名古屋だけじゃない!魅力あふれる愛知を満喫できる旅行ガイド
日本の三大都市であり、人気観光地でもある「名古屋」で知られる愛知県。
名古屋以外にも魅力的な観光地が多いことは、ご存知だろうか。
愛知の魅力を知らない方に向けて、この記事では観光エリアごとの魅力や見どころ、交通情報、ご当地グルメなどの旅行プラン作りに役立つ情報を網羅的に紹介しよう。
定番・人気の観光スポットを巡るモデルコースも紹介するので、初めての愛知旅行前に読むべき記事と言える。
日本の三大都市・名古屋を有する「愛知」
日本の中央部に位置する愛知は、西部から南部にかけて平野が広がり、北部から東部には丘陵と山地が連なっている。
南部には太平洋に向かって突き出した、知多・渥美の2つの半島があり、その間には三河湾がある。
愛知の観光地といえば「名古屋市」。観光スポットが多いだけでなく、愛知の人口の3分の1が住んでいる大都市だ。
そのため、遊園地や水族館などのレジャー施設、グルメとショッピングを楽しめる商業施設が充実。
また、戦国時代(1467年~1590年)に活躍した有名な武将、織田信長(おだのぶなが)、豊臣秀吉(とよとみひでよし)、徳川家康(とくがわいえやす)の出身地であるため、ゆかりのスポットが多い。
日本が世界に誇る自動車メーカーである、トヨタ自動車の本社と工場があることでも知られている。
多様な観光スポットと合わせて、豊富なご当地グルメも楽しもう。
愛知の平均気温と着衣例
年間を通して温暖な気候の愛知。南部にある半島では、黒潮の影響で他の地域よりも温暖だ。
北部や東部の山間部は平野部と比べて平均気温が低い上に、冬には雪が降ることもある。
愛知の月別平均気温
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平均気温(度) | 4.8 | 5.5 | 9.2 | 14.6 | 19.4 | 23.0 | 26.9 | 28.2 | 24.5 | 18.6 | 12.6 | 7.2 |
愛知の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月): 軽めのジャケットおよび薄手のセーター
- 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
- 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
- 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット
愛知へのアクセス
東京から愛知までは新幹線で1時間40分ほど、飛行機を使うなら1時間ほどでアクセスできる。大阪からは新幹線で50分ほどだ。
愛知の「中部国際空港」には国際線もあるため、台湾・香港などから直接アクセスできる。
中部国際空港から主要駅へのアクセス
ここからは、中部国際空港から「JR名古屋駅」へのアクセスを紹介しよう。
名古屋駅は愛知におけるターミナル駅で、観光においても移動拠点のひとつになる。
- 経路
-
1. 中部国際空港で名鉄常滑・空港線特急に乗車し、「名鉄名古屋駅」で下車
2. 名鉄名古屋駅から歩いて6分ほどでJR名古屋駅に到着 - 所要時間
- 約45分
愛知の主要交通手段
愛知は公共交通手段が充実しているため、電車とバスで主な観光スポットは巡れる。
スポット間の移動距離が短ければ、レンタサイクルの利用もお勧め。
公共の交通機関を使うよりも、愛知の街並みを身近に感じられるはずだ。
愛知旅行で利用すべきお得な乗車券「ドニチエコきっぷ」
愛知旅行の中心となる、名古屋を観光する予定なら「ドニチエコきっぷ」がお勧め。
「ドニチエコきっぷ」とは、土曜日・日曜日・休日と毎月8日において、名古屋市内を巡る、地下鉄・メーグル・市バスの全線が乗り放題になる乗車券。
料金は大人620円、小児310円だ。
名古屋を観光予定で、1日で多く観光名所を満喫したい人、極力徒歩での移動を避けたい人にとってはお得になるはずだ。
愛知旅行前に知っておくべき7つのエリアの魅力
愛知といえば名古屋が有名だが、その他にも魅力的な観光地は多い。
