水濠公園。
慶長14(1609)年に加賀前田家二代当主、前田利長が築いた高岡城があった場所に整備された公園で、今も築城当時の石垣が残っている。
3つの水濠に囲まれた広大な敷地内には、神社や博物館、動物園、飲食店などの施設が点在。
春には園内の約3割を占める水濠沿いに、1,800本ほどの桜が花を咲かせ、落ち着きのある空間に彩りを感じられる。水面に反射する桜も趣があって美しい。
「高岡桜まつり」の期間中はライトアップも実施され、光に照らされた桜が優しく浮かび上がる。

日本情緒を感じられる光景が広がるスポットも
日本情緒を感じられる光景が広がるスポットも
桜の見頃(例年)
4月上旬

日本の歴史・文化を桜が彩る絶景に出会える!関西地方の花見・桜の名所3選

かつては政治の中心地として栄え、古都である京都や奈良のある関西地方
歴史的建造物や神社仏閣、古い街並みが今も数多く残り、日本の歴史・文化を感じられる。
豊かな自然にも恵まれており、美しい自然景観が広がる絶景スポットも多い。
そんな関西地方には桜の名所も多く、日本の歴史・文化を感じられる建物と桜が調和した春の絶景に出会える。
関西地方に数ある桜の名所の中でも、特に有名な桜の名所を厳選して紹介しよう。

1. 【京都】仁和寺

「古都京都の文化財」の一つとしてユネスコ世界文化遺産に登録されている、真言宗御室派の総本山。
平安時代前期の886年、第58代光孝天皇の勅願で建立が始まり、次代宇多天皇によって888年に創建された。
境内奥にある金堂は、桃山時代に建てられた京都御所の紫宸殿を江戸時代前期の寛永年間(1624−1645年)に移築。
当時の宮殿建築を今に伝える貴重な遺構として、「仁和寺」で唯一国宝に指定されている。
春になると「仁和寺」の境内では、ソメイヨシノやシダレザクラなどが競うように咲き誇る。
その中でも「御室桜」と呼ばれる遅咲きで背が低い桜は、特に美しい。
古くから「御室桜」を見に人々が訪れており、「日本さくら名所100選」と国の名勝にも指定されている。
優美な雰囲気を醸し出す「御室桜」と、国宝「金堂」のライトアップも見どころのひとつだ。
「仁和寺」が満開の桜で彩られる風景は、世界遺産の素晴らしさをより深く感じられるだろう。

優美な雰囲気を醸し出す国の名勝・御室桜が彩る仁和寺
優美な雰囲気を醸し出す国の名勝・御室桜が彩る仁和寺
桜の見頃(例年)
4月上旬~4月中旬

2. 【大阪】毛馬桜之宮公園

大阪市内中心部を流れる大川両岸の「毛馬桜之宮公園」は、淀川との分岐にあたる毛馬洗い堰から下流の天満橋までのエリアに整備された総延長4.2kmのリバーサイドパーク。
市内有数のお花見スポットとしても有名で、特に天満橋から桜之宮橋付近を中心に約4,800本の桜並木が満開になる様子は圧巻。
日中から夜遅くまで、毎年多くの花見客で賑わいを見せる。

4,800本の桜並木が続く河岸の都市公園
4,800本の桜並木が続く河岸の都市公園
桜の見頃(例年)
3月下旬~4月中旬

3. 【奈良】吉野山

吉野山」は奈良県の中央部にある「吉野川」の南岸から「大峰山脈」へと続く山稜の総称である。
金峯山寺」(きんぷせんじ)を中心とする、社寺が点在している地域を指すことも。
ユネスコの世界遺産に「吉野山」を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」が認定されており、「吉野山」の全域が世界遺産に登録されている。
日本一の桜の名所としても知られ、春の吉野山は下千本から徐々に桜が開花してゆき、奥千本まで吉野山全体を美しく彩る。
約3万本もの桜が植えられており、日が沈むと桜はライトアップされ、幻想的で風光明媚な雰囲気に包まれる。

日本一の桜の名所と名高い吉野山
日本一の桜の名所と名高い吉野山
桜の見頃(例年)
3月下旬〜4月中旬

バラエティ豊かな春の景色が広がる!中国地方の花見・桜の名所3選

日本海と瀬戸内海に囲まれた中国地方は、本州の西部に位置する。
鳥取砂丘で有名な鳥取や出雲神社が人気の島根など、5つの県で構成されている。
観光スポットのみならず桜の名所も多く、バラエティ豊かな春の景色を楽しめる。
春に中国地方へ観光するなら、ぜひこれから紹介する桜の名所にも訪れてほしい。

