【北海道グルメガイド】ご当地グルメ別お勧めの飲食店29選
日本一の広大な面積を誇り、手つかずの自然に囲まれる「北海道」。
札幌・函館・旭川など人気観光都市が充実しており、世界遺産の「知床(しれとこ)」や富良野の「ラベンダー畑」を筆頭に観光名所が目白押し。
北海道でしか味わえない魅力も多く、アクティビティ・温泉・絶景、どこをとってもスケールが大きいのが特徴。
その中でも、素材を生かした海の幸・旬の野菜・絶品スイーツの多彩で美味しい“グルメ”は外せない。
この記事では、北海道を代表するご当地グルメをカテゴリー別に10つに分け、お勧めのお店と一緒に紹介する。
北海道や日本の食文化に詳しくなくても、満喫できるように情報をまとめた。
ぜひ記事の内容を参考に、北海道を巡ってほしい。
札幌発祥のご当地グルメを味わえる!北海道の人気スープカレー屋3選
「スープカレー」は、サラサラとしたとろみのないスープ状のカレー料理。
うま味を詰め込んだ出汁(チキン・トマトなど)に、数種類のスパイス(ターメリック・ナツメグなど)をブレンドしてスープが作られる。
一般的なカレーとは調理方法が大きく異なり、カレー風味のスープという表現の方がわかりやすいかもしれない。
またご飯とスープは別々に提供され、ゴロゴロとした大きな野菜(具材)が入っているのが特徴。
独特の香りに包まれながら、具材の味わいを引き出した刺激・辛みがあるスープを堪能できるのが魅力だ。
「スープカレー」は、1970年代に札幌で誕生した北海道のご当地グルメで、2000年代のブームをきっかけに全国的に広まった。
そのため、現在も札幌では200店舗以上のスープカレー店が競い合っており、個性的で多彩なバリエーションが次々と生まれている。
ここでは超人気店をピックアップしたので、足を運び食べ比べも楽しんでほしい。
1. マジックスパイス札幌本店
スープカレーの名付け親として名高いのが「マジックスパイス」だ。
ド派手な外観が目を引く店舗では、飲食はもちろん、インドネシアの雑貨や服飾の販売も行っている。
カレーのスープは、インドネシアのソトアヤムという料理から着想を得たもので、約30種類のスパイスに、甘さ・辛さ・酸っぱさを追加した複雑で繊細な味が生み出されている。
2. スープカレーGARAKU
連日行列ができ、順番待ちの際は整理券が配られるほどの人気を誇るスープカレーの名店「スープカレーGARAKU」。
地元の方の認知度が非常に高いスープカレー専門店だ。
なんといっても特徴的なのはスープ。オーナーが昔働いていたうどん専門店で習得した和風だしとスパイスを組み合わせるという独創性が作り出す旨味が人気店のきっかけになったという。
3. Soup Curry TREASURE
札幌の人気スープカレー店GARAKUの姉妹店である「Soup Curry TREASURE」。
白を基調とした店内は、アメリカ西海岸をイメージして造られており、おしゃれな空間で札幌のソウルフードであるスープカレーを楽しむことができると評判だ。
1番人気と言われているのが、鉄板ハンバーグ。北海道牛と知床のサチク赤豚を使用した手ごねハンバーグを鉄板で焼き上げ、スープカレーに加えたメニュー。
地元民のソウルフードに挑戦!北海道でお勧めのジンギスカン屋3選
北海道を代表するご当地グルメの「ジンギスカン」は、羊肉(ラム・マトンなど)を野菜と一緒に焼いて食べる料理。
事前にタレに漬け込んでおくパターンと、焼いた後にタレを漬けるパターンの主に2つの食べ方がある。
中央部が盛り上がったジンギスカン鍋という専門の鉄鍋を用いて、羊肉の肉汁に染み込ませながら行う調理方法も特徴的だ。
