グルメも買い物も満喫!名古屋を観光するなら絶対に外せない厳選スポット19選

グルメも買い物も満喫!名古屋を観光するなら絶対に外せない厳選スポット19選

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筆者 :  GOOD LUCK TRIP

日本の三大都市・名古屋には、遊園地・水族館・歴史的建造物など様々な観光スポットが集まっている。
それだけでなく、みそかつや手羽先、ひつまぶしといった”名古屋めし”と呼ばれる独特な食文化があり、グルメも楽しめる。
色んな魅力が詰まった名古屋の中でも、絶対に訪れておきたい観光スポット、お勧めのグルメ・宿泊施設・お土産などを厳選して紹介しよう。

名古屋ってどんなところ?

日本の三大都市の一つで、愛知県西部に位置する名古屋。人口は約232万人。
戦国3英傑である徳川家康織田信長豊臣秀吉とも縁が深い土地であるため、名古屋城徳川園など歴史ある建物や観光スポットも多い。
高速道路・新幹線など交通網が発達しているため、日本国内からのアクセスも良く、中部国際空港セントレアもあるため海外からもアクセスしやすい。

日本三大都市の一つ、名古屋。遊び尽くせないほどの観光スポットがある
日本三大都市の一つ、名古屋。遊び尽くせないほどの観光スポットがある

名古屋のおすすめの観光シーズンは?

名古屋には多彩な観光スポットがあり、屋内レジャー施設や文化施設も多いため、どの季節に訪れても楽しめる。
どの季節に訪れるか迷ったら、散策しやすい気候の春か秋がお勧めだ。春なら桜、秋なら紅葉を楽しめるのも嬉しいポイント。

名古屋の季節ごとの着衣例

  • 春(3月 - 5月): 軽めのジャケットおよび薄手のセーター
  • 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
  • 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
  • 冬(12月 - 2月): コート、厚手のセーターやジャケット

名古屋への移動方法は?

名古屋の主要駅である「名古屋駅」には、JR・名鉄・近鉄など複数の路線が乗り入れ、新幹線も停車するためアクセスが良い。
主要都市からの所要時間は以下の通りだ。

東京
新幹線で約1時間40分
大阪
在来線と新幹線を乗り継ぎ、約1時間10分
福岡
飛行機で約1時間10分

また、国際線が就航する「中部国際空港」からも約1時間でアクセスでき、海外からの旅行者にとっても訪れやすい。

名古屋観光の主要交通手段

名古屋市内ではバス・鉄道だけでなく、地下鉄も走っており、快適に移動できる。
観光ルートバスも走っており、観光ルートバスに乗れば効率よく主な観光スポットを回れる。

初めて訪れる方必見!名古屋の観光スポット19選

名古屋にはアトラクション・歴史・自然・景色・アート・日本の科学技術が楽しめる観光スポットが勢揃い。何度訪れても飽きることはないだろう。
数多くある魅力的な観光スポットの中から、厳選したスポットをご紹介。
初めて名古屋を訪れる方は、まず今回ご紹介するスポットへ訪れてみてほしい。

1. 名古屋城

江戸幕府を開いた徳川家康の命により、江戸時代初期に築かれた日本最大級の城郭。
5重の屋根がある天守閣の頂には雌雄2体の金鯱が輝いており、名古屋のシンボルとなっている。
内部は室町時代から江戸時代に活躍した絵師の集団、「狩野派」による障壁画に彩られ美しい。
1634年には最も絢爛豪華な「上洛殿」が増築され、江戸の将軍が京都に向かう際の宿泊の場ともなった。

2体の金鯱が光り輝く天守閣と、障壁画に彩られた荘厳な本丸御殿
2体の金鯱が光り輝く天守閣と、障壁画に彩られた荘厳な本丸御殿

2. 熱田神宮

約1900年前に、三種の神器(日本神話において天照大神が授けた3種類の宝物。
天皇の皇位の証として継承されてきた)のひとつである「草薙神剣」をここに祀ったことが始まりとされる。
織田信長が桶狭間の戦いの前に必勝祈願に訪れるなど、戦国時代の武将たちからも篤い信仰を集めたことでも知られる。
貴重な文化財や資料を多く収蔵している宝物館も見どころのひとつ。

「古事記」や「日本書紀」に登場する、神剣を祀る神社
「古事記」や「日本書紀」に登場する、神剣を祀る神社

3. 大須観音

真言宗智山派の別格本山の寺院で、正式名称は「北野山真福寺宝生院」。
東京浅草観音、三重の津観音とともに「日本三大観音」のひとつにも数えられる。
2月3日の節分には「宝船行列」と室町時代から続く「福の神鬼追いの儀式」を開催するなど、年間を通して行事が多数。
毎月18・28日の縁日には骨董市が開かれ、ひときわにぎわいを見せる。

本堂に吊るされた巨大な提灯は見ごたえがある
本堂に吊るされた巨大な提灯は見ごたえがある

4. 名古屋港水族館

イルカやベルーガ、シャチなどを見られる北館と、ライブコーラル水槽など多彩な水槽がある南館から成る巨大な水族館。
なんといっても、幅60m、奥行き30m、最大水深12mという日本最大のプールで繰り広げられるイルカパフォーマンスやシャチの公開トレーニングは圧巻。

日本最大のプールを舞台にイルカやシャチたちが躍動
日本最大のプールを舞台にイルカやシャチたちが躍動

5. レゴランド®・ジャパン

レゴ®ブロックの世界観に浸れるテーマパーク。
レゴ®ニンジャゴーが大活躍する「レゴ®ニンジャゴー・ワールド」や、冒険の旅をテーマにした「アドベンチャー」など、8つのエリアに分かれている。
スリル満点のジェットコースターや、本物の魚たちが泳ぐ海の中を潜水艦型ライドで探検できるアトラクションなど、レゴ®ブロックをモチーフにしたアトラクションが目白押し。

レゴ®ブロックの魅力が凝縮した、広大なテーマパーク
レゴ®ブロックの魅力が凝縮した、広大なテーマパーク

6. トヨタ産業技術記念館

トヨタグループの創業者である豊田佐吉が1911年に織機の研究開発のために創設した試験工場の場所と、建物を利用して建設された記念館。
トヨタの原点である繊維機械について紹介する「繊維機械館」と、自動車技術の変遷を紹介する「自動車館」の大きく2つに分かれている。
そのほか、ミュージアムショップやレストラン、カフェ、図書館などがあり、家族で1日楽しめる。