1. 【山口】錦帯橋

山口県岩国市の「錦川」に架かる「錦帯橋」は1673年に建設された、長さ約35m、幅は5mほど
世界的にも珍しい木造のアーチ橋で、他では類を見ない構造を持つ。
国指定の名勝にも指定されており、現在はユネスコ世界文化遺産への登録を目指している。
「錦帯橋」の主要部分は、日本古来の建築技法・木組みを用いて造られている。
錦帯橋周辺は桜の名所でもあり、少し歩いた場所にある「吉香公園」と共に「日本さくら名所100選」にも選ばれている。
「錦帯橋」の周辺に植えられた1,500本ほどの桜が見頃を迎えると、白や薄いピンクの花びらが華やかに「錦帯橋」を彩る。
日没後はライトアップが行われ、昼間とは異なる幻想的な世界が創り出される。

橋錦帯と1500本の夜桜が共演する幻想的な景観
橋錦帯と1500本の夜桜が共演する幻想的な景観
桜の見頃(例年)
3月下旬〜4月上旬

2. 【岡山】津山城

前身は1441年に山名忠政が築いた鶴山城で、応仁・文明の乱で廃城となった。
後に、織田信長の側近として知られる森蘭丸の弟、森忠政が、「鶴山」を「津山」と改め築城を開始。
1604 年から13年の歳月をかけて壮大な城が完成し、日本三大平山城のひとつになっている。
城跡周辺は鶴山公園として整備され、約1000本もの桜が咲き誇る名所としても知られている。シーズン中には、ライトアップされた桜を石垣の上から見られる。

桜の名所としても知られる、高い石垣をもつ平山城
桜の名所としても知られる、高い石垣をもつ平山城
桜の見頃(例年)
3月下旬〜4月上旬

3. 【広島】千光寺公園

尾道三山の一つ、標高144.2mの千光寺山。その山頂から中腹にかけて、千光寺公園が広がる。
市街地から千光寺公園まではロープウェイがあり、それに乗れば約3分で着くという気軽さが魅力。車窓からは日本遺産に認定された尾道市の街並みを楽しめる。
園内にはソメイヨシノをはじめ、シダレザクラやヤエザクラなど、様々な品種の桜が約1,500本も植えられており、春には花見客で大いに賑わう。
展望台では、桜越しに市街地や瀬戸内海を見渡す絶景が楽しめる。
道中の桜並木も美しく、春の風情と心地良さを感じられるだろう。
桜の見頃には、日没後にぼんぼりの温かい光に照らされた夜桜も鑑賞できる。

満開の桜越しに眺める尾道市の街並み
満開の桜越しに眺める尾道市の街並み
桜の見頃(例年)
4月上旬〜4月中旬

日本文化と桜の美しさを感じられる!四国地方の花見・桜の名所3選

四国地方は本州の南西部にある島で、文字通り徳島・香川・愛媛・高知の4つの県から成る。
瀬戸内海の絶景や歴史ある温泉、海の幸をはじめとする絶品グルメなど、見どころ盛りだくさんの地域だ。
そんな四国地方で人気の桜の名所は庭園やお城など、日本の文化を感じられるスポットばかり。
桜と菜の花のコラボレーションを楽しめるスポットもあり、春の風情もたっぷり感じられる。
春に四国を訪れる予定なら、ぜひこれから紹介する桜の名所にも足を運んでほしい。

1. 【香川】栗林公園

香川県高松市に位置する「栗林公園」は、国の特別名勝に指定されている、日本一の大きさを誇る文化財庭園だ。
平庭部の広さは16ha。背景となる紫雲山を含めた面積は、約75haもある。
「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」では最高評価の三ツ星に選ばれ、広大な敷地に回遊式庭園が設けられている。
6つの池と13の築山があり、歩く度に異なる美しい風景に出会える。
春の「栗林公園」には、梅と桜が園内に咲き誇る、日本情緒あふれる絶景が広がる。
北桜林と南桜林を中心に、約150本の愛らしい姿を見せてくれる。
桜の見頃は、3月下旬~4月上旬。
ソメイヨシノやエドヒガンなど、約300本の美しい花が咲き誇る。

偃月橋と桜が共演する美しい景色
偃月橋と桜が共演する美しい景色
桜の見頃(例年)
3月下旬~4月上旬

2. 【愛媛】松山城

松山市のシンボルになっており、難攻不落の城としても名高い松山城
天守を含めて21もの重要文化財があり、天守や一ノ門、紫竹門といった見所も多い。天守の内部には、貴重な資料も展示されている。
格子窓形式の突揚げ戸や、狭間や石落といった難攻不落の工夫を見学するのも楽しい。
甲冑の試着や、火縄銃の体験コーナーなどもあり、写真撮影を楽しみながら歴史を体感できる。
城下に広がる「城山公園」は桜の名所として人気で、例年ソメイヨシノの開花時期には大勢の花見客で賑わう。
ソメイヨシノの他にもかわづ桜や陽光桜など、様々な種類の桜が植えられており、歴史的建造物と桜が調和した美しい景観が広がる。
日没後のライトアップされた、艶やかな桜と天守も美しい。