「ジンギスカン」の最大の魅力は、ヘルシーに美味しく味わえる点だろう。
羊肉には、高たんぱくで必須アミノ酸やビタミンといった、身体に必要な栄養バランスが多く含まれており、健康面・美容面にも良い。
さらに、牛肉や豚肉と比べると脂肪分が溶けづらく消化されにくいため、カロリーを気にする方にもお勧め。
北海道にあるお勧めのジンギスカン店を厳選して3つ紹介するので、近くに行った時は足を運んでみよう。
1. サッポロビール園
レンガ造りの煙突に描かれた赤い星のマークが印象的な「サッポロビール園」。
北海道開拓のシンボルである赤い星は、今ではサッポロビール園のシンボルとして愛されている。日本ビールの生誕地でもある札幌で、ロケーションごとビールを楽しむことができる施設だ。
新鮮な生ビールとジンギスカンという、北海道のビヤホールらしい楽しみ方をしたい方におすすめだ。
2. 成吉思汗だるま本店
昭和29年(1954)に開業した「成吉思汗だるま本店」。
成吉思汗は、ジンギスカンの当て字になっており、だるまのジンギスカンはすすきの名物とも呼ばれるようになった。
こちらのジンギスカンは、毎日鮮度の良いマトンを仕入れ、開店直前に職人によってカットしている。
マトンには独特のうまみがあり、そのうまみを引き立てるのが創業以来、女将が手仕込みしている特製のタレだという。
3. ジンギスカン 羊飼いの店 『いただきます。』
ジンギスカンの店を開くために牧場から始めたというこだわり派の店で、羊肉の生産から加工、熟成、販売まで一貫して行っている。
牧場で飼育しているのは「肉の王様」と称される、サフォーク種のみ。
羊肉の99.5%を輸入に頼っている日本においては、なかなか味わうことができない高級品種だ。
羊一頭を余すことなく、さまざまな部位を提供しているのも特徴。
北海道の三大ラーメンを味わえる人気飲食店3選
北海道の人気グルメに「ラーメン」を思い浮かべる人も多いだろう。
札幌・函館・旭川のラーメンは総称して「北海道三大ラーメン」と呼ばれるほど、人気を確立している。
それぞれの特徴は、下記の表にまとめたので参考にしてほしい。
- 札幌ラーメン
-
・麺:中太ちぢれ麵
・スープ:味噌ベース
・特徴:全国的な知名度を誇る人気ラーメン味噌ダレを豚骨スープと煮込んだ濃厚な味わい。モヤシ,キャベツなど野菜が多くシャキシャキとした食感。 - 函館ラーメン
-
・麺:中太ストレート麺
・スープ:塩ベース
・特徴:あったりとした味わいの透き通ったスープ。中国から伝わったスタイルをそのまま継承・専門店が少なく、中華料理店で提供されることが多い。 - 旭川ラーメン
-
・麺:中細ちぢれ麵
・スープ:しょうゆベース
・特徴:魚介類と鶏がらなどのWスープが主流。スープの表面に多めのラードを入っている。バリエーションが豊富。
基本的な具材は通常の「ラーメン」と変わらないが、トウモロコシやバター、ホタテなど北海道特産のトッピングが用意されていることもある。
これから三大ラーメンを食べられるお店を紹介するので、自身の好きなスープがあるかと合わせてチェックしよう。
1. 麺屋彩未
札幌の名店「すみれ」の味に感動した店主が約7年間修業し、2000年に開業した「麺屋彩未」。
すみれの味をベースに、店主が感性を込めて進化させた札幌ラーメンを楽しむことができる。
スープには、豚ゲンコツを中心に、香味野菜や椎茸、昆布などを使用。毎朝5時から丁寧に炊き上げたスープは、濁りのない澄んだ清湯スープに進化を遂げる。
2. 函館麺厨房あじさい本店