ここからは愛知の7つのエリア別の魅力と見どころを紹介しよう。
それぞれ雰囲気も観光スポットも全く異なるため、名古屋以外のエリアにもぜひ足を運んでみてほしい。
多面的な魅力を持つ愛知の中心「名古屋エリア」
愛知の北西部に位置する「名古屋エリア」は、その名の通り大都市・名古屋とその周辺を指す。
「日本三大名城」のひとつであり、名古屋のシンボルである「名古屋城」。
日本の自動車メーカー「トヨタ」の原点といえる繊維機械と、自動車に関する技術の歴史を学べる資料館「トヨタ産業技術記念館」。
その他にも、「名古屋港水族館」や多くのショップや飲食店が集まる「大須商店街」など、多種多様な観光スポットが点在している。
大都市ならではの栄えたエリア、下町の風情が残るエリア、名古屋城周辺の歴史情緒あふれるエリアなど、多面的な魅力を持つため、テーマを決めて観光すると楽しいだろう。
公共交通機関も充実しており、観光スポット間の移動にストレスは感じないはずだ。
豊かな自然と見どころが盛りだくさん「尾張北部エリア」
名古屋エリアの北東部に隣接する「尾張北部エリア」。
四季折々で姿を変える山々や「木曽川」を中心とする河川など、豊かな自然が魅力だ。
このエリアで特に人気が高い観光スポットは「犬山城」。
その天守は現存最古といわれる前期望楼型天守の特徴を備えており、国宝に指定されている。
「愛・地球博記念公園」も訪れてほしい人気の観光スポットで、美しい自然公園の中には2005年に開催された万国博覧会の記念館がある。
園内のスタジオジブリの世界観を感じられる「ジブリパーク」も要チェックだ。
歴史と伝統文化を感じられる「尾張西部エリア」
名古屋エリアの北西部、岐阜と三重に隣接する「尾張西部エリア」。
神社仏閣が多く、歴史の転換点となった場所もあるため、歴史好きにはたまらないエリアだ。
特に有名なスポットは、織田信長が天下統一のために動き出した出発点であり、戦火に散った後の後継者を決める「清須会議」が行われた場所でもある「清洲城」。
全国的に有名なお祭りが多いのも魅力のひとつで、「国府宮はだか祭り」や「一宮七夕祭り」など、1年を通して様々なイベントが行われている。
タイミングが合えば、お祭りに参加して、日本の伝統文化を感じてみよう。
愛知と海の魅力が詰まった「知多エリア」
愛知の南西部にある知多半島は、「知多エリア」とも呼ばれる。
「中部国際空港」があるため、海外から愛知へ訪れる際の玄関口となる。
半島であるため、海岸で海水浴を楽しめたり、新鮮な魚介を使ったグルメを楽しめたり、海の絶景を楽しめたりと海の魅力を満喫できる。
「美浜町」にある「野間埼灯台」は、絶景スポットとして特に有名。伊勢湾を一望でき、水平線に夕日が沈む様子は格別の美しさを誇る。
「南知多ビーチランド&南知多おもちゃ王国」も人気の観光スポット。
伊勢湾に生息する魚たちを自然に近い姿で観察できるほか、アシカやアザラシなどの海洋生物と触れ合える。
約600種類のおもちゃで遊べるおもちゃ王国も併設されており、子どもにとっては夢のような空間だろう。
徳川家康ゆかりのスポットが点在する「西三河エリア」
愛知の中央部に広がる「西三河エリア」は、戦国時代に天下統一を成し遂げた武将「徳川家康」の故郷として有名だ。
徳川家康が生まれた「岡崎城」、城下町に残る古い街並み、江戸時代には宿場町として発展した面影など、徳川家康ゆかりのスポットや歴史情緒漂うスポットが多い。
豊かな自然も魅力のひとつで、なかでも「香嵐渓」は紅葉の名所として知られている。
紅葉がライトアップされた様子は、まさに絶景だ。
四季折々の絶景を見られる「東三河エリア」
愛知の南部、渥美半島を有する東三河エリアは海岸が多く、温暖な気候もあって南国のような雰囲気が漂う。
美しい海と天の川を見られる渥美半島の先端にある「伊良湖岬の灯台」、菜の花やひまわりが一面に咲き誇る「伊良湖菜の花ガーデン」、一足早くお花見ができる「免々田川の河津桜」、藤の花が咲き誇る「潮音寺」など、四季折々の絶景を楽しめる。
それだけでなく、テーマパークや温浴施設、アウトレットモールなどが揃う大型複合施設「ラグーナテンボス」。
本格的な展示とユニークな解説文やPOPとのギャップが楽しい「竹島水族館」など、観光スポットも充実している。