トヨタグループ発祥の地で、産業の歴史や技術の変遷を学ぶ
トヨタグループ発祥の地で、産業の歴史や技術の変遷を学ぶ

7. リニア・鉄道館

東海道新幹線を中心に在来線、超電導リニアまで39両の実物車両を展示。
入館して最初に入る「シンボル展示」では、C62形式蒸気機関車、955形新幹線試験電車(300X)、超電導リニアMLX01-1という、当時の世界最高速度を記録した3つの車両が出迎えてくれる。
実物を見学しながら新幹線の歴史に触れられるのもポイント。

新幹線や超電導リニアなどの車両展示を通して、日本の鉄道技術や歴史に触れられる
新幹線や超電導リニアなどの車両展示を通して、日本の鉄道技術や歴史に触れられる

8. ノリタケの森

世界中から高い評価を受ける洋食器ブランド「ノリタケ」の創業の地。
クラフトセンターの3・4階にある「ノリタケミュージアム」は「オールドノリタケ」など、歴史的、文化的に価値の高い作品を多く展示。
同じくクラフトセンターでは、ボーンチャイナの生地製造工程や、職人による絵付け作業などを見学することができる。

世界的洋食器ブランド「ノリタケ」創業の地
世界的洋食器ブランド「ノリタケ」創業の地

9. 中部電力 MIRAI TOWER

観光とテレビ放送用電波発信のために「名古屋テレビ塔」として建設され、1954年(昭和29年)に完成した名古屋のシンボルタワー。
2011年にテレビ用電波がアナログ放送からデジタル放送へ切り替わったため、集約電波鉄塔としての役目は終えている。
地上90メートルに位置する屋内展望台「スカイデッキ 」からは、名古屋の景色や遠くの山々を一望することができる。

スカイデッキからは街並みを一望。名古屋のシンボルに宿泊する特別な体験も
スカイデッキからは街並みを一望。名古屋のシンボルに宿泊する特別な体験も

10. 鶴舞公園

開園110周年を迎えた名古屋を代表する総合公園。
ローマ様式の大理石柱に岩組みという和洋折衷式の噴水塔やイタリアルネサンス風の奏楽堂など、歴史を感じさせるモニュメントやランドマークが園内の随所に見られる。
「さくらの名所100選」にも選定されており、春は大勢の花見客でにぎわいを見せる。
夜はライトアップも実施されとても美しい。

季節の花々に彩られた歴史ある総合公園
季節の花々に彩られた歴史ある総合公園

11. 名古屋市東山動植物園

約60万㎡の敷地内に動物園や植物園、遊園地などがある、一日では回りきれないほどスケールの大きい動植物園。
特に約450種の動物を展示する動物園には園のシンボル的存在のコアラをはじめ、人気者がたくさん。
ニシゴリラの「シャバー二」は「イケメン」として話題になっている。
自然の地形をそのままに活かし、植物の展示を行う植物園にもぜひ足を伸ばしたい。

ニシゴリラの「シャバー二」は「イケメン」として話題
ニシゴリラの「シャバー二」は「イケメン」として話題

12. 東山スカイタワー

東山動植物園に併設されている展望タワー。名古屋市制100周年を記念して、1989年に建てられた。
高さは地上134mだが、80mの丘の上にあるため標高では214mとなる。展望室は地上100m(標高180m)の位置にあり、JRセントラルタワーズ中部電力 MIRAI TOWER(名古屋テレビ塔)、バンテリンドーム ナゴヤ(ナゴヤドーム)など市内の風景を一望できるほか、天候次第では御嶽山や鈴鹿山脈の山並みも眺められる。

名古屋市街や遠くの山々を一望。夜景もロマンチック
名古屋市街や遠くの山々を一望。夜景もロマンチック

13. 名古屋市科学館

生命館、理工館、天文館の3棟から成り立つ、名古屋の都心にある科学館。
最大の注目はドーム内径35mという世界最大級の大きさを誇り、ギネス世界記録にも認定された「プラネタリウム NTPぷらねっと」。
最新のデジタル技術により本物に近い星空を再現しており、ダイナミックな美しさに思わず息を呑む。

世界最大級のプラネタリウムと迫力満点の体験型展示
世界最大級のプラネタリウムと迫力満点の体験型展示

14. 徳川園

徳川園は高低差の大きな地形をそのまま活かすなど、変化に富んだダイナミックな景観を楽しめるのが特長。
また、かつて尾張徳川家の江戸屋敷にあった滝を再現した「龍門の瀧」は、20分おきに水量が増すなど園内には訪れた人を楽しませる仕掛けがいっぱい。
中国式の石橋が架かり、錦鯉が優雅に泳ぐ龍仙湖の風景もぜひ写真に収めたい。

変化に富んだ景観を楽しめる、池泉回遊式の日本庭園
変化に富んだ景観を楽しめる、池泉回遊式の日本庭園

15. 徳川美術館

尾張徳川家に受け継がれてきた宝物の数々を所蔵し公開する美術館。
19代当主徳川義親が大名文化を後世に伝えることを目的として、1935年に開館した。
尾張徳川家歴代当主や夫人たちの遺愛品なども加えて、1万件余りの大名道具・美術品のコレクションを所蔵している。

御三家筆頭 尾張徳川家の格式と威厳を伝える名品の数々を展示
御三家筆頭 尾張徳川家の格式と威厳を伝える名品の数々を展示

16. 名城公園

約80haの広大な敷地に広がる総合公園。
季節の花々が咲く花壇や芝生広場、名古屋城が一望できるおふけ池、野球場などのスポーツ施設などがあり、名古屋市民憩いの場となっている。
しょうぶ園から西南方向を見渡すと名古屋城の天守閣を見ることができ、とてもフォトジェニック。

名古屋城の膝もとに広がる市民憩いの公園
名古屋城の膝もとに広がる市民憩いの公園

17. 名古屋市美術館

主に「郷土の芸術」「エコール・ド・パリ」「メキシコ・ルネサンス」「現代の美術」をテーマに作品を収集。
1年を二期ないし三期に分けて展示替えを行い、約6800点の所蔵作品の中から時期ごとのテーマにあわせた作品を展示している。