言わずと知れた函館を代表する塩ラーメンの名店「函館麺厨房あじさい」。昭和5年(1930)創業で、創業から90年以上経った現在でも、多くの人に愛されている。
スープに合うように特注で作っているのが、中細ソフトウェーブ麺。旨味たっぷりのスープによく絡むと評判で、さらにトッピングには珍しく、お麩が飾られている。塩ラーメンのシンプルな見た目に彩りを添え、独特な食感とあふれ出すスープの味わいを楽しませてくれる。
3. あさひかわラーメン村
1996年に誕生した「あさひかわラーメン村」は、旭川のラーメンの良さや文化を広く知ってもらうため、市内の7店舗が集合した集合施設。
施設内には、旭川の老舗ラーメン店の青葉をはじめ、旭川の人気店が勢揃い。7店舗が切磋琢磨し、味の研鑽に努めている。
あさひかわラーメン村神社が併設されており、スープのように熱々の仲が、麺のように長く続くようにと縁結びならぬ「麺結び」をテーマに、恋愛成就のご利益があるのだとか。
地元民からも愛される北海道のザンギの名店3選
「ザンギ」とは、北海道における若鶏の唐揚げの名称で、世代を問わず道民から愛される家庭や居酒屋メニューの定番だ。
ちなみに、「タコザンギ(たこの唐揚げ)」など衣をつけて揚げたものに対しても「〜ザンギ」と呼ぶ。
通常の唐揚げとは異なり、「ザンギ」はしょうゆやニンニク、生姜などで下味をしっかりとつけてから作られる。
骨付きと骨なしの2種類の「ザンギ」があるが、近年は食べやすい骨なしが主流となっている。
衣は香ばしくてパリパリ・中はジューシーで濃いめの味づけで、食べ応えがあり満足感を得られるのが特徴。
また、ご飯・うどん・お酒など様々な料理・シチュエーションと相性が良い上に、季節に関係なく味わえるのもうれしい。
ここでは、地元民からも評判の高いザンギ料理を出しているお店を紹介するので、迷ったらいずれかのお店に行こう。
1. 中国料理 布袋 本店
札幌市内に複数の系列店を持つ、ローカルチェーンの本店。
北海道名物の「ザンギ」と大衆的な中華料理が評判だ。ザンギとは鶏の唐揚げに近い料理で、揚げる前に鶏肉を醤油ベースの甘辛いタレに漬けこむのが特徴。
同店では3種類の温度の異なる油を使い、ザンギを一つひとつ手作りしている。
麻婆豆腐をスープ少なめの醤油ラーメンにかけた「マーボー麵」もザンギと並ぶ名物。
2. KITCHEN 鑓水商店
札幌地下鉄の東西線、「西18丁目」駅が最寄りの定食居酒屋。
ザンギ(鶏の唐揚げ)や餃子などボリュームと低価格の高コスパで地元民から人気の店だ。
看板メニューのザンギは、オリジナル・塩・ソースと3種類の味付けを用意。それぞれ定食スタイルで食べられる以外にも、「ザンギを食べ比べ定食」といったメニューもあり、全部食べてみたい欲張りな人にはオススメだ。
3. ザンギうどん 一久
良質な北海道産小麦「きたほなみ」で打つ自家製うどんの専門店。
ダシの要である昆布も、北海道日高産の上質な根昆布を使用。できる限り道産食材を用いたうどんは、ギュンギュンの強いコシとつるりとした喉越しが絶品。
うどんと並ぶもうひとつの名物が、揚げたてサクサクのザンギ。
一番人気は、揚げたてのザンギと半熟のたまご天を合わせた「おやこぶっかけ」。
北海道の絶品海鮮グルメを満喫できる名店3選
北海道グルメといえば、やはり海鮮料理は外せない。
広大な敷地を持ち、豊かな自然と海に囲まれた北海道で獲れる魚介類は、脂がたっぷりとのり身が引き締まっている。
素材の味が引き立つ魚の質は、普段食べているものよりひと味もふた味も違うだろう。
特にカニやウニ、様々な魚介(中トロ・サーモン・いくらなど)を白米の上に豪快かつ惜しみなく乗せた海鮮丼は大人気だ。