壮大な自然景観を見たいなら訪れるべき「奥三河エリア」
愛知の東部に位置する「奥三河エリア」には、壮大な自然景観が広がる。
山の斜面に美しい棚田が広がる「四谷の千枚田」は特に有名。
開放感のある緑豊かな景色が魅力で、現在も農家によって耕作が行われている。
「豊川」沿いの渓谷に広がる「桜淵公園」は、桜の名所として人気が高い。
渓谷美と調和する桜が華やかで美しいが、オレンジや赤に色づいた紅葉も見どころのひとつ。
リフトから視界いっぱいに広がる花畑を楽しめる、「茶臼山高原」もお勧めの観光スポットだ。
愛知を満喫するために必要な日数
主な観光スポットは名古屋に集中しているため、名古屋+近郊エリアを巡るプランなら1泊2日でも充分に楽しめる。
知多半島や渥美半島にも行くなら、2泊以上は必要となる。
愛知の人気観光スポットを巡る1泊2日のモデルコース
愛知の中でも屈指の人気観光地・名古屋を中心に、人気・定番の観光スポットを巡るモデルコースを紹介しよう。
名城や日本庭園など、日本の歴史文化を感じられるスポットを巡りながら、美術館や水族館、ショッピングスポットを観光していく。
愛知の多彩な魅力を満喫できるため、初めて愛知を旅行する方はこのモデルコースを参考にしてほしい。
1日目:名古屋の人気観光スポットを巡る
1日目は愛知の中でも特に人気の高い名古屋市内を巡っていく。
シンボルである名古屋城をはじめ、神社や商店街、美術館、水族館などバラエティ豊かな定番スポットを楽しもう。
多彩な魅力を持つ名古屋なら、1日中飽きずに観光できるはずだ。
8:30 JR名古屋駅からスタート
1日目のスタートはJR名古屋駅から。
地下鉄に乗ってJR名古屋城駅へ。駅から徒歩5分で1つ目のスポット「名古屋城」に到着する。
9:00 名古屋のシンボル「名古屋城」を散策
江戸幕府を開いた徳川家康の命により、江戸時代初期に築かれた日本最大級の城郭。
5重の屋根がある天守閣の頂には雌雄2体の金鯱が輝いており、名古屋のシンボルとなっている。
2体の金鯱が光り輝く天守閣と、障壁画に彩られた荘厳な本丸御殿を中心に城内を散策してみよう。
10:35 「徳川美術館」で天下を納めた武将の宝物を鑑賞
名古屋城の最寄りのバス停から、バス停「徳川園・徳川美術館・蓬左文庫」へ。
下車したらすぐに「徳川美術館」に到着する。
尾張徳川家に受け継がれてきた宝物の数々を所蔵し公開する美術館で、19代当主徳川義親が大名文化を後世に伝えることを目的として、1935年に開館した。
徳川家康から尾張徳川家に分与された刀剣、武具、茶道具、能道具などの名品たち。
さらには尾張徳川家歴代当主や夫人たちの遺愛品なども加えた、1万件余りの大名道具・美術品のコレクションを見学してみよう。
12:10 「大須商店街」でショッピングとグルメを堪能
美術品を鑑賞したらバス停「徳川園新出来」から、バスを乗り継いで「上前津」で下車。
降りたらすぐ名古屋最大の商店街「大須商店街」に到着する。
飲食店や古着店、雑貨店、家電販売店などありとあらゆるジャンルの約1,200店や施設がひしめき合っており、独特の雰囲気を醸している。
ショッピングを楽しみつつ、気になったお店でランチをいただこう。
14:00 愛知屈指のパワースポット「熱田神宮」を参拝
ランチを食べたら歩いて、名古屋市営地下鉄名城線「上前津駅」へ向かおう。
地下鉄に乗ったら、「熱田神宮西駅」で下車。そこから歩いて約7分で「熱田神宮」に到着する。
合格祈願や学業成就の絵馬が奉納されている上知我麻神社や安産の神として女性から信仰されている楠御前社など、本宮のほか別宮・摂社・末社合わせて45社が祀られている。
名古屋のみならず愛知でも屈指のパワースポットを参拝していこう。
15:10 「名古屋港水族館」で圧巻のパフォーマンスを楽しむ
参拝を終えたら徒歩3分ほどの名鉄「神宮前駅」へ。
電車を乗り継ぎ、名古屋市営地下鉄名港線「名古屋港駅」で下車。そこから歩いて約5分で、「名古屋港水族館」へ到着。
イルカやベルーガ、シャチなどを見られる北館と、ライブコーラル水槽など多彩な水槽がある南館から成る巨大な水族館で、幅60m、奥行き30m、最大水深12mという日本最大のプールで繰り広げられるイルカパフォーマンスやシャチの公開トレーニングは圧巻。