地元出身の画家の作品を中心とする豊富なコレクション。特別展も見逃せない
地元出身の画家の作品を中心とする豊富なコレクション。特別展も見逃せない

18. 名古屋港ポートビル

名古屋港ガーデンふ頭に訪れると目に飛び込んでくる、高さ63mの白いビル。
白い帆船をイメージしてデザインされたユニークな外観は、名古屋港のランドマークとして知られる。
最上階の7階には地上53mの高さからの大パノラマが広がる「展望室」があり、南には開放感たっぷりの名古屋港、北には名古屋駅の高層ビルなどをワイドビューで見渡すことができる。

展望室や博物館を備えた名古屋港のシンボル
展望室や博物館を備えた名古屋港のシンボル

19. 大須商店街

若宮大通、伏見通、大須通、南大津通の4つの通りに囲まれた区域に広がる、名古屋最大の商店街。
飲食店や古着店、雑貨店、家電販売店などありとあらゆるジャンルの約1200店や施設がひしめき合っており、独特の雰囲気を醸している。
東京の秋葉原、大阪の日本橋とともに「日本三大電気街」にも数えられており、家電販売店やパソコンショップも多数。

老舗から“オタク系”のショップまで混在する、名古屋最大の商店街
老舗から“オタク系”のショップまで混在する、名古屋最大の商店街

名古屋ですべきこと5つのこと

ここからは、名古屋を観光するならプランに入れておきたい“5つのこと”を紹介する。
内容を参考にすれば、観光プランを迷わず立てられるだけでなく、名古屋の魅力も存分に満喫できるだろう。

1. 名古屋のシンボル・名古屋城を散策する

名古屋を観光するなら、シンボルである名古屋城には必ず訪れたい。
数ある見どころの中でも、天守閣の屋根に設置された「金の鯱」は特に有名。
「鯱」とは海の「シャチ」ではなく、頭が龍または虎で、胴が魚の姿をした想像上の生物。
火災から守ってくれるという伝説があり、建物の守り神として祀られている。
また、本丸御殿内の多彩な障壁画も必見だ。

天守閣に設置されている金の鯱
天守閣に設置されている金の鯱
本丸御殿内の障壁画
本丸御殿内の障壁画

2. 名古屋屈指のパワースポット・熱田神宮を参拝

名古屋城と並んで有名な熱田神宮も、外せない観光スポットのひとつ。
敷地面積は約19万㎡を誇り、本宮のほか別宮・摂社・末社を合わせると45社もある。貴重な文化財や資料を収蔵した宝物館も併設。境内は自然豊かで、参道を散策するだけで心が和む。
「熱田神宮」にある様々なお守りの中でも、注目すべきは「勝守」。
舞楽装束の柄をデザインしたお守りと、ミサンガのような勝紐がセットになっており、持っていると勝利を導くと考えられている。
熱田神宮を参拝したら、勝守は必ずいただいていこう。

豊かな自然と歴史にあふれた境内をゆっくり参拝してみよう
豊かな自然と歴史にあふれた境内をゆっくり参拝してみよう

3. 名古屋めし・モーニング文化を堪能

名古屋を観光するなら、”名古屋めし”と呼ばれるご当地グルメも堪能したい。
代表的な名古屋めしは、以下の5つだ。

手羽先
外はカリッと中はしっとりとした食感と、名古屋独自のタレやスパイスで味付けされた濃い味付けが特徴。
ひつまぶし
蒲焼きにしたうなぎを細かく刻み、ご飯の上に載せた料理。
味噌カツ
ジューシーな豚カツに濃厚で甘辛い味噌ダレをたっぷりかけた料理。
味噌煮込みうどん
八丁味噌をベースにした濃厚なスープで、コシの強い麺と具材を煮込んだ麺料理。
きしめん
幅広で平たく、つるっとした喉ごしが特徴の麺料理。

また、ドリンクを1杯注文すると、トーストやゆで卵などの朝食が付くモーニング文化が有名。
モーニングには、バタートーストに小倉あんを乗せた「小倉トースト」が提供されるお店が多いのも特徴のひとつだ。

せっかくなら朝食にモーニング文化を満喫しよう
せっかくなら朝食にモーニング文化を満喫しよう

4. 大須商店街で買い物や食べ歩きを楽しむ

グルメもショッピングも満喫したいなら、名古屋最大の商店街「大須商店街」へ足を運ぼう。
1,200もの店舗や施設が軒を連ね、様々なジャンルのショップやグルメスポットが点在。
若者向けのファッションや雑貨だけでなく、ミニバーガーや和菓子など食べ歩きグルメも充実している。
電気街・オタク街としても知られており、パソコンや様々な電子機器などのパーツが豊富に揃うお店や、メイド喫茶・アニメショップなどのサブカルチャーのショップなども揃う。

様々なジャンルのグルメとお買い物を楽しめるスポット
様々なジャンルのグルメとお買い物を楽しめるスポット

5. 名古屋最大の繁華街・栄でショッピングを満喫

名古屋だけでなく愛知全体でも最大級の繁華街が「栄」だ。
百貨店や大型商業施設が立ち並び、栄駅直結の地下街には70店舗以上のショップが集まっている。
ハイブランドからファストファッション、日用品、お土産まで幅広いジャンルの買い物ができるのが特徴だ。
休憩に立ち寄りたくなるおしゃれなカフェやレストランも多く、名古屋で買い物を楽しむなら外せないエリアといえる。

名古屋最大の繁華街・栄
名古屋最大の繁華街・栄

特別な体験ができる名古屋のスポット7選

多彩な魅力を持つ名古屋を観光するなら、定番の観光スポットを巡るだけでなく、特別な体験ができる場所にも足を運びたい。
ここからは、名古屋ならではの体験を楽しめるスポットを厳選して紹介する。

1. 別小江神社

927年に成立した「延喜式(えんぎしき)」にも名が記されており、織田信長(おだ のぶなが)、豊臣秀吉(とよとみ ひでよし)、徳川家康(とくがわ いえやす)といった戦国武将からも厚く崇敬されたと伝わる神社。
伝統と格式を受け継ぎながらも、現代的で華やかな境内はフォトジェニックだとSNSでも話題になっている。
鳥居前のカラフルな提灯や、季節の花々を浮かべた花手水(はなちょうず)、色とりどりの和傘で装飾された本殿など、見どころが多い。
彩り豊かな御朱印も人気なので、参拝の際は忘れずにいただこう。