北海道自慢の海の幸が贅沢に揃っており、一杯食べれば満足感と高揚感に包まれる。
ここでは、北海道の味覚として名高いカニ料理を堪能できるお店を紹介していこう。
海鮮丼はもちろん、数種類のカニを様々な料理で味わえるのが魅力だ。
1. 札幌かに家本店
地上7階、地下2階からなる巨大ビル1棟がそのままかに料理専門店になっている、北海道内でも最大級の席数を誇る「札幌かに家本店」。
大小の個室に加え、最大120名まで収容可能な大広間も用意されているので、さまざまなシーンで活用されている。
料理人が厳選した本タラバがに、ズワイがに、毛がにを中心に、豪華な北海道の味覚である豊富な種類のかに料理を堪能できる。
2. 蟹喰い処 蟹工船 二条市場店
二条市場のすぐそばにあるカニ料理の専門店。
根室発祥でカニをメインに扱う創業55年の老舗水産加工会社の直営店舗という強みを生かした新鮮かつリーズナブルなカニ料理で人気。
カニは日本有数の水揚げ量を誇る根室の港から直送されるもので鮮度抜群。
3. 海鮮食堂 北のグルメ亭
海鮮市場「北のグルメ」の一角にある、320席の客席を有するイートインスペース「北のグルメ亭」。
北のグルメ亭では、美味しい魚介の楽しみ方を熟知した調理人が作る新鮮な一品を楽しむことができる。
1番人気は15種類の海鮮が盛り付けられた海鮮丼。
吟味された旬の食材が豪快にどんぶりに盛り付けられる。ほかにも、好きなものだけ食べたいという人に向けて、いくら丼や4大がに丼などどんぶりメニューも豊富に用意されている。
新鮮なネタを満喫!北海道で人気の回転寿司3選
北海道には海鮮を使った料理が多数あるが、中でも「寿司」は特に人気が高い。
そのため、海鮮料理とは分けてお勧めのお寿司屋を紹介しよう。
今回は北海道で揚がった新鮮な魚介から、さらに鮮度へこだわりを持った素材のみを仕入れて提供する回転寿司屋を厳選して3ヶ所ピックアップした。
新鮮なネタが食べられるのはもちろん、シャリの量・見た目の美しさ・調理工程など至る所まで工夫が施されており、最大限に美味しく味わえるのが魅力だ。
店内は活気と笑顔に溢れており、堅苦しさを感じる心配もない。
また、カウンター越しから見える職人さんの包丁捌きや心を込めて握っている姿も注目のポイント。
「寿司」を食べる際は、ぜひいずれかのお店に足を運んでほしい。
1. 回転寿し トリトン 三輪店
東京にも進出している、大人気回転寿司ブランドの1号店。
北海道で揚がった新鮮な魚介を、腕利きの職人が一貫ずつ丁寧に握っている。オーダーが次から次へ飛び交う、店内の活気ある雰囲気も魅力だ。
専門のスタッフが毎朝市場に赴き、厳選した素材のみを仕入れ、素材はすぐに店舗へ配送、店頭で鮮度抜群のまま捌いている。
2. 町のすし家 四季花まる すすきの店
厳選した四季折々の根室の旬の魚を回転寿司で提供する「花まる」。
回転寿司の醍醐味である見る楽しさや選ぶ楽しさはそのままに、魚の鮮度にもこだわっている人気の店舗だ。
こちらの「町のすし家」は、花まるの別ブランドで、回転形式ではなく目の前で寿司を握ってくれるシステム。
3. 回転寿司根室花まる JRタワーステラプレイス店
北海道の最東端、根室に1号店がある回転寿司チェーンで、JR「札幌」駅から直結のJRタワーステラプレイスに入る人気店。
漁師町で魚介類の宝庫、根室を拠点とした鮮度力と正統なネタのバリエーションの豊富さ、そして回転寿司ならではのお値打ち感で、どの店舗も人気が高く、多くの人が訪れる。
とりわけJR「札幌」駅直結のこちらの店は、アクセスが便利なこともあって、店舗前は常に大行列。