歴史的建造物と桜が調和した美しい景観を楽しもう
歴史的建造物と桜が調和した美しい景観を楽しもう
桜の見頃(例年)
3月下旬~4月上旬

3. 【高知】ひょうたん桜公園

高知県吾川郡の仁淀川上流にある「ひょうたん桜公園」は、周辺の山々を一望できる見晴らしの良いビュースポット。
春には園内の約250本もの桜が咲き乱れ、開放感のある光景を薄いピンク色で飾る。
公園の名前にもなっており、県の天然記念物に指定されている、樹齢約500年の桜の古木「ひょうたん桜」は必見。
樹高約21m、根元廻りは約6mもあるため、近くで見上げるとその迫力と美しさに圧倒されるだろう。
遊歩道も整備されており、道の脇や桜の周辺には菜の花も咲いているため、春の風情を感じながら散策できる。高知で花見するなら外せないスポットだ。

樹齢約500年の桜の古木「ひょうたん桜」が菜の花に囲まれる、春の絶景
樹齢約500年の桜の古木「ひょうたん桜」が菜の花に囲まれる、春の絶景
桜の見頃(例年)
3月下旬〜4月上旬

九州地方で訪れるべき花見・桜の名所3選

日本の南西部にある島に位置する九州地方
都会的な魅力と美しい自然景観、絶品ご当地グルメで人気の福岡や、雄大な自然景観が広がる熊本や鹿児島などの7つの県から成る地域だ。
県ごと・地域ごとに異なる多様な魅力を持ち、移動する度に新たな発見に出会える。
桜の名所も様々なバリエーションがあり、訪れる人を飽きさせない。
数ある桜の名所でも、特に有名な桜の名所を3つに厳選して紹介しよう。

1.【熊本】一心行の大桜

「一心行(いっしんぎょう)の大桜」は「阿蘇郡南阿蘇村」にある一本桜で、樹齢400年以上のヤマザクラ。
高さは約14m、幹の周囲は7m以上にもなる。
九州全体でもトップクラスの大きさを誇り、南阿蘇村のシンボルとなっている。
「南阿蘇村」は戦国時代(1467年〜1590年)に「峯村」と呼ばれ、この地に築かれた「鶴翼(かくよく)城」の城主は別の地での戦いで命を落とした。
その城主の妻子は「峯村」に戻り、城主や一族の鎮魂のために桜の苗木を植えたという。
そうして、一心に行をおさめた(熱心に祈りを捧げること)ことから「一心行の大桜」と呼ばれている。
周囲には菜の花畑が広がっているのも特徴のひとつ。
菜の花は桜とほぼ同時期に見頃を迎えるので、可憐な黄色い花々の中に佇む雄大な桜を見られるはずだ。

可憐な菜の花と迫力ある一心行の大桜が織りなす絶景
可憐な菜の花と迫力ある一心行の大桜が織りなす絶景
桜の見頃(例年)
3月下旬~4月上旬

2. 【福岡】秋月杉の馬場

福岡県朝倉市の「秋月」は山と川に恵まれているだけでなく、昔ながらの街並みを残しており、かつては「九州の小京都」と呼ばれるほど栄えた城下町だ。
国指定重要伝統的建造物群保存地区にも指定された秋月にある、「秋月城跡」へと続く500mほどの並木道が「秋月杉の馬場」だ。
左右に200本ほどの桜が並び、見頃になると桜のトンネルができる。
趣ある建物と桜が並ぶ道を歩いていると、タイムスリップしたような感覚を体験できるだろう。

情緒ある城下町秋月を彩る桜並木
情緒ある城下町秋月を彩る桜並木
桜の見頃(例年)
3月下旬〜4月上旬

3. 【福岡】小倉城

関ヶ原の戦いの功労で入国した細川忠興によって1602年から7年間をかけて築城。
その後、小笠原氏の居城となったが、1866年、石垣を残して焼失。戦後、市民が熱望して天守閣が再建された。
春になると小倉城周辺の約300本の桜が咲き乱れ、福岡で唯一の天守閣を桜が彩る光景を楽しめる。
日没後のライトアップされた天守閣と桜が織りなす、荘厳な景色も必見だ。
例年3月末から4月上旬には、「小倉城桜まつり」が開催され、屋台が軒を連ねる。
屋台で購入したグルメを味わいながら、桜をゆっくり鑑賞するのもお勧め。