アートな御朱印やフォトスポットで話題の歴史と由緒ある神社
アートな御朱印やフォトスポットで話題の歴史と由緒ある神社

2. 有松の古い町並み

有松駅そばの旧東海道沿いには、江戸時代の豪商や町家が並ぶ。
1784年には、天明の大火によって村の大半が消失してしまったが、その後、屋根を瓦葺にかえ、うだつを設けるなど、火災に備えた造りで立て直され、今も江戸の面影を残している。
町並み保存地区には、江戸末期建造と推定される大邸宅「岡家住宅」が一般公開(土・日のみ)されており、1階の連子格子となまこ壁、2階の虫籠窓と塗籠造り、波型の軒裏などを見ることができる。

旧東海道沿いの江戸情緒あふれる町並み
旧東海道沿いの江戸情緒あふれる町並み

3. 世界コスプレサミット

名古屋市で開催される世界最大級のコスプレの祭典。初開催以来20年以上の歴史を持ち、参加国も年々増加。
毎年20万人以上の来場者を記録するビッグイベントとして世界から注目されている。
期間中はオアシス21Hisaya-odori Park、大須商店街などをコスプレ撮影・散策エリアとして開放。世界のコスプレイヤーと交流できるまたとないチャンスだ。

毎年20万人以上が訪れる世界最大級のコスプレの祭典
毎年20万人以上が訪れる世界最大級のコスプレの祭典

4. 久屋大通庭園フラリエ

一年を通じて多くの花が咲き、四季それぞれに美しい姿を見せる庭園。」カラフルなバラを主役に、クレマチス、ハーブ、カラーリーフなどの花々が咲き誇る「ハーモニーガーデン」や、「東南アジアのリゾートの庭」のコンセプトとした「アジアンガーデン」など、テーマの異なる6つの庭園で構成されている。

花々が咲き誇る都心のオアシス
花々が咲き誇る都心のオアシス

5. SUNSHINE SAKAE

名古屋のメイン通りのひとつ錦通沿いに建つ、壁面に設置された観覧車が特徴的なビル。
「Sky-Boat」と呼ばれる観覧車は直径40mあり、最高で地上52mの地点に達する。
ボディがすべて透明で、宙に浮かんでいるような感覚で栄のランドマークを一望。とくに夜は中部電力 MIRAI TOWER、オアシス21がライトアップされ、ひときわ美しい。

栄エリアの美景を眺める観覧車がシンボルの複合ビル
栄エリアの美景を眺める観覧車がシンボルの複合ビル

6. 東谷山フルーツパーク

東谷山フルーツパークは、豊かな自然に囲まれた農業公園。名古屋市の東北端、東谷山のふもとに位置し、1980年4月に開園した。
園内17の果樹園ではナシやリンゴ、ブドウといった身近な果物が、世界の熱帯果樹温室ではバナナやパパイアなど100種類以上の熱帯・亜熱帯果樹がそれぞれ栽培されている。
温室ではまるでジャングルに迷い込んだような気分を味わえる。

17の果樹園と100種類以上の熱帯・亜熱帯果樹が大集合
17の果樹園と100種類以上の熱帯・亜熱帯果樹が大集合

7. カブキカフェナゴヤ座(円頓寺商店街)

名古屋駅から徒歩約15分の場所に広がる、長い歴史を持つ商店街。
昭和レトロな雰囲気が漂うアーケードには約30店舗が軒を連ね、なかには明治時代から続く老舗もある。
古い建物を活かしたカフェやバーなど、新しい飲食店も増えており、流行と懐かしさ
を同時に感じられるのが魅力だ。
また、毎週水・金・土・日に「ナゴヤカブキ」が上演される劇場「カブキカフェ ナゴヤ座」にも注目したい。

名古屋・円頓寺商店街発の新感覚エンターテインメント
名古屋・円頓寺商店街発の新感覚エンターテインメント

“名古屋めし”を味わうなら訪れるべき名店5選

名古屋に数ある飲食店の中でも、”名古屋めし”を味わえる名店を厳選してご紹介。
どこでランチ・ディナーを食べるか迷ったら、まずはこれから紹介するお店へ足を運んでほしい。

1. 矢場とん 矢場町本店

1947年創業の名古屋名物「みそかつ」の名店。
1年半熟成させた愛知県産の天然醸造の豆味噌を使用したソースを、とんかつにたっぷりとかけて味わう。
肉は南九州産の上質な豚肉を使用しており、やわらかく甘みがあるのが特徴。
約22cmの大きさの「わらじとんかつ」が一番の人気メニュー。
鉄板にのった状態で提供され、最後まで熱々のみそかつを味わえる「極上リブ鉄板とんかつ定食」なども人気だ。

天然醸造の味噌で作るサラリとしたソースを、上質なトンカツにたっぷりと
天然醸造の味噌で作るサラリとしたソースを、上質なトンカツにたっぷりと

2. あつた蓬莱軒 本店

熱田神宮の門前町で1873年に創業した、名古屋名物のうなぎ料理「ひつまぶし」発祥の店。
「ひつまぶし」とは蒲焼きにしたうなぎを細かく刻んで、「お櫃」と呼ばれる容器に盛られたご飯の上にのせたもので、あつた蓬莱軒の登録商標となっている。
新鮮なうなぎを備長炭で皮はパリッ、身はふっくらとした食感に焼き上げている。
代々受け継いできた秘伝のタレもおいしさの秘訣。

3通りの味わい方を楽しめる名古屋の名物うなぎ料理「ひつまぶし」の発祥店
3通りの味わい方を楽しめる名古屋の名物うなぎ料理「ひつまぶし」の発祥店

3. 世界の山ちゃん 本店

鶏の手羽先を揚げ、辛さと風味が際立つ「幻のコショウ」と「秘伝のタレ」がやみつきになる、「幻の手羽先」が名物。
コショウ辛さが際立つ味付けはビールとの相性がよく、「幻」のようにあっという間に皿からなくなってしまう。
手羽先を二度揚げするのがおいしさの秘訣で、外側はパリッと身はジューシーな食感に仕上げている。