北海道ならではの焼き鳥を味わえる人気飲食店2選
他のグルメと比較するとあまり知られてはいないが、北海道は個性的な焼き鳥が味わえる地域でもある。
特に美唄市(びばいし)の「美唄やきとり」と室蘭市の「室蘭やきとり」は、日本七大焼き鳥に名を連ねるほど有名だ。
「美唄やきとり」は、鶏を丸々使用し、ひとつの串に様々な部位(もも・レバー・ハツなど)が刺さっているのが特徴。
「室蘭やきとり」は、鶏肉と長ネギの代わりに、豚肉と玉ねぎを串刺しにした室蘭市の郷土料理。
現地ではお皿に添えられた洋カラシとタレと混ぜて食べられており、癖になる味わいがたまらない。
また、旭川市のソウルフード「新子焼き」もお勧めの一品。
若鶏の半身を素焼きにした料理で、肉汁がたっぷりの豪快な鶏肉を楽しめる。
ここでは、「新子焼き」と「室蘭やきとり」が食べられるお勧めの店を紹介するので、参考にしてほしい。
1. 焼鳥専門ぎんねこ
昭和25年(1950)の創業以来、70年以上にわたり地元民に愛される老舗焼き鳥店。
名物は、旭川のソウルフードとして有名な「新子焼き」。
40分かけて丁寧に焼き上げる「新子焼き」は、ジューシーで柔らかくボリュームたっぷり。味付けはタレか塩かを選べる。
2. やきとりの一平 本店
1950年創業、室蘭ソウルフードの「室蘭やきとり」を提供する老舗。
豚肉・玉ねぎ・洋がらしの串差し炭火焼きを「室蘭やきとり」のスタイルで提供。
市内に数多くのやきとり専門店が並ぶ中でも、歴史の長い老舗とあって人気が高い。
店内は、木製のアンティーク家具といった骨董品とBGMはジャズが流れるなど、レトロで大正ロマンの雰囲気が漂い居心地も抜群。
夜パフェにも挑戦してみよう!北海道の人気スイーツを食べられる名店3選
北海道は絶品スイーツが充実しているのも魅力のひとつ。
豊かな自然から採れる新鮮なフルーツのほか、酪農も盛んなことから上質な乳製品も手に入りやすく、これらを使った贅沢なスイーツが人気だ。
焼き菓子(クッキー・サブレ)・生菓子(生チョコ・レアチーズケーキ)、プリン・アイスクリームなどその種類も幅広く、お土産としても喜ばれる。
北海道でスイーツを楽しむなら、札幌で生まれた「夜パフェ」をお勧めしたい。
「夜パフェ」とは、食事・お酒を飲んだ後の締めにパフェを食べる文化を指し、「シメパフェ」という呼び方もされる。
お酒の相性が良いオシャレなメニューも多く、新感覚なパフェに出会える楽しみもある。
思わず写真を撮りたくなるような、グラデーションが鮮やかな美しい見た目にも心がワクワクするだろう。
1. 雪印パーラー札幌本店
1961年創業の「雪印パーラー札幌本店」は、50年以上の歴史を重ねる札幌スイーツの老舗。
店内では、昭和天皇・皇后両陛下のために作られたアイスクリームや30種類以上のパフェ、食事メニューが味わえるほか、入口の売店ではお土産やソフトクリームを購入することもできる。
2. 夜パフェ専門店 Parfaiteria PaL
近年店舗を増やしつつある夜パフェ専門店。
その発祥の店となったのが札幌にある「夜パフェ専門店 Parfaiteria PaL」だ。
生のフルーツをふんだんに使用したソルベやさっぱりとしたジェラートを使った、まるで高級フレンチ料理店のコース料理のデザートのようなパフェを目指したといい、従来のパフェよりも甘さを抑えることで、お酒に酔った時にこそ最も美味しいと感じるように計算されて作られている。
3. 六花亭本店
北海道の人気お土産の定番ブランドとして愛されている六花亭。