他にも見どころが満載の水族館を思いっきり楽しもう。
18:00 「名古屋マリオットアソシアホテル」で最高のロケーションに癒やされる
水族館を満喫したら、最寄り駅に戻って名古屋駅へ。
1日目の宿は名古屋駅直結の「名古屋マリオットアソシアホテル」だ。
JRセントラルタワーズ内にあるホテルで、15~52階に位置するゲストルームやレストランからは、名古屋の街並みを一望できる。
8つのレストラン&バーを備えているのも魅力。日本料理や中国料理、フレンチ、鉄板焼などジャンルも幅広い。
2日目:名古屋と周辺地域の歴史文化を感じるスポットを巡る
2日目は庭園やお城、寺院を巡りながら日本の文化と歴史に触れていく。
ランチではご当地グルメを味わいつつ、味覚でも愛知を楽しんでみよう。
1日目と併せて、愛知の魅力を余すことなく満喫できるはずだ。
8:05 名鉄名古屋駅からスタート
2日目は名鉄名古屋駅から電車に乗って、「犬山駅」へ向かうところからスタート。
駅から歩いて20分ほどで、「犬山城」へ到着する。
9:10 「犬山城」の天守から名古屋とその周辺を一望
全国で5つのみの国宝に指定されている天守は、現存最古といわれ前期望楼型天守の特徴を備えていることで有名。
室町時代の1537年、織田信長の叔父、織田信康によって建てられたといわれる。
後方を木曽川に守られた小高い山の上に建つ「後堅固の城」。
城下町と一体となり、交易や政治、経済の要衝として重要な拠点となった名城を散策してみよう。
10:10 「有楽苑」で茶道と趣を体験
犬山城の散策を終えたら、歩いて約5分の「有楽苑」へ。
日本庭園である有楽苑には国宝に指定されている「如庵(じょあん)」を含む、いくつかの茶室がある。
「弘庵」という茶室では実際に和菓子と茶を味わえるので、茶道や日本ならではの趣を実際に体験してみよう。
緑豊かな美しい庭園を眺めながら一息ついて、旅の疲れを癒やしてほしい。
12:50 「岡崎城」で徳川家康の生涯に思いを馳せる
有楽苑の観光を終えたら犬山駅へ戻って、「東岡崎駅」へ向かおう。
駅から歩いて15分ほどで、徳川家康ゆかりの名城・岡崎城に辿り着く。
織田信長(おだのぶなが)、豊臣秀吉(とよとみひでよし)と並んで三英傑と呼ばれる徳川家康の出生地として知られ、別名では「龍ヶ城」とも呼ばれる。
「岡崎城」は日本100名城に選ばれており、歴史や文化財としての重要性が高く評価されている。
お城や歴史に知識がなくても、楽しめる見どころが多いため、じっくり散策してみよう。
13:50 「岡崎カクキュー八丁村」で伝統の味をランチにいただく
名城の魅力を堪能したら、歩いて3分の岡崎カクキュー八丁村へ。
「岡崎カクキュー八丁村」では、八丁味噌を製造している蔵や資料館を見学できる。
八丁味噌とは「岡崎市」発祥の味噌のこと。
食事処も併設されており、八丁味噌を使った味噌うどんが食べられるのでランチに最適だ。
風味豊かで味わい深い八丁味噌を楽しもう。
14:50 「大樹寺」の厳かな空間を散策する
最寄りの愛知環状鉄道「中岡崎駅」に歩いて向かい、そこから「大門駅」へ。
駅から歩いて10分程度で、「大樹寺」に到着する。
荘厳な佇まいの山門をくぐった境内には、本堂や国の重要文化財に指定されている「多宝塔」、鐘楼などがある。
境内には自然も多く、歴史的な建造物と自然との美しい調和を感じられるはずだ。
愛知に旅行するなら知っておくべき注目の新スポット「ジブリパーク」
2022年にオープンし、2024年には新エリア「魔女の谷」がオープンした「ジブリパーク。
「愛・地球博記念公園」内にある、スタジオジブリ作品の世界観に浸れる注目スポットも旅行プランに加えるか検討してほしい。
ジブリパークは、「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」「もののけの里」「魔女の谷」の5エリアから成る。
「ジブリの大倉庫」は、映像展示室や企画展示、ショップ、カフェなど、"ジブリ"がぎゅっと詰め込まれた空間。
その他のエリアでも、ジブリ作品の世界観に思う存分浸れる。
愛知旅行で外せないご当地グルメ3選
ここからは愛知の数あるご当地グルメの中から、特にお勧めの料理を厳選して紹介しよう。