コショウ辛さが際立つ「幻の手羽先」はビールとの相性抜群
コショウ辛さが際立つ「幻の手羽先」はビールとの相性抜群

4. 山本屋総本家 本家

豆味噌をベースとしたツユで麺を煮込んで作る名古屋名物「味噌煮込みうどん」の老舗。
愛知県岡崎市の「カクキュー八丁味噌」に白味噌をブレンド。
昆布、カツオ、シイタケから取るだしをベースにした透明なツユを合わせている。
麺には一切塩を使っておらず、歯ごたえを感じるコシの強い食感が特徴だ。
土鍋の蓋を取皿代わりにして、冷ましながら食べる客も多い。また、ご飯とも相性がよく合わせて注文するのがおすすめ。

味噌ダシの濃厚さを感じられる名物料理「味噌煮込みうどん」を味わえる
味噌ダシの濃厚さを感じられる名物料理「味噌煮込みうどん」を味わえる

5. まるは食堂 JR名古屋駅店

JR名古屋駅構内の「名古屋うまいもん通り 広小路口」にある「まるは食堂 JR名古屋駅店」。
名古屋でエビフライといえば真っ先に名前が挙がる、有名店のひとつだ。
看板メニューは、大きなエビフライが2本にご飯・小鉢・味噌汁・漬物が付いた「エビフライ定食」。
サクサクの衣とプリプリの身を同時に楽しめるのが魅力で、タルタルソースをたっぷりかけて味わいたい。
ランチはもちろん、夜はフードやドリンクの種類も多く、時間帯を問わず利用しやすい。

当日水揚げされた新鮮な海老を堪能できる「エビフライ定食」(※写真はイメージです。)
当日水揚げされた新鮮な海老を堪能できる「エビフライ定食」(※写真はイメージです。)

買い物するならまずはココ!名古屋の厳選ショッピングスポット5選

名古屋には観光スポットや飲食店だけでなく、商業施設も多い。
そのため、観光プランにはショッピングの時間も組み込んでおきたい。
買い物を楽しむなら、これから紹介するスポットにぜひ足を運んでほしい。

1. オアシス21

ガラスの大屋根「水の宇宙船」がシンボルの立体型公園。
施設内にはバスターミナルがあり、地下鉄線・名鉄線とも直結するなどアクセスの拠点にもなっている。
「銀河の広場」を囲むようにして約30の飲食店やショップがある。
愛知県産の野菜や食料加工品、地酒などを販売しているアンテナショップはおみやげ選びにも最適。アニメやマンガのキャラクターショップもチェックだ。

建築の美しさも話題の立体型都市公園
建築の美しさも話題の立体型都市公園

2. JRセントラルタワーズ

高さ200mを超える2つのタワーから成る、ターミナル駅直結のビル。
百貨店のジェイアール名古屋タカシマヤ、名古屋マリオットアソシアホテル、レストラン街、オフィスなどが複合している。
ジェイアール名古屋タカシマヤは地下2階から11階まで全13フロアで構成。
日本全国の有名スイーツショップが集結しており、行列を成すことも多い。

百貨店やレストラン街、ホテルなどが入る駅直結の超高層ビル
百貨店やレストラン街、ホテルなどが入る駅直結の超高層ビル

3. ミッドランドスクエア

名古屋駅前にそびえる複合ビル。高さ247mは、東海地方の建築物のなかでNo.1だ。
商業棟には高感度な海外ブランドのブティックや高級レストラン、カフェが立ち並ぶほか、シネマコンプレックスやレクサス車の魅力に触れられるギャラリーなどもある。
オフィス棟44F-46Fにある屋外展望台「スカイプロムナード」からは、名古屋の街並みをほぼ360度一望。

地上220mの屋外展望台から名古屋の街並みを一望
地上220mの屋外展望台から名古屋の街並みを一望

4. 松坂屋 名古屋店

創業400年以上の歴史を持つ老舗百貨店で、地下鉄栄駅から徒歩約5分の便利なロケーションにある。
本館・南館・北館の3館で構成され、国内外のラグジュアリーブランド、化粧品、食料品、家具、子供服まで幅広いラインナップがそろう。
南館の地下1階には「ハンズ」、4〜6階には「ヨドバシカメラ」など大型専門店も入っている。
北館「GENTA」には、大人の男性向けのファッションブランドが集まり、上質な買い物を楽しめるのが特徴だ。

創業400年以上と長い歴史を持つ老舗百貨店
創業400年以上と長い歴史を持つ老舗百貨店

5. サカエチカ

名古屋のメインストリートである広小路通の真下に位置し、地下鉄「栄駅」と直結する地下街。
周辺の商業施設とも地下でつながっており、雨の日でも快適に移動しながらショッピングを楽しめる。
ファッション・アクセサリー・グルメ・化粧品・雑貨など、約70店舗が並び、幅広いジャンルの買い物に対応している。
飲食店も多く、ランチや休憩にも利用しやすい。
中心部にはイベントスペース「クリスタル広場」があり、地元の人々の待ち合わせ場所として親しまれている。

栄の商業施設や観光スポットへ移動しながら買い物を楽しめる
栄の商業施設や観光スポットへ移動しながら買い物を楽しめる

名古屋ならではの滞在時間を過ごせる宿泊施設5選

名古屋にはホテルや旅館が多く、リーズナブルな宿から豪華なラグジュアリーホテルまで選択肢が幅広い。
ここでは、その中でも非日常を味わえるラグジュアリーホテルを厳選して紹介する。
名古屋ならではの滞在体験ができる宿ばかりなので、宿泊先を探しているなら、ぜひこれから紹介する5つのホテルから選んでほしい。

1. 名古屋マリオットアソシアホテル

JRセントラルタワーズ内にあるホテル。
15〜52階に位置するゲストルームやレストランからは、名古屋の街並みを一望できる。ワンランク上のホテルステイを楽しめるコンシェルジュフロアやスイートルーム、3〜4人で宿泊できるファミリールームなどさまざまなタイプのゲストルームを用意している。
8つのレストラン&バーを備えているのも魅力。日本料理、中国料理、フレンチ、鉄板焼などジャンルも幅広い。
地上210mに位置するフランス料理「ミクニナゴヤ」とスカイラウンジ 「ジーニス」では、高層階からの景色とともに食事を楽しめる。