帯広本店ではマルセイバターサンドをはじめ、ストロベリーチョコなど、バラエティ豊かなお菓子を取り扱う。
六花亭の看板銘菓「マルセイバターサンド」は、特製バタークリームとしっとりビスケットが特徴。たっぷりと入ったレーズンが、食感の良いアクセントになっている。
北海道発祥B級グルメ・豚丼が味わえる名店3選
「豚丼」は、甘辛いタレで味付けした焼いた豚肉を、ホカホカのご飯の上に乗せた絶品B級グルメ。
北海道の南東部に位置する十勝(とかち)地方・帯広市が発祥だと言われている。
主に炭火で、タレを塗っては焼いていく工程を何回も繰り返すため、余分な脂分が削られた深みのある味わいが特徴。
肉を噛んだ瞬間に口の中でじゅわっとうま味が溢れ、タレが染み込んだご飯との相性も最高だ。
また香りがとても良く、シンプルながら食欲をそそるボリューム感が魅力的。
肉の枚数やお米の量を選べる店も多いので、食に自信がない方も安心してほしい。
帯広市にひしめき合う約200店舗の豚丼専門店から、確かな人気を誇る名店を紹介しよう。
1. 豚丼のはなとかち
甘辛いタレで味付けした豚肉をライスの上にのせた十勝の名物、「豚丼」の有名店。
豚丼にはバランスよく脂がのった北海道産豚肉のロースを使用。
タレは日本酒と蜂蜜をたっぷり使い、添加物を一切使用せず店内で手作りされている。サラッとしていてコク深い味わいのタレは、豚肉との相性が抜群。
2. 豚丼一番 帯広総本店
帯広市内には200店近くの豚丼専門店があると言われているが、その中でも地元の人がこぞって通うという有名店がこちら。
食肉加工卸会社が直営する豚丼専門店だけあって、新鮮で高品質な肉を提供してくれる。
「豚丼一番」ではロース肉、バラ肉、そしてヒレ肉から選べ、ロースとバラのミックスといったメニューもあるので、その日の気分に応じて、自分好みの豚丼をセレクトできる。
3. 元祖豚丼のぱんちょう
創業90年以上の豚丼の専門店。
メニューのランクがユニークで、グレードが高くなる順に、松・竹・梅・華と並ぶ。
ぶ厚めにカットされた極上ロース肉は、グレードごとに4枚・5枚・6枚・8枚と多くなるが、ご飯は同じ量と、まさに豚肉を存分に楽しむためのメニュー。
北海道の郷土料理・石狩鍋を味わえる飲食店2選
「石狩鍋(いしかりなべ)」は、メインとなるブツ切りにしたサケの身やあらを野菜(玉ねぎ・キャベツ・豆腐など)と一緒に、昆布だしで煮込んだ北海道お馴染みの郷土料理。
味の決め手となる味噌でバランスを調えて、最後に山椒を振りかけて食べるのが王道だ。
アレンジの幅が広くバターや牛乳、海鮮など、家庭によって様々な形で楽しまれている。
サケ・野菜・昆布だしがそれぞれの良さを引き出した豊かな味わいが魅力で、冷え込んだ身体もポカポカと温かくなっていく。
また、サケのたんぱく質やサケの皮に含まれるコラーゲン、野菜のビタミンなど、栄養バランスが高いため、免疫効果も期待できる。
これから紹介するお店では、美味しい「石狩鍋」が食べられるので、足を運び注文をしてほしい。
1. 郷土料理おが
さまざまな飲食店が集まる札幌一の繁華街・すすきのエリアにある人気店。
一番人気は、網走産の一本釣りのキンキを現地で活〆にした「キンキの刺身」。脂ののった身を自家製ポン酢にくぐらせていただくと、淡泊ながら濃い旨みが口いっぱいに広がる。刺身を食べた後のアラの部分で仕立てた野菜入り鍋も絶品。注文が入ってから茹でる活毛ガニの釜茹でや道南から届く活イカの刺身も人気。
2. 発酵ダイニング ぽんぽこ亭
札幌市内でも一番にぎやかなエリアでもある、狸小路3丁目アーケード内にある、スープと発酵食品を使った料理が味わえるお店。