観光スポットだけでなく、ご当地グルメも多い愛知で食を楽しまないのは損だ。
1. ひつまぶし
「ひつまぶし」とは、ウナギを焼き上げてご飯に乗せ、お茶碗に取り分けながら食べる、愛知発祥の料理。
食べ方が少し特殊な点がひつまぶしの特徴だ。
取り分けた1杯目はそのまま食べてウナギの味をダイレクトに味わい、2杯目はネギやワサビなどの薬味を乗せて風味を楽しみながら食べる。
3杯目は薬味と共に出汁やお茶をかけて、お茶漬けとして楽しむ。
3杯に分けることで、異なる3つの味を楽しめるのがひつまぶしの魅力だ。
2. 味噌カツ
味噌カツは名古屋が発祥とされており、愛知の代名詞ともいえるご当地グルメ。
トンカツに愛知の名産品である、八丁味噌をベースにした甘めのタレをかけて食べる。
タレにはかつお出汁を加えることも多く、風味豊かで深みのある味わいに仕上がっている。
一般的なソースとは異なる柔らかい甘味のため、見た目以上に食べやすいはずだ。
味噌カツを提供するお店は、お手頃なチェーン店から高級志向なお店まで幅広く、味噌カツを食べられるチャンスが多いのも嬉しい。
3. きしめん
きしめんとは平たく仕上げたうどんのことで、魚介系の出汁で取った濃い目のつゆを合わせることが多い。
一般的なうどんよりも表面積が大きいため、つゆが麺に染み込みやすい。
そのため、つゆの風味をより強く感じられる。
きしめんはツルツルとしていて喉越しが良いものの、コシは弱めのため年配の方や子どもでも食べやすいだろう。
きしめんは元々「刈谷市」のひもかわと呼ばれる平打ちうどんがルーツとされており、現在では愛知全域で親しまれているソウルフードになっている。
春の愛知旅行で訪れるべき桜の名所
大都市・名古屋のイメージが強い愛知だが、自然豊かなエリアも多い。
そのため、花見を楽しめるスポットも多く、春の愛知旅行なら桜の名所も旅行プランに加えるべきだ。
「日本さくら名所100選」のひとつ、「鶴舞公園」は愛知を代表する桜の名所。
750本ほどの桜が咲き誇る、開放的な空間を散策できる。
「岡崎公園」も「日本さくら名所100選」のひとつで、約800本の桜が岡崎城を彩る。
国宝のひとつである「犬山城」も桜の名所として人気が高く、木曽川の近くに400本ほどの桜が咲き誇る。
例年の桜の開花日と満開日、見頃は以下の表を参考にしてほしい。
その年の気候や気温、スポット次第で開花日と満開日、見頃は異なるため注意してもらいたい。
- 開花日
- 3月24日
- 満開日
- 4月2日
- 桜の見頃
- 4月2日〜4月8日
参考:気象庁 さくらの開花状況
参考:気象庁 さくらの満開状況
愛知で秋の絶景を楽しめる紅葉の名所
愛知には紅葉の名所も多いため、秋に訪れるなら旅行プランに加えてほしい。
最も有名な紅葉の名所は「香嵐渓」だ。
秋になると4,000本ほどの木々が色鮮やかに紅葉する。
例年11月に行われる「香嵐渓もみじまつり」では夜間のライトアップも行われるため、幻想的な紅葉の姿を楽しめるだろう。
赤や黄色に色づいた約500本の広葉樹が園内を彩る、「名古屋市東山動植物園」もお勧め。見どころは池の水面に映る紅葉で、フォトスポットとしても最適。
荘厳な建物と共に楽しむ紅葉が見応えある「犬山 寂光院(じゃっこういん)」も見逃せない。
1,000本ほどの鮮やかな紅葉が彩る境内を散策してみよう。
愛知の紅葉の名所は、11月上旬〜12月上旬に見頃を迎えることが多い。
ただし、その年の気候や気温、スポットによって見頃は変わるため注意してほしい。
愛知旅行に関するよくある質問
Q
愛知を旅行するのにお勧めの季節は?
全国的にも有名な紅葉の名所があるので、秋がお勧めです。
Q
親子旅行でお勧めの愛知の観光スポットは?
名古屋港水族館や名古屋市東山動植物園がお勧めです。
まとめ
この記事では愛知を旅行する上で知っておくべき、交通情報やご当地グルメ、観光エリア別の魅力や見どころ、人気観光スポットを巡るモデルコースなどを紹介してきた。
記事を参考に旅行すれば、愛知の魅力を余すことなく満喫できるだろう。
以下の記事では、愛知で定番・人気の観光スポットをより掘り下げて紹介している。
旅行プランを立てる際は、この記事と併せて参考にしてほしい。