デラックスツインルーム(一例)
デラックスツインルーム(一例)

2. 名古屋プリンスホテル スカイタワー

名古屋駅から名古屋臨海高速鉄道あおなみ線で1駅の「ささしまライブ」駅直結のホテル。
「空の浮きふね」をコンセプトとした全客室が地上32〜36階の高階層にあり、名古屋の夜景を一望することができる。
名古屋駅を次々と発着する鉄道を高層から眺めていると、ジオラマを見ているような気分にさせられる。
31階に位置する「Sky Dining 天空」では、地上140mから名古屋高層ビル群を一望できる開放的な空間で、季節ごとの料理をブッフェスタイルで楽しめる。

名古屋のホテルで夜景を楽しむ
名古屋のホテルで夜景を楽しむ

3. 名古屋東急ホテル

ヨーロピアンテイストの空間が広がる、エレガントなホテル。
シンプルでありながら快適性が素晴らしいスタンダードタイプから、ヨーロピアンテイストと現代的なエッセンスが融合した各種スイートルームなど、さまざまな宿泊ニーズに応えている。
フレンチや鉄板焼、日本料理などレストランも充実。なかでも1階オールデイダイニング「モンマルトル」では明るい自然光のなか、窓の外に滝を眺めながらブッフェスタイルでの食事を楽しめる。

ヨーロピアンテイストの気品が薫る格調高いホテルで、上質なステイを
ヨーロピアンテイストの気品が薫る格調高いホテルで、上質なステイを

4. エスパシオ ナゴヤキャッスル

名古屋城の堀沿いに建つアートミュージアムホテル。
「21世紀の城」をコンセプトに、日本の歴史と伝統を現代アートと融合させた空間が特徴だ。
客室には伝統工芸の技が散りばめられ、非日常的で美しい空間が広がる。
4階のレストランフロアには、日本を代表するシェフが手がけるフランス料理・日本料理・鮨・天ぷら・鉄板焼・中国料理などが並び、地元の旬の食材を使った多彩な料理を味わえる。
名古屋市内では珍しい天然温泉に浸かれる温浴施設や、美しいモザイクタイルが印象的なプールなど、館内設備も充実。

名古屋の歴史と伝統を感じられる、非日常的な空間が広がる
名古屋の歴史と伝統を感じられる、非日常的な空間が広がる

5. 名古屋観光ホテル

1936年開業の名古屋市内で最も長い歴史と伝統を誇るホテル。
「中部の迎賓館」として、国内外の賓客やVIPを多数もてなしてきた。
客室は機能的なビジネスタイプからファミリータイプ、ラグジュアリータイプまで用意しさまざまな宿泊ニーズに対応。
ホテル内には合計8のレストラン&バーがあり、フレンチ、中国料理、日本料理などジャンルも豊か。特にメインダイニングの「エスコフィエ」は滞在中にぜひ利用したい名店。

上質な滞在を楽しめるデラックスフロア
上質な滞在を楽しめるデラックスフロア

名古屋で必ず買うべき定番のお土産5選

名古屋の旅の思い出としてお土産を選ぶなら、これから紹介する定番商品がおすすめだ。
いずれも主要駅や空港で購入しやすく、旅行の最後に立ち寄って選べるのも嬉しい。
どれを買うか迷った時は、紹介するお土産を選べばまず間違いない。

1. 東海寿「小倉トーストラングドシャ」

名古屋土産の定番で、累計1億枚以上の販売数を誇る人気のお菓子。
トーストにたっぷりのバターとあんを乗せたメニューで、喫茶店文化が根強い名古屋で80年以上の歴史を持つ「小倉トースト」からヒントを得たユニークさが魅力。
小倉あんとマーガリンの風味を効かせたチョコをラングドシャでサンド。
さっくりとした食感と小倉あん風味のチョコの組み合わせはまさしく小倉トースト。

小倉トーストを大胆にアレンジした定番の名古屋土産
小倉トーストを大胆にアレンジした定番の名古屋土産

2. ジェイアール東海フードサービス株式会社「ぴよりん」

愛知県が誇るブランド鶏「名古屋コーチン」の卵を使ったひよこ型スイーツ。
「名古屋コーチン」の卵を使ったプリンを、バニラの香り豊かなババロアでつつみ、粉末状にしたふわふわのスポンジ生地をまとわせ、ひよこ型に飾りつけ。
羽やくちばし、トサカなど細やかな部分まで手作業で作り上げるため、一つひとつ表情が異なるのも魅力。
ひよこ型スイーツをいかに崩さずに持ち帰れるかという「ぴよりんチャレンジ」が話題で、連日売れ切れ状態が続いている。

キュートでおいしいひよこ型の新名古屋名物
キュートでおいしいひよこ型の新名古屋名物

3. 坂角総本舖「ゆかり」

日本で縁起がよいとされる海老のすり身を使った煎餅菓子。
江戸時代には尾張藩の藩主、徳川光友にも献上されたと伝えられ、由緒正しく特別感のある逸品だ。
1枚に7尾の天然海老を使っており、江戸時代から受け継がれる独自の二度焼き製法で丹念に焼き上げる。
さらに乾燥にじっくり時間をかけることで、旨みとコクを最大限に引き出している。

ゆかり12枚入り。ほかにも8枚入りや56枚入りなどもある
ゆかり12枚入り。ほかにも8枚入りや56枚入りなどもある

4. 大須ういろ「ウイロバー」

米粉などから作られる蒸菓子の「ういろ」は、名古屋の定番土産。
そのういろに斬新なデザインを取り入れ、若い世代からも支持されているのが「ウイロバー」だ。
見た目も食べ方も従来のういろとは一線を画すもので、アイスキャンディーのように棒が付いているのがポイント。
かわいいビジュアルは、SNSでも評判となっている。
包丁で切らず、食器も使わず、パクっと味わえるのもうれしい。

アイスキャンディーのようなルックスは「おしゃれでかわいい」と若い世代からも評判
アイスキャンディーのようなルックスは「おしゃれでかわいい」と若い世代からも評判

5. 敷島製パン株式会社「なごやん」

名古屋を代表する銘菓「なごやん」は、敷島製パン株式会社が昭和32年(1957)に発売したロングセラー。
カステラ生地の中にまろやかな黄味あんが詰まった焼き菓子だ。
ほんのりした甘さとやさしい風味が、長く愛され続ける秘密。
素朴な味わいと手軽な価格、しっかりしたボリュームでファンの心をつかんでいる。