戦国時代には「桜の城」とも呼ばれた小倉城
戦国時代には「桜の城」とも呼ばれた小倉城
桜の見頃(例年)
3月下旬〜4月上旬

日本で最も早く見頃を迎える沖縄の花見・桜の名所3選

日本の最南端に位置する沖縄県は、本島を中心に約160の島々で構成される。
エメラルドブルーの海と真っ白なビーチが織りなす絶景、琉球王国という独自の歴史から生まれた文化が魅力。
日本で最も温暖な気候の沖縄では、1月下旬には桜の見頃を迎えるスポットもあり、日本で最も早く桜が見られる地域だ。
もし1月から2月に沖縄を訪れる予定があれば、これから紹介する桜の名所を観光プランに加えてほしい。

1. 今帰仁城跡

「今帰仁(なきじん)城跡」は国頭(くにがみ)郡今帰仁村にあり、「北山城」と呼ばれることも。
首里城跡」などの9つのスポットと共に、世界遺産にも登録されている。
首里城とほぼ同じ面積を持つ敷地内には、地形を活かした石垣と豊かな自然が調和した風景が広がっている。
最上部からは敷地内だけでなく、美しい海まで見渡せる。
桜の名所としても知られており、城内には230本ほどのカンヒザクラが咲き誇る。
濃いピンク色の桜がアクセントになった絶景は見逃せない。
カンヒザクラを幻想的に演出するライトアップも行われるので、日没後にも訪れてみよう。

濃いピンク色が特徴のカンヒザクラが並ぶ、趣のある通り
濃いピンク色が特徴のカンヒザクラが並ぶ、趣のある通り
桜の見頃(例年)
1月下旬~2月中旬

2. 名護城公園

名護市にある「名護城公園」は、名護の市街地や東シナ海を見渡せる抜群の眺望が魅力。
沖縄でも随一の絶景スポットとして知られる。
見晴らしの良い場所に建つビジターセンター「subaco」では、大きな窓から景色を眺めつつ、珈琲などのドリンクで小休憩が可能。
敷地内にはカンヒザクラが10,000本ほどあり、桜の名所としても知られている。
鳥居を通して眺めるカンヒザクラと名護市街地は特に美しい。美しい夕焼けとカンヒザクラを眺められるのも特徴のひとつだ。
毎年1月に開催される「名護さくら祭り」では、沖縄の文化を感じられるイベントが楽しめ、地元民や観光客で大きな賑わいをみせる。

日本一早く見頃を迎えるカンヒザクラが織りなす絶景を見に行こう
日本一早く見頃を迎えるカンヒザクラが織りなす絶景を見に行こう
桜の見頃(例年)
1月下旬~2月上旬

3. 八重岳桜の森公園

「八重岳」の中腹、国頭郡本部町にあるのが「八重岳桜の森公園」。
ハイキングコースとしても人気が高いので、観光客だけでなく地元民にも愛されている。
見頃を迎えると、7,000本ほどのカンヒザクラが咲き誇る。
濃いピンク色の桜が緑の木々と調和し、鮮やかで優美な景観を作り出す。
のんびりと自分のペースで桜を楽しめるのも嬉しいポイントだ。
展望台からは眺めの良い自然景観が広がるので、忘れずに訪れてほしい。

沖縄の真っ青な空と鮮やかなピンクの桜の対比を、自分のペースでゆっくり楽しもう
沖縄の真っ青な空と鮮やかなピンクの桜の対比を、自分のペースでゆっくり楽しもう
桜の見頃(例年)
1月中旬~2月上旬

日本の桜に関するよくある質問

Q

日本三大桜の名所とは?

A

青森の弘前公園と奈良の吉野山、長野の高遠城址公園です。

Q

日本三大桜とは?

A

福島の「三春滝桜」と山梨の「山高神代桜」、岐阜にある「根尾谷淡墨桜」の3本の桜のことです。

Q

桜が見られる時期は?

A

地域により異なりますが、多くは3月下旬~4月上旬が見頃です。

まとめ

この記事では、日本各地の桜の名所と見頃を紹介してきた。
日本の春を満喫するために、ぜひ紹介した場所へ足を運んでほしい。
できれば記事で紹介した、日本人の桜の楽しみ方を参考に桜を鑑賞してみよう。
そうすれば、きっと今までにない体験と景色に出会えるはずだ。
以下の記事では、日本人にとって桜がどのような存在なのかを深掘りしている。
桜のことをより深く知りたい方は、ぜひ併せて読んでみてほしい。