鍋は、北海道産・厳選鶏ガラをじっくり煮込んだ45年以上受け継がれる秘伝のだしスープをベースに、醤油、塩、味噌、カレー、チゲなど10種類以上がスタンバイ。2回目以降の来店でも飽きずに楽しむことができる。
B級グルメ・スパカツを味わえる「レストラン泉屋 総本店」
道東の港町、釧路にある1959年創業の洋食レストラン。
「鉄板ナポリタン」と言えば名古屋発祥だが、ステーキのように熱々に熱せられた鉄皿に盛った「鉄板スパゲティ」は、こちらのお店が元祖だ。
その違いは、塩味やミートソースといった味のバリエーション。とりわけ、ミートソースの上にカツが乗った「スパカツ」は釧路のソウルフードとしても定着するほど人気が高い。
北海道でグルメを満喫するなら「市場」にも足を運んでみよう
北海道でグルメを楽しむなら、市場にも訪れてほしい。
北海道の市場では、その日に釣り上げた新鮮な魚介類や地元で収穫した特産の農産物がずらりと並ぶ。
普段はあまり見ない食材や初めて見る珍しい食材にも出会え、活気ある雰囲気も相まって歩くだけでも楽しめる。
市場や季節ごとに個性が出るので、何度行っても満喫できるスポットとして、観光客のみならず地元民からも愛されている。
旬な食材は試食できることも多いため、気になるものは遠慮しないで積極的にいただこう。
本記事では市場のグルメの中でも、特に人気が高い海鮮丼を堪能できる3つの市場をご紹介。
夕方まで営業している場所が多いが、商品が売り切れる前の朝7時〜9時に行くのがお勧めだ。
1. 札幌二条市場
「札幌二条市場」には20店舗ほどの鮮魚店が軒を連ねており、海の幸の宝庫らしくその日に仕入れられた新鮮な魚介類が店頭に並ぶ。
市場内には、飲食店も多数用意。寿司や海鮮丼、炙り焼きなど魚介を味わうことができる店舗が多いのが特徴だ。
少しだけつまみたいという人は、一部鮮魚店に併設されているイートインコーナーがおすすめ。
2. 釧路和商市場
道東・釧路の台所といえば、まず名前が挙がる市場。
1954年設立と、釧路で最も老舗の市場で、北海道三大市場の一つとも称される。
魚介類を中心に雑貨や果実店など約40以上の店舗が、この市場に集結。
この和商市場の特徴が、名物の「勝手丼」。
自分で好みの魚介類をその場で選び、ごはんに盛り付けする。
オリジナルの海鮮丼が作れるこのスタイルは、新鮮な魚介類が豊富に揃う市場ならでは。
3. 札幌市中央卸売市場場外市場
札幌市中央卸売市場に直結する「札幌場外市場」。
10のブロックに分けられた施設内には、約60もの店舗が所狭しと軒を連ねており、北海道の美味しい食材であふれている。
施設内には食堂も多数用意されており、場外市場めしと銘打って販売されているメニューは、海鮮をふんだんに使ったものから、ポークカレーやラーメンなどジャンルもさまざま。気分によって選べるのがうれしい。
北海道のグルメに関するよくある質問
Q
北海道で人気の海鮮料理は?
カニやウニなどの新鮮な魚介を使った「海鮮丼」・「寿司」などが人気です。
Q
北海道で人気のご当地グルメは?
「スープカレー」・「ジンギスカン」・「ザンギ」・「石狩鍋」などが挙げられます。
まとめ
北海道で人気のご当地グルメや郷土料理をカテゴリーに分けて、お勧めのお店と一緒に紹介してきた。
北海道は、何を食べるか迷ってしまうほど絶品の宝庫であり、”美味しい”を味わえる日本屈指の地域だ。
本記事の内容も参考にして、北海道グルメを満喫しよう。
こちらの記事では、観光スポット・宿泊施設・お土産など北海道旅行が楽しめるような役に立つ情報をまとめているので、合わせて見てほしい。