60年以上愛され続ける名古屋を代表する焼き菓子
60年以上愛され続ける名古屋を代表する焼き菓子

【シーズン別】名古屋でお勧めのお祭り・イベント

名古屋では年間を通して多くのイベントが開催されている。
ここでは、その中でも特に人気が高く、季節の魅力を感じられる代表的な祭りやイベントを紹介する。
旅行のタイミングと重なるものがあれば、ぜひ観光プランに組み込んでほしい。

春:名古屋城 春まつり

例年3月末から5月初旬にかけて名古屋城で開催される春の恒例イベント。
名古屋を代表する桜の名所である名古屋城には、ソメイヨシノやシダレザクラなど約10種類・900本もの桜が咲き誇る。
日没後にはライトアップが行われ、幻想的に浮かび上がる名古屋城と桜の共演も見逃せない。
期間中は、名古屋をはじめ各地のグルメを楽しめるブースや、伝統芸能、茶会など多彩な体験イベントが開催される。
また、普段は公開されていない西南隅櫓の特別公開が行われる年もあり、こちらも大きな見どころだ。

花見と多彩なイベントを楽しめる春まつり
花見と多彩なイベントを楽しめる春まつり

夏:海の日名古屋みなと祭

1946年から続く、名古屋の夏の風物詩「海の日名古屋みなと祭」。
例年7月第3月曜日に、名古屋港ガーデンふ頭一帯を会場として開催される。
マーチングバンド・和太鼓・ジャズコンサートなどのステージイベントをはじめ、海洋少年団や音楽隊のパレード、地元住民による総踊りなど、多彩なプログラムが楽しめる。
フィナーレを飾る花火大会では、メモリアル花火やスターマインなど、約3,000発の花火が夜空を彩る。
迫力ある音と光の共演は、祭りの締めくくりにふさわしい景色だ。

イベントのフィナーレを飾る花火大会
イベントのフィナーレを飾る花火大会

秋:名古屋まつり

1955年から毎年開催されている、名古屋最大の秋のイベント「名古屋まつり」。10月中旬の土日の二日間にわたって行われる。
織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の三英傑が鎧武者を従えて行進する「郷土英傑行列」をはじめ、市指定文化財の「山車揃」や「神楽揃」、華やかなフラワーカーなど、豪華絢爛な行列が最大の見どころだ。
久屋大通公園やオアシス21などの会場では、郷土芸能のステージパフォーマンスのほか、名古屋グルメを楽しめる屋台も多数出店し、街全体が祭りムードに包まれる。

名古屋の歴史と伝統文化を感じられる秋まつり
名古屋の歴史と伝統文化を感じられる秋まつり

冬:名古屋港ウィンターイルミネーション

12月初旬から12月25日にかけて開催されるイルミネーションイベント。
名古屋港ガーデンふ頭臨港緑園(つどいの広場)と名古屋港水族館正面入口階段が会場となり、日没後は幻想的でフォトジェニックな光景が広がる。
会場には、センターツリー、光の回廊、光の滝など多彩なイルミネーションが登場し、ハートのオブジェなどのフォトスポットも設置される。
名古屋港水族館や名古屋港シートレインランドなどの人気観光スポットとあわせて楽しめるのも魅力だ。

人気観光スポットを巡りながらイルミネーションも満喫しよう
人気観光スポットを巡りながらイルミネーションも満喫しよう

名古屋観光で注意すべき5つのこと

名古屋観光を満喫するためにも、知っておきたい注意点を5つ紹介する。
下調べや準備不足で後悔することがないよう、ぜひ参考にしてほしい。

1. 観光スポット感の距離が意外にある

名古屋市内は栄駅・伏見駅周辺だけでなく、名古屋港周辺や名古屋城のある北部など、観光スポットが広い範囲に点在している。そのため、徒歩だけで複数のエリアを巡るのは難しい。
スムーズに観光するためにも、移動手段は事前に確認しておきたい。
市内は地下鉄網が発達しており、地下鉄と市バスを組み合わせれば効率よく移動できるのでお勧めだ。
名古屋港エリアなど一部のスポットはアクセスに時間がかかるため、移動時間も含めたスケジュールを組んでおきたい。
1日に多くのスポットを詰め込むと移動に追われてしまうこともあるため、エリアごとに分けて巡ると無理なく楽しめる。

名古屋市内の主要交通手段となる地下鉄
名古屋市内の主要交通手段となる地下鉄

2. 名古屋めしは味が濃い傾向がある

味噌カツ・味噌煮込みうどん・手羽先・台湾ラーメンなど、名古屋めしは濃厚な味付けが特徴だ。
特に赤味噌を使った料理は独特のコクと塩気があり、普段薄味に慣れている人には濃く感じることもある。
初めて食べる場合は、量を控えめに注文したり、数人でシェアしたりするとちょうど良い。
人気店はボリュームの多いメニューが多いため、注文前に写真や口コミを確認しておくと安心だ。
また、台湾ラーメンなど辛さが強い料理もあるため、子ども連れの場合は辛さの有無もチェックしたい。
名古屋めしは個性が強いが、その分クセになる味わいも魅力なので、好みに合わせて楽しんでほしい。

特徴である濃厚な味付けを心地良く堪能しよう
特徴である濃厚な味付けを心地良く堪能しよう

3. 名古屋駅は構造が複雑で迷いやすい

名古屋駅はJR・名鉄・近鉄・市営地下鉄など多くの路線が集まる巨大ターミナルで、改札も出口も非常に多い。
駅と広大な地下街が直結しており、地上への出口も多いため、目的地に最も近い出口を見つけるのが難しい。
ホテルや商業施設へ向かう際は、最寄りの出口番号が指定されていることが多いので、事前に必ず確認しておきたい。
また、JRと名鉄・近鉄の乗り換えは徒歩移動が必要で、構内の混雑も相まって時間がかかる。
スムーズに移動するためにも、ルートを事前に確認し、時間に余裕を持ったスケジュールを組んでおこう。

複雑な構内で迷わない下調べをしっかりしておこう
複雑な構内で迷わない下調べをしっかりしておこう

4. モーニングの「提供時間」は店ごとに違う

名古屋の喫茶店文化を象徴する「モーニング」の提供時間は、店舗によって大きく異なる。
一般的には8時から11時に提供しているお店は多いが、7時から利用できる店もあれば、9時以降でないと注文できない店もある。
観光中に利用する場合は、訪れたい店の営業時間とモーニングの提供時間を事前に確認しておきたい。
人気店は混雑しやすく、行列ができることもあるため、時間に余裕をもって訪れるのがおすすめだ。
また、モーニングの内容も店ごとに大きく違うため、食べたいメニューが決まっているなら事前にチェックしておくと満足度が高い。

モーニングを楽しむ店舗を決めたらサービス提供時間も確認しよう
モーニングを楽しむ店舗を決めたらサービス提供時間も確認しよう

5. レゴランド・ジャパンと名古屋港水族館は思ったより広い

レゴランド・ジャパンと名古屋港水族館は敷地が広く、想像以上に歩くことになる。
特にレゴランドは屋外エリアが中心のため、天候の影響を受けやすい。
雨の日や暑い日は、レインウェアや日よけ対策をしておきたい。
子ども連れの場合は、休憩スポットや飲食店の場所を事前に把握しておくと安心だ。ベビーカーで移動しやすいルートを確認しておくと負担が少ない。
また、効率よく施設内を巡るためには、ショーやアトラクションの開始時間を調べておくのも重要だ。

レコランド・ジャパンのホテルを利用するのもひとつの選択肢
レコランド・ジャパンのホテルを利用するのもひとつの選択肢
日本国内でも屈指の規模を誇る名古屋港水族館
日本国内でも屈指の規模を誇る名古屋港水族館

名古屋近郊のお勧め観光スポット5選

名古屋だけでなく、名古屋近郊にも魅力的な観光スポットは多い。
これから紹介する名古屋近郊の観光スポットでは、主に歴史的建造物と自然が調和した美しい景色を楽しめる。
家族で1日遊べるスポットや話題のジブリパークも名古屋近郊にあるので、紹介するスポットをぜひ観光プランに取り入れてほしい。

1. 博物館明治村

昭和40年に開村した野外博物館で、明治期を中心とした芸術上、歴史上価値ある建造物を移築、保存、展示しており、重要文化財11件をはじめ、数々の文化財を間近に見ることができる。
なかでも人気が高いのは、アメリカの有名建築家フランク・ロイド・ライト設計の「帝国ホテル中央玄関」。大正12年に竣工され、幾何学模様の彫刻や透かしテラコッタによる装飾が美しい。
博物館明治村は名古屋市近郊の犬山市ではあるが、人気の観光スポットなのでぜひ足を伸ばしてほしい。

テレビや映画のロケ地としても知られ、明治時代へタイムトリップできる博物館
テレビや映画のロケ地としても知られ、明治時代へタイムトリップできる博物館

2. 犬山城

全国で5つのみの国宝に指定されている天守は、現存最古といわれ前期望楼型天守の特徴を備えていることで有名。
室町時代の1537年、織田信長の叔父、織田信康によって建てられたといわれる。
後方を木曽川に守られた小高い山の上に建つ「後堅固の城」。城下町と一体となり、交易や政治、経済の要衝として重要な拠点となった。

国宝5城のひとつ、古風な木造天守をもつ断崖に建つ城
国宝5城のひとつ、古風な木造天守をもつ断崖に建つ城

3. 愛・地球博記念公園 (モリコロパーク)

2005年に開催された万国博覧会「愛・地球博」長久手会場跡地に開設された広大な公園。
会期中は迎賓館・レセプションホールとして使用されていた建物は「愛・地球博記念館」となっており、外国パビリオンなどからの寄贈物など300点以上を展示。

「愛・地球博」の会場跡地に広がる自然豊かな公園
「愛・地球博」の会場跡地に広がる自然豊かな公園

4. ジブリパーク

ジブリパークは、愛知県長久手市にある「愛・地球博記念公園内」に設立された、スタジオジブリの世界を表現した公園施設。
2022年11月に開園、2024年3月には新エリア「魔女の谷」がオープンし、現在は全5エリアから成っている。
各エリアには、ジブリ作品に登場する建物やアトラクションが表現されていて、訪れる人々は映画の世界に入り込んだような体験ができる。
一つひとつの展示物が丁寧かつ忠実に作られており、自分が主人公になったかのような気分・目線でパーク内を歩けるのが魅力だ。

スタジオジブリ作品の世界が目の前に広がる
ⓒ Studio Ghibli スタジオジブリ作品の世界が目の前に広がる

5. なばなの里

広大な園内に季節の花々が咲き誇るテーマパーク。春はチューリップ・ネモフィラ、秋はコスモスなど季節ごとに花が見頃を迎え、ライトアップも実施される。
また、ベゴニアをはじめ世界各国から集めた数百種・約1万2000株の花々を集めた大温室「ベゴニアガーデン」では、年間を通して美しい花々を鑑賞することができる。
近年最も注目を集めているのが、毎年秋から春頃まで開催される「なばなの里イルミネーション」。

花とグルメを楽しめる広大なテーマパーク
花とグルメを楽しめる広大なテーマパーク

名古屋観光に関するよくある質問

Q

短い時間で名古屋を満喫するためには、どこに行けば良い?

A

繁華街と人気観光スポットの集まる栄駅と伏見駅がお勧め。

Q

中部国際空港から名古屋市街地へのアクセスは?

A

名古屋空港駅から特急に乗れば、名鉄名古屋駅まで約1時間です。

Q

名古屋市街地からジブリパークへのアクセスは?

A

名古屋駅からは地下鉄とリニアを乗り継ぎ、約50分です。

まとめ

日本の三大都市のひとつである名古屋には、魅力的なスポットが数多くある。
この記事では、その中でも訪れておきたい観光スポットや飲食店、宿泊施設などを厳選して紹介してきた。名古屋観光で行き先に迷ったときは、ぜひ参考にしてほしい。
また、名古屋以外にも愛知県内には魅力的な観光地が点在している。せっかくなら、以下の記事を参考に名古屋以外の観光地にも足を伸ばしてみよう。